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 起きたらなんとなく違う雰囲気の天蓋が見える。それを見上げながらここはどこだっけと思い出しているとレースを開けて入って来る寿一さんの顔を見てそういえば、お母さんの実家の方に来ているんだった。そのほか一連の事を思い出して顔が赤くなっているのだろう。顔全体が熱くなっている。

そんな私を見て気をよくしたのかベッドから抱きかかえておろしソファーへ移動。無論、膝の上に乗せられています。

私があたふたしているのを見てにやにやしているのは後ろに控えているイケメンの側近2名。視線が自分に注がれていないことに気づいていながらも側近の反応を見てあたふたしている私は好ましいのかうっとりした顔をしている寿一さんが視線にちらちら見えているのはこの際、無視。

「美弥」そう名前を呼びながらゆっくりと頬を撫でて注意を引いてくる寿一さんの方を見るとあきれ顔の父さんがとこの家の現当主が座っていた。

「美弥をかまうのは大概にしなさい。かまいすぎて熱が出てしまうこともあるからな」父さんからのコメントを頷いて受け取っている寿一さんとんそんなことで熱が出るのかと驚いている当主。昔は熱を出したことがあるが今はそんなことはないと思う。

そもそも熱が出たのは6歳か7歳くらいの時に、父さんに連れられて行ったパーティーで知らない人の視線にさらされ続けたことと同じくらいの年ごろの子供に嫌味を言われた後にジュースを掛けられたことによる精神的なものがきっかけで熱が出ただけなんですけど・・・・

反論するのも面倒なので黙認している私を無視して父さんたちは何やら話し合いをしている。というか今後の詰めを話し合っている。

結局のところ、寿一さんの私推し以外は、いい感じの人選が上がらなかっみたいな話をしている。そもそも大きな会社の後継者が今までフリーでいることは、まず無いはずなのに今更になってそんな話をしているということは何かしらのさわりがあったのだろう。

 「不思議そうな顔をしていたね」そういて寿一さんが私に話しかけてきたのは、話し合いが落ち着いた時だった。

「そもそも。寿一さんには婚約者がいるはずなのになーと思って」そういう私を見て少し寂しそうな顔をしてしまった寿一さん。あら。振ってはいけない話でしたか?と視界に見えるイケメンに視線を向けると苦虫を潰したような顔をしているイケメンと私の視線を無視してお茶を入れているイケメン。

「そうだね。調べようと思えば調べられるようなことだし。面倒事になる前に教えておいた方がいいかな」面倒事は勘弁してほしいのですよ。学校の事もあるし、いろいろ遊びたいので。

「俺にも幼いころからの婚約者がいたよ。恋愛感情なんてあったのかどうか今でもわからないけど、娶って最後まで一緒に暮らしていくのだと覚悟を決めるほどの婚約者がね。でも、その覚悟は俺だけだったんだよ。高校で出会った外部生で見目もよくてなかなか頭も良い人間だった。そんな男に婚約者はひかれたらしい。努力しても見てくれない俺より、少しの事でも喜んでくれるポットでの奴がいいと言って勝手に婚約解消を押し付けて奴のところへ走って行ってしまった」とてもさびしそうに遠くを見てつぶやく寿一さんをみて愛してたんだなと。

「それにしてももうすぐ30になるのに婚約者の話が持ち上がらなかったんですか?」そんな顔を見ても疑問は尽きない

「ありましたが。信用できない。そうおっしゃってすべて断ってしまってましたよ」どうぞとお茶を入れてくれたイケメンに感謝を述べてお茶を貰うがなんとなく渋いような感じのお茶。プロであるイケメンが抽出時間を間違えるはずもないだろうし。何やら混入させているのか、カップについているのか。

そっとお茶を置いてからイケメンに話をしようとすると寿一さんの顔が近づいてきて何かを流し込まれる。

「何を入れた?」怒気がこもっている声に少し驚きながらも一応怒ってくれる程度に大切なんだなと検討違いなことを考える。毒なら解毒剤がないと体調は好転しない。口移しで何かを飲ませられたが何を飲ませられたのかわからないのでは、私的にどうにもできない。バックに一応ある程度の毒なら何とかしてくれるお婆の薬が入って居るからバックをくださいな。とは言えな雰囲気

「ただの睡眠薬ですよ。今日はいろいろあったので寝付けないと思いまして」しれっと言っているイケメン。あーそういえばそうだった的な顔をしているイケメンも見える。

「ゆっくり聞き始める薬なので大丈夫ですよ。今日からこちらに住まいが移るのですから少しでも鳴らしておく方がいいですし。家が変わると体調も崩しやすいそうなので、薬師にいろいろと用意してもらっていたんですよ。その報告は朝にしていましたよね」と言っているイケメンに少しご立腹な感じの寿一さん。

「今飲ませなくてもいいだろうが」そういいながら私の顔色を見て体調確認をしている。むしろ、こんなことで眠剤を盛られるとは思ってもいませんでした。そんなことで薬を盛られたら大切な時に聞かなくなってしまうでしょうが!!

「そもそもゆっくり慣らした方がいいと周りのものに言われていたのに急に移動を決定した寿一様が悪いんですよ。あのくらいの小物なら美弥さんが設置した人除けに阻まれて到達しませんよ」たぶん昨日のことを言っているのだろうけど、どの程度の小物さんだったのかわからない。というか、そもそも私は婚約者になることを承諾していないのに婚約者確定なんですかね?

「家同士のつながりもあるからな。お前が承諾しなくてもこの件に関してはどうにもならないと思ってくれ。他の候補者たちは前の婚約者の足元にも及ばない者たちなので重役たちも困っていたんだ」お前がいてくれて助かったとおでこにキスをしてくる

「いや。私だってマナーとか全然だめですよ。必要最低限のマナーは覚えさせられましたが、それ以外はできませんから」公に一緒に参加しないといけないのが第一妻でしょ?抗議をする私を見て

「お前がマナーを苦手だとしているのは、母上から聞いているがやろうと思えばちゃんとできるとも聞いている。何度か母上主催のお茶会に出ているのだろう。それに、父と一緒に公に出たこともあると記憶しているが」できないとは言わせないという口ぶりですね。

ええ、できますよ。できるけど面倒だし疲れるので好きじゃないのですよお茶会も公の場も。それに、目の敵にして攻撃してくる人間もいるから面倒事が増えるので、できるだけでないように出ても壁の花・空気のような存在で居れるように努力して波風立てないように過ごしてきたのに・・・

「面倒やだ。ゆっくりのんびり若隠居したい」ぼそっとつぶやくと無理だな。と却下されてしまいました。

「そもそも、あれだけのことをしておいて壁の花になりたい。存在を忘れさせたいとか無理だろ。公の場に無理やり引っ張りだされて、面倒なことを押し付けられてしまうような事態になりたいのなら婚約者の件は断っても良いぞ。お前にも利点があるからこの話を父さんに持っていったんだ」怖いことを言ってますけど、無理やりってなんですか?面倒なことってなんですか本当に。

「うん?お前はわからないだろうけどな。付加を服に着けるとか。簡単にポージョンの効力を上げるとか普通はできないし考えもしない事なんだぞ。それが明るみに出てみろ。砂糖に群がる蟻のようにお前に群がってくるの金の亡者が出てくるぞ。というか、現に出てきている。無理やりお前にいう事を利かせて死ぬまで利益をむさぼろうとしている家がお前の婚約者候補に山のように上がっている。それと、まあまあ一緒にいるからお前の事もわかっていてある程度好きなことをさせてくれる俺とどっちがいい?」と聞かれたら寿一さんと言ってしまうのは致し方がないことだと思うけど

「なんでそんな事になっているのでしょうか?そもそも、第2夫人の子供なのでそれほど利用価値がないと言っていたくせに。婚約者を作るのが面倒なら喜一さんに助けてもらっておひとり様になる予定だったのに。適当に利益を家に入れて後ろだてになってもらえれば、これ幸い。といった感じの状況だったのに!!」嘆いてみたものの寿一さんのところに行く以外は安全なところはないようなので、どうしようもない。

「そうだな。去年あたりから小出しに父さんがお前のものを出し始めたからそのせいだろう」

「去年あたりからって。いろいろ父さんに出せと言われていたものは、何年も前から情報と試作品たちは提供していたのに?」

「効果的に売りに出すのはどのタイミングかは、父さんに任せていたんだろう?今がいいタイミングだと思って、以前から作っていたものを出して利益をむさぼっていたようだ」そういえば最近の小遣いがランクアップしていたのはそのせいか!!

「思うことがあったようだな」膝抱っこはそのまま継続して時より頭をなでたり、背中を撫でたりしながら説明をしてくれた寿一さん。なんかこう手のひらでコロコロ回されているような感じがするのは気のせいでしょうか?

 「さて、婚約の事も解決したし。ゆっくり我が家に慣れてもらわないといけないな」ソファーを立ち上がりそのまま私を抱いたまま歩き出した寿一さん。どこに連れて行かれるのでしょうか?と思っているとゆっくりできるように設置された椅子に下された。

「眠たくなるまでここに居なさい。私は仕事をしているから」と後ろの方に設置されている執務席に座って仕事を始めような音がする。

書類に何かを書き込む音。書類が移動する音を聞きながらまどから見える庭を堪能しているとなんとなく眠くなる。先ほども寝てしまったので、このまま寝てしまったら夜に寝れなくなってしまうのだが・・・と思うよりも早く睡魔に抱かれてしまった

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