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二十七日目

万が一の魔王との戦いに備えて悪魔を召喚した詩音は自身が想像していた以上の悪魔を召喚してしまった。

「どうしたの? 坊やの叶えたい願いを口にするだけよ?」

妖艶にだけどどこか悪戯笑みを浮かべる七つの悪魔の一柱、色欲のアスモデウス。

想像以上の大物を召喚してしまったことに驚くも、とりあえずは深呼吸して気持ちを落ち着かせる。

「えっと、アスモデウスさん。俺は貴女を魔王と戦う為の対応策として召喚しました」

「魔王? へぇ、ということは坊やは勇者か英雄になりたいの?」

「いえ、そんなんじゃありません」

というよりもなりたくない。

「魔王はどんな力を持っているのかわからないので念には念を入れてというだけです」

「そう、でも私を召喚するということは最低でも坊やのレベルは50は超えているわ。私達、七つの悪魔を召喚するにはそれだけのレベルが必要ですもの。まぁ、私は気紛れに召喚に応じることはあるけど、今回は気紛れでもなんでもないから坊やの実力は本物のはずよ」

「それでも戦いに絶対はありませんので」

「変わっているのね、坊やは」

くすりと面白そうに微笑む。

「でも残念ね。戦いなら私よりもルシファーやサタンが適任でしょうから坊やが期待できる力はないわね」

「そうですか……………………ちなみにどんな力なんですか?」

「そうね…………」

「シオン様、是非とも今日の夜のお供は私にしてください」

「あらちょうどいいところに」

シロットが扉を開けて部屋に入ってくるとアスモデウスは手間が省けたように自身の力を詩音に見せる。

「ってどちら様ですか!?」

淫魔紋(ヴィラブ)

「ひぃや!?」

アスモデウスの指先から放たれた魔力がシロットに当たると、下腹部に紋章が浮かび上がる。

「な、なんですかこれ!? き、消えま―――――――――――っ!!」

困惑しながら紋章を消そうとするも、シロットは突然に全身を震わせてその場でぺたんと座り込む。

「シ、シロット! 大丈夫!?」

「んんっ!!」

詩音はシロットに触れた瞬間、シロットの身体は痙攣するように振るえて口からは艶のある声が出た。

「これって――――――――」

そんなシロットに詩音はもしかしてと思ったその時、シロットに押し倒された。

「はぁ…………はぁ…………シオン様………………………切ないですよ………………………」

瞳を潤わせて熱を孕んだ吐息と共に甘い声を出すシロットのその表情は間違いなく発情している。

淫魔紋(ヴィラブ)を刻まれた者は性感覚を高める。わかりやすく言ったら強力な媚薬を盛られてアレが欲しくてたまらなくなるのよ」

「シロットさん! お気を確かに!! というよりもアスモデウスさん、早く消してください!! 効果はよくわかりましたから!! というか脱がすな!!」

いつの間にか自分の服を脱いで詩音の服にまで手をかけるシロットは発情した兔そのものだ。

「あらいいじゃない。普段では感じることもできない快楽を味わえるのよ? あ、安心してこれはお試しにだから対価を取ったりしないわ」

「そういう問題じゃ、ひゃう!?」

「ふふ、シオン様の味、美味しいです………………………」

首筋を舐められて奇声を上げてしまう詩音に発情したシロットは止まることなくそのまま愛撫するように舌で詩音の身体を舐め、そしてズボンにてをかける。

「あは♡」

「あら、可愛い顔をしている割には立派なものね」

「うるさい!!!」

シロットの愛撫にしっかりと反応してしまっている男性の象徴を見て笑みを見せるシロットに予想以上に大きかったことに意外そうな声を出すアスモデウス。

「人間でここまで大きいのは滅多にいないわよ、坊や。立派なものを持っているじゃない」

「いいからさっさと消して……………………って貴女まで何してるんですか!?」

紋章を消して貰おうと声を上げるも、アスモデウスは着ている服を脱いで裸となって詩音に寄り添う。

「こんな立派なものを見たら私も交ざりたくなっちゃったのよ。兔ちゃんも…………………ああ、もう聞こえてないわね」

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ………………………」

「シロット怖い!!」

もはや正気の眼はしていない。飢えた猛獣のような眼で呼吸を荒げていた。

「そこまで効果は強くはしたつもりはないけど………………溜まっていたのかしら?」

「ちゃんと三日に一度は相手してます!!」

三人を毎日相手にするのは無理なので一人ずつ相手にしている。

「シロット、正気に戻って! ちゃんと相手するから!! アスモデウスさんも速く紋章を消して!!」

「確かにこの状態ですれば坊やが干からびちゃうわね。そうね、こうしましょう」

名案でも思い付いたようにアスモデウスは指先を詩音に向ける。

「え……………………? ま、まさか………………………」

淫魔紋(ヴィラブ)

そして詩音の下腹部にもシロット同様の紋章が浮かび上がる。

「それと性技能力(スキル)技能『絶倫』と『欲情向上』それと兔ちゃんには『避妊』も必要ね。ふふ、さぁ、存分に楽しみましょう」

その言葉を最後に詩音はそこから先の記憶はなかった。





朝日と共に目を覚ました詩音はどこかすっきりとした気持ちでいっぱいだった。

ただ、部屋の中が盛った臭いで充満していた。

「ふぁ~おはよう。昨日は楽しかったわね」

詩音が目覚めて程なくアスモデウスも目を覚ました。全裸であることを恥とせずその優れた容姿を余すことなく見せつけている。

「………………………………もう、契約とかいいので帰ってください」

詩音は疲れ切った顔で魔界に帰って貰おうと催促するとアスモデウスは笑顔を見せる。

「契約は終わっているわよ?」

「はい?」

アスモデウスの言葉に詩音は顔を上げる。すると、アスモデウスは左手の甲を指す。詩音は自分の左手の甲を見ると紋章があった。

それを見て言葉を失う詩音を置いてアスモデウスは蕩けた表情で頬に手を当てる。

「坊やはとってもよかったわ。私も数千年ぶりに楽しませてもらって坊やのことが気に入ったからしている途中で契約したわ。ああでも安心して。坊やの命を取るような契約はしていないわ。偶に相手をして貰うだけよ。私の方からはそれなりのものを坊やにあげたから後でステイタスを見たらわかるわ」

アスモデウスは脱いだ服を着て床を軽く蹴ると魔法陣が出現する。

「それじゃあね、坊や。貴方はインキュバスよりも上手だったわよ」

最後にそんなことをウインクと共に残して魔界に帰って行った。

「………………………………《ステイタス・オープン》」

詩音は自分のステイタスを確認する。



名前:シオン

Lv:MAX

体力:20000

筋力:20000

耐久:20000

敏捷:20000

器用:20000

魔力:20000

魔防:20000


魔法

風魔法(初級Lv5・中級Lv3)

炎魔法(初級Lv6・中級Lv4)

水魔法(初級Lv7・中級Lv2)

土魔法(初級Lv9・中級Lv5)

雷魔法(初級Lv4・中級Lv3)

光魔法(初級Lv5・中級Lv1)

闇魔法(初級Lv2・中級Lv1)

生命魔法(初級Lv9・中級Lv6・上級Lv1)

付与魔法(初級LvMAX・中級Lv8・上級Lv5)

空間魔法(初級Lv7)


能力(スキル)

全魔法適性(Lv限界突破)

能力(スキル)向上(LvMAX)

剣術(刀Lv2+5)

鑑定(LvMAX)

性技(Lv限界突破)

魅了(チャーム)(Lv限界突破)

魅了(チャーム)耐性(Lv限界突破)


固有能力(ユニークスキル)

作製(鍛冶Lv限界突破・調合Lv限界突破・裁縫Lv限界突破・作農Lv限界突破・建築Lv限界突破・調理Lv限界突破・道具Lv限界突破・魔道具(マジックアイテム)Lv限界突破)

淫魔紋(ヴィラブ)(Lv限界突破)



「失礼します、ご主人様。おはよう―――」

いつものように起こしにきてくれるセルの胸に飛びついて詩音は大粒の涙を流した。

「よしよし。怖い夢でも見ましたか?」

そんな詩音を慰めるセルの表情はとてもご満悦だ。

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