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番外1.牢番は三度お仕置きを受ける(ざまぁ回)

皆お待ちかね。今回から皆が大好きなあれ。

下品な男が主役のざまぁ話がはじまるZE(゜∀゜)o

 俺はブランシェール家の牢番である。名前はゲーヒン・ナートコ。


 大体の奴は牢番なんて最下級の仕事と言ってるが、俺はそう思わない。


 牢番も誇りある仕事と思っている。


 だから、今日も俺は真面目に牢番の仕事を務めていたわけだが……












「てめぇ!!何ワインかっくらいながらグースカ眠りこけてやがる!!」


 ドゴォッ!!


 職務中、ブランシェール家の私兵隊長で俺の直属の上司となるバルド隊長からいきなり蹴られた。足裏で思いっきり顔面を押し付けるような蹴りで俺の頭が壁とサンドイッチになった。

 ある世界では壁ドンの亜種と呼ばれてるのだが、それはどうでもいい。

 詳しい事を聞けば、囚人が逃げたそうだ。


 まさかっと否定したが、なら証拠だっとばかりに首根っこを掴まれ、引きずられながら地下牢を……三人の小娘を収監していたはずの地下牢の前に放り出された。


 俺は焦った。

 隊長のバルドはとにかく頭が固い。言い分なんか全く聞き入れずに私刑を加えるような奴だ。


 そんな隊長に面と向かって、ただちょっと息抜きしてる内に……同僚と一緒に食糧庫からちょろまかしてk……もとい、購入してきた良いワインをちょっと(※たらふくです)嗜み、仮眠(じゅくすい)を取ってる隙に逃げられたっと言えば私刑にされる。


 やむを得ない理由があっても、即座に私刑を加える場面を何度も見てきたのだ。


 俺自身もその理不尽な私刑を何度も受けてきた事があり、同じ失敗を繰り返さないよう学習した俺は、このピンチを切り抜ける完璧な(あなだらけな)作戦を思いついた。

 これならば、隊長も俺に私刑を加えないだろう。



「おぃ!早く言え!!これはどういうことだ!!黙ってりゃ、わからんだろーがっ!!」


 怒り心頭な隊長に向かい、俺は告げた。






「隊長、ここは元から空でしたぜ」






……


…………


………………



 隊長から表情が消えた。怒りが収まってくれた。

 賢い(愚かな)俺が考えついた、完璧な作戦は効果抜群だったようだ。


 ふふんっとどや顔する俺に、バルドはポンっと肩を叩いてくれた。



 そして……




「あぁ、そうか……それがお前の答えか……なら、せっかくだしお前の胃の中も空っぽにしとけやっ!!」





 ドゴォッ!!




 腹部に強烈な衝撃が走り、俺は胃の中のものをぶちまけた。

 しばらくの間、苦しさで悶絶していた……














―——


「くそっ、なんだって俺がこんな目に合わないといけないんだ!!」


 あの後、俺は……俺達はギルベール様の前で事の顛末を報告した。

 バルドは失態者を物理的な意味で首を斬るとか言いやがったが、優しいギルベール様は不問としてくれた。


 バルドにも失態が……脱獄したその足で書斎に忍び込んで泥棒をしていた二人の小娘の内、一人を取り逃した件を持ち出し、部下だけの責任ではないっとおっしゃってくれた。

 ギルベール様は俺達に名誉を返上する機会を与えてくれた。

 ならばっと俺は再度捕まえた小娘から情報を聞き出そうっと思ったが……


「それは俺がやる!お前達は逃げた奴を探して来い!!」


 有無言わさぬ態度で外へと蹴り出されたのだ。



「くそっ、俺達を外に放り出して、自分は小娘相手にお楽しみってかよ!」


 街の中で、俺は苛立ちのあまりに地団駄を踏む。


 所詮は小娘の足。遠くへと逃げる事は出来ずにすぐ捕まるだろう。

 ブランシェール家は諜報活動の専門家が何人か居るのだから、まず逃げきれないだろう。


 だから、俺達が外で探す必要なんてない。

 他の連中みたく、酒場で酒飲みながらのんびりしてても良いわけだが……


 ここで、賢い(⑨な)俺はピーンっと来た。


「そうだ……この方法を取れば、俺でも簡単に見つけられるじゃねーか。おまけに苛立ちも解消できるから一石二鳥……いや、ギルベール様にも誉められるだろうから、一石三鳥!!

 はっはっは。やっぱり俺は天才、出来る男だな」



 先ほどまで苛立ちが嘘のような、上機嫌になった俺は意気揚々と露店が立ち並ぶ通りを目指す。

 辺境の街といっても、ブランシェール家は交易で成り立ってる地。商人の出入りが多い事もあって、露店も人もそれなりに多い。俺はその中で小物を置いてる店主に話しかけた。


「おい、ちょっと小娘を探してるんだが、知らないか?」


「小娘?特徴はどんなだ?」



 バキッ!!


「おい、質問に質問で返すなんて無礼だって教えてもらわなかったのか!!いいから俺の質問に答えろ!!」


 バシバシッと、ちょいっと優しくOHANASHI(物理)しただけでこいつは失神した。


「ちっ、使えん奴だ……次!!」


 役立たずの店主を露店に放り投げる。

 テントの支え棒に激突したらしく、轟音とともに店が崩れ去ったようだが、それはそれで人が集まってくれた。

 丁度良いっと思い、俺は集まってくれた連中にOHANASHI(物理)を続行した。








―——


「おぃおい!!こんだけ人が居ても、誰も知らないって言うのかよ!!」


 俺はあれから何人ともOHANASHI(物理)をしたってのに、結果は散々だ。

 衛兵も来たが、ブランシェール家の名前を……バルドの名前を出したら途端に尻込みした。


 こういう時だけは隊長も役に立つ。

 それを最大限利用できる手段を思いつける俺は賢い(※どうみても愚かな)人間。


 せっかくだし、ブランシェール家の名の元で公開私刑でもしてやろうっと思って周囲を見渡す。

 誰を公開私刑するか品定めしていたら、丁度良さげな姉妹をみつけた。


 怯える妹(庶民服を着たセーニャ)らしき者を背に隠しながら、俺を許さないっとばかりに睨む(庶民服を着た真理子)の目……

 なんとなく、どこかで見た事あるような気がしないでもないが……


 とにかく、あれを今から俺の手で屈服させられるっと思えば、ゾクゾクっと身体が震える。

 あそこが疼き始めた事もあり、俺は早速とばかりに姉妹へと声をかける。


 あくまでOHANASHI(物理)。


 優しくOHANASHI(物理)するための声掛けだったが、隣にいた(オレフ)が割り込んできた。

 俺を論するような優しい口調で邪魔してくる爺。それは俺を……ブランシェール家を完全に下へと見下すようなもの。


 これではブランシェール家が舐められてしまう。忠誠心の高い俺は、この舐め腐った態度を取る爺をOHANASHI(物理)でもって論してやるために凄んだ。



 そして……









































 あ、ありのまま、今起こった事を話すぜ!


 俺は爺とOHANASHI(物理)してたら、急に爺の服がはじけ飛んだ。


 ほぁぁぁぁ~~~っと全身から炎のような……赤い煙のようなものを噴出させながら、服がはじけ飛んだ。





挿絵(By みてみん)


 そこから現れたのは、褌一丁の爺。

 全身傷だらけの、はちきれんばかりの筋肉を纏った褌一丁の爺だ。


 何を言ってるのか わからねーと思うが、俺も何を見せられてるかわからなかった……頭がどうにかなりそうだった……


 変態だとか、露出狂だとか、そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ!


 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……






 キリモミ回転しながら宙を舞う俺はそんな事を考えながら……


 やはりキリモミ回転しながら地面に頭から激突。


 そこで、俺の意識は途絶えた。

















おまけというかお目汚しのお詫びとなる、伊豆木姉妹のサービスカット


挿絵(By みてみん)




えっ?裸の描写ないって言ってた?


すまん、それは嘘だ(´Д`;)アトデオモイツイタネタナンデ

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― 新着の感想 ―
自称「出来る男」の回が始まりました。 学習してますね。「元々から空っぽだった」なんて♪ちゃんとしたお返しも貰ってるし。 街中での物理的聞き込みをしていたら、出会っていた。そしたらお爺ちゃんに成敗さ…
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