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 夜。お湯をいただいてのんびり過ごしていると隣に座ってきた寿一さん。にや~と笑っているのを怪訝に見ていると「お勉強しようか」とベッドに運ばれて美味しくいただかれました。

展開早すぎてついていけない私にとてもいい顔をしてくださいました。まだ、学生さんなんですけど私。そういう私を朝にいい笑顔でわかっているけど変な虫が付かないようにね。とか言ってました。本当に分かんないわ。私に好意を抱いている人間なんていないと思うんですけど?と返しながらご飯を食べていると。そんなことだから。とかなんとか言ってご飯を食べている寿一さん。

 「夏休み明けは何とも騒がしいね」そういいながら久しぶりに寿一さん宅に引き取られてから会うこのできなかった友達と近況報告をしつつ過ごす。

「ていうか。何、婚約って」突っ込んでくれる友達に事情を説明すると

「ま、強く生きろ」と慰め?られてしまった。

「私の方にも利があるからいいんだけど。適当に選んでいいものなのかと思ったりするわけでね。面倒なことが起こらないと良いなとか思ったりして」

そんな話をしている場所は、立て直し?が終わった学校なんだが、全然そんな感じがしないのはなぜでしょう?私の方を見てこそこそと話しているの人がちらほらいるんだが、何か問題でもあるんでしょか?と会話を楽しんでいる友達の方を見ると

「あんたが、婚約者になったことを噂しているのが5割。解体されてぬるま湯から現実に放り出されたせいでと恨んでいるのが3割」とのことあと2割は?と聞いてみると知らん!!と言われてしまった。

まあ。上級生であのぬるま湯で慣れている人間に取っては今回の件は恨みたくもなるだろうが、長い目で見れば感謝されるようなことだろう。それに、使えない人間などいらないというのが帰郷の本音ですから、今回の件で頑張って現実を見て鍛えなおされる方や再評価される方が多いのではないかと思ったりして。

「そういえば、夏休みすごいことになっていたみたいだね」夏休み前と後ではかなり激変した友達を見ていう。夏休み喜一兄たちに連れられ(連行され)た友達の装備もそうだし基本能力も上がりに上がっている。何をしたらこうなるのだろうか?と思うくらいの激変をしている。話を振ると遠い目をしながら色々あってさ。うん。気にするな。はぐらかされた。

何があったのでしょうか。キャンプに行ってきたと夏休み中にあった喜一兄が言っていたけど、キャンプってレジャーの方じゃないキャンプですか?とは聞けなかった私がいた。

だって、去年はキャンプだ!!海だ!!遊びに行くぞ!!と言われて連れて行かれたのは、難易度がかなり高めな海のダンジョンでしたから。しかも、大丈夫だ!!と海斗さんだけをつけて私を放置しやがったことがあったな。うん。根性で何とか踏破したけどさ。いい思い出だよね。と私も遠い目をしていると。お互い大変だったな。今度、愚痴ろうぜ。お前の新しい家も見てみたいしなどと言い合っている私たちに近づいてきた人間がいる。皆、噂はしていても遠巻きに見ていたので無視していたが、私の席の前に来たのでそちらを向く。

 見目美しいというわけではないもののなんとなく記憶に残るような顔をしている男子とその取り巻きであろう人々。見知った顔ぶれではないので、関係者ではないのだと思う。正直、寿一さんの関係者ははっきり覚えていないのだ。主要な人だけは覚えておけと言われて必死になって覚えたけど、それほど重要じゃないとその場で教えてもらっていたりするので・・・

何の用かと怪訝に見ている私と私の顔をにらんでいる男子。

「何の用ですか?要件がないならいなくなってください」友達がなんか言ってあげなよ的な雰囲気でいるので、話しかけて見ると

「俺というものがありながら、義兄と婚約するとは何事だ」周りの人間もそうだ。そうだみたいな雰囲気で私を見ているのだが、これか残りの2割と思いつつ

「誰ですか?あなたなんて知りませんよ?誰かとお間違いでは。うちの父は奔放なところがありますから、下が毎年2・3人増えることがざらなので。私の知らない兄妹もいますし」人間違いじゃありませんか?と匂わせて置くと

「何を言っている。お前は俺の婚約者だろが!!それなのにいきなり破棄とはどういう事だ。好き勝手にさせておいてやったのに」怒鳴ってきたが、そんな事実はありません。そもそも、成人する前の数年間で候補から絞り込んで婚約者を持つのがうちのルールです。他の兄妹もそうなってますし、今後もそういう風な流れで行くようになってます。これは、父さんの中での絶対変わらないルールなので私たちがどんなことを言っても変更はない。

「そんな事実はありませんよ。うちの風習として小さなころからの婚約なってありませんし。候補として絞りこみをするほど私は優秀な人間ではないので、そんなことをしていませんでしたよ。そもそも、婚約者がいるなら寿一さんと婚約なんかしてませんでしたし」どちら様?と再度匂わせてみると怒気があふれてくる。それに反応する周りの人間。

友達はそれこそ風が吹いているような感じで気にも留めない。ま、兄のキャンプをしたならばこの程度の怒気なんて気にならないだろうが。一応、何かあったら困るから程度の警戒はしてくれる。うん。友達って大切ね。

「何を言う」そういって手を挙げようとするのを見て浅はかだな。私を叩いても意味がないのにというか、家族と寿一さんを敵に回すことになるということが理解できているのだろうか。それより問題が発生して、学校なんて行かなくてもいいんだよ。とか喜一さんとかお母さんとかが言い出したら学校に来れなくなってしまうんですけど。それこそ嫌だな。

友達とも気軽に遊べないし、散策とかいたずらという名の工夫とかやりづらくなるんだよね。ある程度は好きにさしてくれるというけれど、限度があるし設備も微妙。お薬関係の家だから薬関係のものはそろっているけど、織物をしたりするの出来ない。誰か折り畳みの機織り機作ってくれないかなー的なことを考えているん現状です。

学校にいる手が器用な先輩に発注しようかどうか今度喜一さんに聞いてみよう。と思いつつ叩こうとしている男子を無言で見ている。

振り上げられた腕はいくら待っても降りてこない。というか徐々に顔色が悪くなっているのを見ると誰かが威嚇しているのだろうか?そんな感じはしないけれど・・・

「何をしている」と教師が入ってきて声をかけてきた。それに反応して振り上げられた手は下げられたけど睨まれたまま。席に着くこともなく私に対峙している男子を見て、こいつ何をしたいのやらと思っている私は悪くないはず。

再度、何をしていると指摘されて席に戻って行ったあの男子はなんなんでしょう?

 その疑問を害決したのは、放課後職員室で呼び出された時だった。指導の先生が説明してくれたのは、彼が自称婚約者であること。あちらの家族さんは婚約者だと勝手に思っていたとのこと。

「ありえないですね。婚約者とかは片方が勝手に決めることではありませんし。あの人のような人間は候補者の中にいたとは思えませんし」お母さんの候補者選びは厳しいから、感情に任されて動くような人間を私のそばに置くはずがない。私が感情に流されやすい人間だからストッパー的な人間を配置しているからだ。

「君のご家族にも確認を取ったら知らない。と返答された」困り顔でそんな風に説明してくれる指導の先生。

「今後何かあったら困るからこちらでも注意しておくが、君も気を付けて」と言われて解放された。注意してってどうするのかな?選択授業だってカリュキュラムが変わっているし、私が取っていた授業なんて人数制限がつけられているから途中で入ることが難しい物が多い。グループで行うやつが大半だから友達以外の人間と組むことはないんだけど・・・

 家で、寿一さんがぷりぷりしながら私を膝に乗せて今日の出来事を聞いている。絡まれたという時点で機嫌が悪くなってしまったが、これは致し方がないのだろう。友達との授業などのくだりは特に気に機嫌が悪くなることはなかった。折り畳みの機織り機については喜一さんが知り合いに注文してくれるという話で落ち着いたし、そこら辺の話では機嫌は良い方だったんだが・・・

「学校の連絡を受けて調査中だが、なんでそういう風になったか不思議だ」と怒りながら私を撫でている喜一さん。怖かったな。もう大丈夫だ。ちゃんと潰してあげるから。とかなんとか言っている喜一さんの方が怖いんですが、自分の安全のためにそこら辺は突っ込みはしなでおく

「本当に知らない人?と聞いたところで、美弥がわかるはずもないだろうし。君が出た公の場にいた関係者を洗った方が速いな。数も少ないことだし。それと明日は学校を休みなさい。何があるかわからないからな」そういいつけられたが、授業がとつぶやくと

「学校の先生にも話を通しておくから。明日は念のために休みなさい。部屋にいるならある程度の事なら許可を出す」そういってベッドへ連行されてしまった。

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