子供たちの大冒険 その8(エルフとの対談)
セーラさんや長老さん達を引き連れ、ギームたちが待っているところに戻った。もちろんギームはきちんと起きていたが、アポロもベルクも起きていた。そのため、6人のエルフを伴って帰って来た時にはみんな警戒していた。
だが、俺はみんなに対して「彼女たちは俺達と争うつもりは無いと言ってきた。話し合いなので、よかったらみんなも聞いてほしいと思う。大丈夫かな?」そう告げるとみんなうなずいてくれた。
安心したので、対話を始めた。
「改めまして私の名前はシルバリオンと申します。人間種の父アーク、エルフ種の母ラーラの子であります。エルフ語はみんな勉強しているためある程度はわかりますが、可能でしたら話については人間種のメインの言葉でお願いしたいのですが、宜しいでしょうか?」
あくまでも丁寧に話し合いを始めた。
「シルバリオン殿紹介ありがとうございます。私はこの先にあるエルフ族の小さな集落の長をしているシャインと申します。人間種の言葉は難しい故、失礼があったら申し訳ありません。何分使うのが久しいので、慣れない言葉等わからないときは教えていただければ幸いです。」
長老はそういった。もちろん、名乗らせた以上はこっちもきちんと紹介することにした。
「シャイン様紹介ありがとうございます。そして目上の方に対して、こちらの3名の自己紹介がまだだったことを一言非礼させていただきます。申し訳ありません。」しっかり頭を下げ、
「こちらの者はドワーフ族の友人ギーム、こちらの女性は人間種のアポロ、こちらの女性はホビット種のベルクです。」と丁寧にあいさつさせ、話をすることにした。
「今回は対話をしたいといっておりましたが、何か我々がしてしまいましたか?」と聞いた。すると
「今回対話をしたいと思ったのは、久々に人間種との混血の子がいるということと、そのものから魔族の気配も感じるということをセーラから報告を受けた故、対話をしたいと思って、こちらに来た次第です。」と長老であるシャインさんは言ってきた。
魔族の気配か。もしかしたらこの指輪が原因かな?と胸にかけているダークの指輪を触った。でも、この指輪は嫌な感じがしないし、守ってくれるような温かさもあるんだよなぁ…。と考えていたら、アポロが話に入ってきた。
「それは、恐らくこの4人が本来なら会うことも許されない存在である前魔王様とその腹心達と触れ合う機会がおおいからではないでしょうか?」と代わりに話してくれた。
確かに彼らとは機会がなければ会えないだろうと思っていたし、異常なほど触れ合っているというか住んでいるからな。
「ふむ、それなら納得だが、前魔王のサラダ殿は元気か?」と言ってきた。アポロがいう前に、エルフ語で聞いた。
『その前に聞きたい。ハーデスという存在ご存知ですか?彼の配下ですか?』と、やや早口で聞いた。早口なのは、ほかの3人には知られたくないからである。
『知っているが、やつの仲間ではない』そう答えたのは、セーラだった。
「失礼しました。一応サラダ様は俺達の大切な友達なので、敵対者の仲間だった場合は仕方ないと覚悟しての発言でした。」といった。
そう、あくまでもサラダと俺達は支配者と配下の関係ではなく友達だ。
だからこそ友達なら守らないといけないと思っている。
え?ダークさん?あれとは悪友だよ。と答えるだろうが、これはダークとは様々な話をしているため、親友なんて生易しいものではないからだ。黒い部分を知っているからな。
さて、そう答えたので、相手の話を聞きましょうか?
「我らは諸事情により、この森を守っている。そのため、昨今の魔物の異常増殖について、何か知らないか聞きたいのだが…。」とシャインは言ってきた。そのため、俺は答えた。
「異常増殖はわかりかねますが、洞窟内で魔物が統率された動きをしておりました。そのため、仲間であるベルクが多数の魔物に襲われかけ、精神的にやられてしまって…。」といった。
もちろん、ベルクも聞いているが、仕方ない。
エルフ種は長命なので、何か知っているのかもしれないし。
「なるほど、それならば、洞窟に調査へ行くとしよう。ただ、精神的なものなら、もう一度洞窟に行き、該当の魔物をやっつけないと二度と潜れなくなるぞ。」と警告された。
そのため、俺達は彼らについていくこととなった。




