子供たちの大冒険 その10(冒険完了)
さて、結論から言おう。
俺は負けた。あと2体倒せば勝てたのに、俺が狙った魔物をギームは斧を投げ、殺してくれていた。
ある意味ありがた迷惑だ。そのため、今回は負けたので、仕方なく試作品の1番をプレゼントすることにしたが、今はできない。とりあえず、食材がほしい。みりんや砂糖、しょうゆ、昆布と卵と肉、たまねぎ、米がほしい。
そう、今回の食材で作るのは親子丼だ。え?寿司屋なのに親子丼?と思われるだろうが、関係ない。俺は食べ物が好きなので、ひとつにこだわる事はしない。おいしいものをおいしく楽しく食べれればいいのだ。
というわけで、ダーク様にはまたご面倒かけるか…。
さて、そんなくだらないことを考えながら、今までの道を戻っていた。
もちろん、シャインとセーラは一緒なので6名での行動だ。
6人とはいえ、戦いに慣れない俺たち4人を引き連れているので、2人には負担をかけている。
だが、2人には特別報酬で料理のプレゼントだ。
もちろん、基本は俺が作るのだから当たり前だ。
適材適所といわんばかりに、女子2人は水や薬草などの準備と調理補助、ギームは木を探し、火の元の確保、シャインとセーラは肉(魔物の狩り)担当と役割が勝手にされていたので、俺が調理するしかない。
まあ、うまいものを作るとしたら、水煮がメインだ。塩味で、出汁もとれるので、おいしくいただいてます。
さらに、ついでに燻製もしているので、移動中のおやつも確保している。
そんなこんなで、無事にシーザー村に戻ってきたのだった。
ラーラ、アーク、サラダは今か今かと待っていたらしく、すぐにこっちに近づいてきた。
うれしい。
でも、ダーク様とクリフ、ライズは同伴者がエルフであることに気がつき、警戒心を露にしていた。
そして、アーク、シャイン、サラダ、ダークの4人で話がしたいとのことなので、俺たちは離れた。
俺は料理の件もあり、どうしようか悩んでいたところ、突如クリフが俺のことを呼び出してきた。
あいつは苦手なので、近づきたくないが、呼ばれたので仕方なく行った。
「とりあえず、人が居ない所で話がしたい。お主に危害を加えるつもりも無いので、ついて来てくれないか?」そういわれたので、ついて行った。
着いていった場所はいつもの木の近くに川だ。
クリフはおもむろに近くにおいてある棒に手を伸ばした。
本来なら殴られる棒だと思ったりするが、危害を加えないというクリフの言葉を信じているので、何を出すか興味はあった。
そして出された棒には紐と針だ。いわゆる釣竿だ。
「サラダ様たちの話が長くなるので、時間があるだろう。良かったら釣りでもしながら話を出来ないか?」といわれたので、もちろん了承した。
そしてつりを始めて10分くらいだろう。俺にようやく当たりがきて、魚を釣った。
もちろんクリフはすでに2匹釣っていた。そのため、軽くはらわたを取り除き、塩を振って塩焼きにした。俺とクリフはそれを食べていた。
そしてクリフとの話が始まるのだった。




