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だったらもぅ…続ける以外…ないではなぃか

〇 

 皆が皆何も持たない。


 皆が皆何かを持っていることを装う。


 特別な頭脳、特別な思考、特別な力、特別な美貌、特別な能力、特別な物。


 皆が皆それらを持っていないから、それらを持っている人間を尊敬し称える。


 皆が皆何をも持っていないことを認めない。


 だから特別な人間を作り出し、尊敬し、崇め、その人間の言葉を聞く。その人間の真似をする。その人間の記事を見る。そして、何かを持った気分になる。


 何も持たないから、何かを持っていると思っている人間の言うことを聞く。


 名誉なことであるならば命も捨てる。


 名誉なことであるならば人をも殺す。


 10人中8人が人を殺していれば殺し、10人中10人命を捨てれば自らも死ぬ。


 自分たちが作り出した名誉のために。


 汚い人間が作った名誉という名の汚物の為に。


       ●


 私がやった。


私はやった


 大きな不安を小さくするため


 権力を持ったから


権力があったから


 他の人間が責任を負いたくないから


 他の人間が職を失いたくないから


じゃあ上のひとおねがいしますとわたすから


それらをもらい好きにつかった。


 わたしじゃない


わたしじゃあない。


 わたしひとりがしたわけじゃあない。


 でも…こころがこわれたのはなんでだろう。


 ふかいねむりにつけないじぶんにあんどする。


 あぁ…ばつがおりているのだとすこしじぶんをなぐさめる。


 わたしのせいじゃないとなんどもおもう。


 そうするとこころがすっとする。


 わたしのせいじゃない。


 わたしのせいじゃない。


 いやどうかんがえてもわたしのせいだ。


      ○


 私達は愚かで醜く恥ずかしい生き物だ。


 私達は同じ日を満足に過ごせない。


 私達は停滞を嫌い、安心を退屈と思い、前進を愛する。


      ●


 進んだ先にある炎を光と間違えた。


 炎は私が作った。


 光も私が作った。


      ●


 なぜ彼らは隣国の国民を殺しているんだ?


 なぜ同じ顔の人間同士が争っているんだ?


 喋る言葉が一緒なのに何をしてるんだ?


 親がいて子がいて妻がいるのに…


 わからない


 わからない


 わからない私は


 私がやった事なのかわからない


 すべて…全て私の責任なのか…


 違う…ちがう…ちがうんだ…違う…


 最初は!最初は私だ!私だ!そこは間違いない!


 だがそのあとは勝手に勝手にだな…縦横無尽に変化して…勝手に隣国の国民を殺し避難所にミサイルを撃ち込み老若男女殺し回ったのは彼らではないのか?私じゃない私じゃない私じゃない…


 そうですかならよかった。とはならない


 罵詈雑言を自分に浴びせ自殺したくなる。


 すべてのにんげんはおこられないかぎりおこらない。


 わたしがいっせきをとうじなければ


 こんなことにはならなかった。


 そんなこと誰でも小学生でも知っている。


 そんなことを思うことですら罪悪感を感じる。


 私を思い浮かべる人間は恐らく悪魔でも思い浮かべるのだろう。


 私が悪魔ならどれだけいいか私が悪魔ならどれだけ楽か。


 というよりも


 悪魔だってこんなに人は殺さない。


 私ではない!私ではないんだ!そう思う自分に何度も吐き気を催した。逃げ道を探すといつもそこに辿り着いた。でもそこにはいてはいけなくて。そこにいていいほどの罪の重さではなくて。サイコパスを演じて人の前に立っているがなんだか違って。会議が開かれようともあんなに人が死んでおいて終わらすこともできなくて謝ることもできなくて正論を否定することしかできなくて積み重ねた嘘に更に嘘を積み重ねて…


 だってそれはそうだろぅ…相手が負けを認めない限り誰が負けを認めるか…何十万の兵士…何百万の巻き込まれた人々…何百万の避難民…湯水の如く使った金も底が最近はよく見える…負けを認めたら死んだ人間は甦り壊れた建物は元に戻り避難民も戻り金も全て返ってくるのであれば認めるが何も起きない。起きることは責任所在を求める裁判であり人手不足の復旧作業でありこの世の中から差別が向けられ仲間など一目散に消え失せる。


 だったらもぅ…続ける以外…ないではなぃか

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