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宴会 その2

「さて、報酬の話が無事まとまり、真面目な話は終わりじゃ。では宴会に戻るぞ。」

サラダはそう言って俺の腕を引っ張った。付いていかないと腕が折られそうなくらいの力で引っ張られたので、ついて行った。

そして、俺とサラダは宴会に戻った。でも、戻る前に腕を組まされたので、その状態で入った。

すると、腕を組んできた俺らにアポロが気がついたみたいで、機嫌が悪くなっていた。アポロはサラダの事好きなのかな?と思ったので、組んでいた腕をほどいた。そして、アポロの隣に座り、宴会に参加した。

とは言うものの、食べて呑んでしゃべってなので、みんなでわいわい楽しんだ。

こう言うのも久々で良いなぁ。と思っていたら、

「余興じゃ。格闘大会じゃあ。」とサラダが騒ぎ出した。

大人達も子供達もふまえての格闘大会が始まった。

とは言え、クリフが居るので、怪我人が出ても平気なのだが、無理はしないようにするため、格闘大会から腕相撲大会に変わった。

だが、非常に盛り上がった。

最初は子供対大人だったが、子供っぽい外見のサラダが子供側に入ったため、子供側の圧勝となってしまった。

そんなこんなで和気藹々と楽しくしていると、サラダが手招きしてきた。

まぁ、一応行きますよ。一応年上の命令ですからね…。と思って行ったらアポロもついてきた。

アポロはそんなにサラダの所に行きたいのかな?もしかして、アポロはサラダのこと好きなのかな??などと思いつつ一緒に行った。

「シルバリオンよ。よく来たのぅ」そういってきた。でも、正直こんな子が魔王とは思えなかった。元がついても魔王とは思いたくなかった。正直ストライクゾーンにいずれは入る見た目だからだ。

「サラダ様、僕のことは、お父様とお母様やみんなのようにシルヴァと呼んでください。」そうお願いしたのだ。すると、サラダは

「条件がある。わらわの事も、その、様をつけないで呼んでほしいのぅ。」

と言ってきた。

「判りました。サラダちゃん」そういうと、サラダは顔を真っ赤にした。

ふむ。これはチャンスかな?と思ったら、アポロが「私もちゃん付けで読んでいい?お友達になりましょうよ。」と言った。彼女は普通にもうサラダが去るものだと思ったのだろう。だが、彼女はここにしばらくはいるつもりなのだ。なので、友達になるチャンスはいつでもあるのだが・・・。

「ふむ。わらわで良かったら友達になろうではないか。元魔王の友達じゃ。誇りに思うのじゃぞ。」

そういっておきながら、ものすごく嬉しそうな笑顔だ。サラダは純粋に嬉しそうだったので、良かったと思った。「しかし、おなごの友達は初めてじゃのぅ。初めては嬉しいか?アポロよ。」と言ってきた。


え?


アポロが女???


冗談だよね?????


と困惑した顔でアポロとサラダの顔を交互に見た。

「アポロよ。シルヴァが困惑しておるが、理由はわかるかのぅ?」

とサラダが笑いながら言っていた。俺は答える余裕がなく、見ていたら

「たぶん、僕の事を女ではなく男と思っていたんじゃないかな?みんな性別を言わなかったけど、ベルクは髪が長いから女だとわかったみたいだけどさ。」

うん。聞かなかった俺が悪いよね。

でもさ、女の子らしいそぶりなかったよね?

一人称も僕だしさ、俺と剣を一緒に振るったりとかさ。

でも・・・。


そういえば、水浴びしないのも納得できるね・・・。

でも、想定外でしょ?


と呆然としていたら、

「とりあえず、目を覚ませ。シルヴァよ。」といって、水魔法で水を頭にかけてきた。

「サラダちゃんそんな風にしたらシルヴァ風邪ひいちゃうよ。だめだよ。」とアポロが言ってきた。

ようやく我に返り、アポロに「いろいろと今までごめんね。」と素直に謝った。

「僕もちゃんと女だといわなかったのがいけないよね。こっちこそごめんね。でも、これからも仲良く遊ぼうね。」と言ってきた。ほっとしていたら、

「その時はわらわも一緒じゃぞ。」とサラダが割り込んできた。

なんか、サラダとアポロ火花散ってない???友達だよね?????

「まず、アポロとサラダちゃんが仲良くならないとね。」といって、場の空気を変えた。

そんな光景を村人と三羽烏に見られていたと気がついたのは、空気を変えた瞬間だった。

アークはにんまりと見ていて、ラーラは手を口にあて、驚きながら見ていた。

クリフは今にも俺に食って掛かってくるところを、ライズが必死に止め、ダークは笑顔でこっちをみていた。


やられた・・・。


そう思って、逃げた。

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