地獄
宴会が始まった。
今回みんなそれぞれの料理を舌鼓している。いいなぁ…。
俺?俺はそんな余裕ないよ。なんでかというと、
「おーい、まだできないの???」「おかわり」「こっちもだよ」
「わらわは足りんぞ。もっと持ってこんか」
そう、想定外の人気で、足りなくなってしまい、追加で作っているのだ。
「生地こんなもんでいいの?」アポロは手伝ってくれている。女の子なのに生地をやってくれたりしている。
味に関しては、俺が見ないといけないので大変だが、アポロの頑張りにはすごく感謝している。
サラダが騒いでいるので、料理を頑張っているが、疲れた。
主役の一家の1人なのに、俺がかなり頑張っている。
疲れた。
本当に疲れた。
もう調理やめたい。
でも、そう思っていると、「シルヴァがんばろ」と笑顔でこっちに声をかけてくれるアポロがいる。
アポロの笑顔で頑張る気が増え、一生懸命作った。
おかげで何とか作り切った。
ちなみに、ダークがいないが、ダークは必死に食材確保に翻弄していた。彼の速さがなければ無理だった。そんなこんなで無事宴会が終わった。
俺は片づけをしながら、余った分を使い、つけ麺でなくあったかい状態での煮込み風を作って、3人で食べることにした。
アポロもダークも疲れていたが、温かいのは胃に負担がないので、食べやすいと思っていたが、2人ともすぐに食べてしまった。
そんな感じで出産後アポロとの距離が近くなったように感じていた。
そして、あの魔物襲撃から1年がたった。
1年はあっという間だったが、皆の魔法や剣などの動きがかなり良くなっていた。
俺もだいぶ成長したが、1年たった今、ひとつのことを試したくなった。
魔法剣
そう、某最後の物語の5で出てくる魔法剣だ。
ダークとの朝練で試してみたいといったところ、やってみろと言われたのでやってみた。
結果出来た。
思った以上の実力でできたので、これをもとに今後の戦いを考えていた。
今後といえば、今はシーザー村として成り立っているが、そろそろ様々な事をしたい。
例えば武器である。
今はまだ剣や弓矢、槍が主流だが、拳銃を作れないかとギーム一家に相談して、試作品など作ってもらっているが、まだまだである。
交易も順調だが、一部国家にはハーデスの配下がいて、サラダの名前を聞くと攻めようとする国もあるらしい。
ただ、そういったのは、ダークやクリフ、ライズが動き、その手下を処理していてくれているので今のところ大きな問題がない。
そんな生活だが、アポロが8人そろっているときに言ってきた。
「私たちも冒険してみない?」
その一言が大きな運命になるとは知らずに・・・。
地獄というのは調理地獄でした。
なお、作者は虫歯の痛みという名の地獄を現在味わっています。




