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 毎朝の習慣として準備運動した後に詠唱をしようとしていると喜一兄から禁止令が出ていたのでどうしようか悩む。悩んでいる私を見て少し困った顔をしている喜一兄と近寄ってくる咲耶姉さん。

「美弥。詠唱はしちゃダメとは言わないけど、あんまり強すぎるのも体力が持たないからね。軽く。本当に軽くするんだよ」と言われたので、今日も一日お願いしますぐらいで終わらせておく。詠唱のスキルを持っている子は熟練度を上げるために練習すると言っていたのでそのまま聖書を見ながらつっかえながら詠唱をしている。暇なだなーっと周りを見ていると模擬戦後に交流を図っていた人たちがグループで練習をしている。先生に聞かないで熟練者たちに聞いているのってどうよ?と思うが、熟練者たちからの助言んで授業がはかどり熟練度が上がる事は良いことなのかな?と思い直す。グループを見ていてそうだ!!と海斗兄のいるグループに進んでいき声をかける。

「おはようございます海斗兄。お願いがあるんですけど」私の方を向き朝の挨拶をしてくれる。周りには魔法のスキル持ちや技術を得ようとしている友達が3人ほどいたのでそちらにも朝の挨拶をする。

「ちょっと待ってろ。この子たちが先だから」順番待ちをしつつ他の人の質問を聞いている。大抵は魔法の発動についてだ。運用もポーションと同じようにみんなで取っているので個人差があるが体に魔力を循環させることができる。それを外に出す点で難しいらしい

「循環はみんなできるんだな。この数日で、できる所がすごいと思うが。外に放出するには魔力を出したい部分に集約して」そういいながら目の前で実演をしてくれる。手のひらに炎が小さくともるのはわかるがそれをどうするか聞きたいんではないですか?

「要はイメージだな。手のひらは難しいなら指先でもいい。そこに炎が灯るイメージで指先に魔力を集めてみたらどうだろう」困ったような顔をしている友達にそう助言してやって見て駄目だったら、再度質問しに来ても良いよ。と声をかけている

「で、美弥は何を聞きたいんだ?」変なことはやめろよといった顔をしながら聞いてくる海斗兄

「体術を教えてほしい。護身術はお母さんと母さんに聞いて練習したことはあるし。咲耶姉とかに間違えられて攻撃されたときに逃げるための攻撃とかはできるけど、今後逃げるだけではどうにもならないことも起こりうるから」それに対して

「それを防ぐために婚約者を決めるのよ」いつの間にか後ろに来ていた咲耶姉が答える

「それ以前に私に間違えられて攻撃されたとかどういう事よ。そんなことがあったら報告しなさいよ」

「そんなこと言われても。攻撃された時点で誰のせいで攻撃されたんだかわからないから逃げるか隠れるかしてたんだよ。叩きのめすのはちょっと無理だけど。お母さんの家でも母さんの家でもどこに隠れれば・どこに逃げれば助かるとか把握しているからできたけど。ここだとそうはいかないでしょ?スキル的に体術は取れないけど逃げることを前提にした攻撃は必要だと思うの」説明すると納得している海斗兄とそうじゃないでしょ!!と咲耶姉。

「やり方ってもんがあるでしょ?逃げる前に攻撃をされないようにする情報収集とか人間関係とかを調べてやろうと思わせない環境を作らないと」頭がいい咲耶姉が考える方法だが。

「そんなことが出来るなら現在の状況になってないと思うんだよね。情報収集してもこんな状態になっているってわからないでしょ私の頭なら」頭悪いのでわかりません。と言い切る私を見て

「そんな顔してもだめです。まあ、私も最初の情報ではこんな風になっているなんて予想もしなかったと思うけど。それを自分だけで処理しないで他の人にも意見を貰うとか」呆れたような顔をされてもさ。そんな状況でしたか?と聞きたい。そもそも私が地元の学校に通うこと自体お母さん的には認められないとか言われて去年は大変だったんだから。地元の方が知っている人間も多いし過ごしやすいからと何とか説明して納得してもらったのに、2年のギフト取得のための学習でこんなところに行くんだよ。なんて言ったらかなり大変な目に会うんじゃないですか(私の精神的に)

「そういうな。こいつは夫人の近くに居たくて頑張った結果なんだから」助け舟を出してくれたのは喜一兄。1年前に今の学校に入学できるように説得するのに手伝ってくれたので、事情は知っている。

「ま。これはやりすぎだけどな。そうだ、健斗の情報を親父に回したら母さんも夫人もここに1っ歩たりとも入れたくないと親父が言ってな。その代りに、ここにいる生徒の親御さんたちに現状を暴露ったみたいだぞ」笑いながらなんて言いました?せっかくお母さんに口止めしたのに!!

「睨むな。現状を親御さんに連絡しないとこの学校のというか腐っている教員は目を覚まさないと思うがな」それに頷いている海斗兄。

「逆に隠れてするようになったら大変でしょ?給料泥棒見たいなことをしたり、大人としてどうかなと思うこともあるけどさ」反論する私を見て

「すべてじゃないさ。こんな感じで授業をボイコットしている先生がいるみたいなんですよ。的な暴露だからな。早くて1週間。遅くて1か月って所だろうな」つぶやっく喜一兄を見て疑問に思っている私に

「だから。親が苦情を言って現場を見に来るってことよ。一般の人がおおいけど、有力者の子供もこの学校に通っている子もいるのよ。無論、あんたと同じように第2夫人とかの子だけど。体面の問題もあるのよ。権力者っていうのはね」さすが第1夫人の子供だけにそこら辺の事情はきちんと教えられている咲耶姉が説明してくれる

「親父はお前は好きに過ごして欲しいみたいだけどな。それでも、この状況はいただけないんだろ。ちなみに寿一兄もそれには賛同しているみたいで、噂をばらまくみたいだけどな」笑っているけどさ。家の父さんと跡継ぎの噂って結構な範囲だよね。新旧の有力者というか商談相手にそれ話しちゃうんでしょ?学校大丈夫かな?

「すぐさまとは言わないが大ナタを振るわれるのは確実だな」海斗兄が大変ありがたくないことを言っている。

「いやさ。大ナタって。それだと私たちが逆恨みされない?そもそも人数が足りないから派遣されている喜一兄たちも人数調整とかして必要なくなったらいなくなるでしょ。居なくなった場合に私たちが大変じゃない。ま、逆恨みはすでにされて夜襲もされているみたいだけど。それも、今みたいなレベルじゃなくてもっとひどくなるじゃん」反論する私を見て

「は?撤退?そんなもんあるはずがないだろう。今の状況を鑑みたら人事異動と教員の倫理が改善されるまでは俺たちはひかないぞ。お前がいなくなったら俺の部隊はいなくなるかもだけど、他の部隊が派遣される。無論、警護に対する倫理がしっかりした奴らが来るから今後、このようなことがないように目を光らせるだろうな」さらっとすごいことを言っていませんか?というか、この学校の警護体制って父さんの会社でやってるんだ。その割には、熟練度が低くありませんか?

「学校自体の警護体制は他の会社だ。ただし人手が足りないとか何か問題が起きた場合は家の会社が対応する契約だから」なるほど。契約で手が足りないとか問題が発生した場合の手伝い的感覚?なんだ。ふーん。

「だから。心配しなくてもいいから結界のレベルを下げた方がいいぞ。外の連中の工夫っというか熟練度が半端なく上がるから対応が大変になるだろうが」喜一兄が怒っていますが、攻撃をかけているのは先輩たちですよね?ということは学校的には熟練度が高くなるとうれしんじゃないですか?ま、聖書を詠唱しているので、どんな攻撃だってほぼ無効かしてしまう結界をつけてますけど。

「結界だけは、自信がある。今までの経験からこれを破られたことないし、これよりレベルを下げたらすぐ突破してきゃうじゃない。怖くない?」答える私を見て何とも言えない顔をしている大人たち。

「怖いか。攻撃されるのは怖いか?」当たり前のようなことを聞いてくる喜一兄。妹をなんだと思っているんでしょうか。この兄は

「怖いね。攻撃されるってことは殺されるってことだよね。まだ死にたくないんだよね。攻撃してくる側は、自分が攻撃されるってことを理解しているのかな?」呟く私を抱きしめてくれる咲耶姉。

「そうよね。まだまだ楽しいこと沢山やりたいものね。わからせないといけないかもね。ここを攻撃してくる人間に」優しく抱きしめてくれているのはうれしんですけど、話している内容が怖いのですけど・・・・

 そんな事をしていると舞子から声がかかった。今日はどうすると。昨日は調子が悪くて授業に参加できずにいた。できれば参加したいが、狙ってくる人のレベルも上がれば対処も難しくなる。リスクを少なくして勉強したいというのが本音だったりする。周りを見るとみんな朝の練習が終わった状態だ。

「昨日は模擬戦である程度できることとできないことが分かったし無理のない範囲で勉強したいと思ってるんだよね」とのこと。

「私もそう思う。できるだけリスクは少なくしたいと思う。採取の移動時に攻撃されてもどうにか出来るレベルなら参加したい。そもそも他の授業中に攻撃を仕掛けてくるかどうかなんだけど、そこまで先輩たちも落ちてないよね?」後ろにいる喜一兄に聞いて見ると。どうだろうな。との答えが返ってきた。

「どういう事?」

「先輩たちは攻撃してこないと思うが、プロがどうかということだ」海斗兄が説明してくれる

「学生が腹立たしいからってプロを雇う?そもそも、それだけのお金があるかという話だよね」大人としてダメダメだけど最終ラインは越してほしくないと思うのは甘いだろうか?

「ということで、注意して参加する事になりました」舞子にそういうと大丈夫?と聞かれた。ま、ターゲットは私だろうし。他の人間が巻き込まれないなら大丈夫だよと答えておいた。

「ということでお願いします」と頭を下げた私を見て採取の先生がちょっと不安な顔をし

「それで大丈夫ならいいんだが」呟いている

「大丈夫でなくても、この森では先生より強い人はいないと思います。それに、先生が受け持っている授業をめちゃくちゃにしようとする人がいたら森の方で抹殺してくれると思うので」呟きに返答しておく。森にいる精霊さんたちは先生のことが大好きだから、その先生が困るようなことをする人間は嫌いなはず。となると魔法の威力も激減するだろうし攻撃を仕掛けようとした瞬間に潰されると思うんだけど

「ま、気を付けるように。では、今日は」と採取してくるお題の薬草を見せて授業が開始される。今日は南の森でマーゴという薬草を探してくるように指示された。なんでも解毒作用がある花で直径5センチくらいある大きな花だそうだ。南の森は湿潤が多く皮膚について血を吸う虫がいるから肌を出すことが出来ない為、暑くても長袖で対応する。湿潤が多いから草も大きく育ち視界が悪い状況だ。

 後ろからなんかついてくる感じがするが後ろを向いても何もいない。たまにガサっと音がして動物か?と見ていても何もいない。周りを警戒しながら森をうろうろすること30分。マーゴがあった。

「やっとあった。ここら辺は草の育ちが良すぎて周りが見えずらいから、すぐに見逃すから注意が必要だね。森の動物も種類が違うからちょっと怖いし」みんなと言いながら採取して先生のもとに戻ることに。

先生を見つけて採取したものを見せると合格したが、どうだったと聞かれた

「動物も違うし、暑くて注意散漫になることもあるから注意が必要でした。あと、ガサガサ音がしても振り向いたら何もいないし。索敵の熟練度が上がったみたいです」感想を言うとそうか。という先生何かあったのかな?

 「明日は、授業は休みだ。来週は最後の北の森になるから注意して来るように」そういって授業は終わったが、先生はその場から動かず何か考えているようである。私たちのせいで仕事が増えてしまったようだがどうするのかな?明日が休みなのはうれしいが・・・・

「どうかした?」動かない私を見て聞いてくる舞子

「面倒事じゃないといいなと思ってね」

「それは無理。あんたにかかわると5割面倒事になるから」笑いながら答えてくる友達達

「そうだよね。あんたの案に乗らなかったらテントに住んでないし」

「でも、熟練者の動きを勉強できるのは良いよね」と言ってくれるの困って無いみたいだ

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