嘘をつけば…ばれていても…どうにか…なっていき…それらは…それらの皆の溜まった鬱憤は…攻撃対象を変えることで…少しの憂さ晴らしのように…発散していく
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この世の中というものは
大きな力を持ったものが全ての発言権を持っている。
実際命令すればばその通りに動くし
命令しないと彼らは何も動かない。
そもそも彼らは勝手に動いてはいけないし
彼らは命令を待つしかできない。
アホな仕組みだなと思うと同時にこれらは大きくなりすぎた人間が作った仕組みなのだろうとも思った。
そしてそれと同時に命令をする側の人間は命令される側の人間にありえないくらいの量の陰口をたたかれる。
少しでも暇な時間…話題に困ると言葉が詰まると「アイツさぁ…」という言葉と共に再び盛り上がりを見せる。
それにより団結力が上がり士気は少し下がる。
自分も若い頃永遠に上の人間の悪口を言っていたがその人間がどうなることもなかった。
今自分が上の立場になりとんでもない量の陰口を言われているがやはり何も差し支えなかった。
陰口はやはり陰口で終わり…それらはやはり本人の耳に入らなければ入ったとしても気にしなければ何もないのと同じであった。
形無き物に意味などなかった。
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地球のどこかでウィルスを創った者がいた。
そのウィルスは感染力が非常に高く…感染すると高熱が出てのどが痛くなる者もいれば鼻が止まらなくなる者…倦怠感が抜けなくなる者もいれば味覚がなくなるものまで出る。
殺傷能力はそんなにないが千人掛かれば10人は死んでしまう可能性があると推測されたウィルスを創った。
そのウィルスをネズミに投与して実験していたら面白い結果が出た。
1匹のネズミがウィルスを投与されたはずなのに無症状で元気に動き回っていた。そのネズミは熱もなく体に変化は何もない。そのネズミが特別丈夫というわけでも目に見えた個性があるわけでもない。ただそのネズミは無症状なだけなのだ。
だがそのネズミは無症状だが感染していた。
そのネズミは感染していることに気付かない。
そのネズミが動き回ると周りのネズミはウィルスに次々と感染した。
感染し床にふせるネズミもいれば数匹に一匹は感染しても先ほどのネズミ同様無症状で元気に動き回る者もいた。その無症状のネズミを他の感染していないネズミがいるゲージに放つと同じ事が起こり…それにより数千のネズミが感染し数十匹のネズミが死んだ。
そのウィルスを創った者は笑みを浮かべながら上に報告した。
上に報告すると上の者が下に下りてきた。
「本当なのか?」「何を言ってるんだ?」「どういうことだ?」決して走らず早歩きで早口で喋る彼らにウィルスを創った者は説明する。
「本当だ…」「なんで…」「どうして…」ネズミの現状を見た彼らはしばらく黙り込んだ後彼らは上に戻っていった。そしてしばらくすると更に上の者が先ほどの彼らと共に下りてきた。彼ら全員が腕を組み何もしてないのに偉そうだった。そうしてウィルスを圧迫という方法で許可を得て勝手に持って行った。
時間が経ち時間が経ち時間が経った。
するとある日ウィルスを創った者の国で…感染力の異常に高い新たな病気が流行りだした…。
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私達は武器を持った。
その武器は目に見えない武器だった。
その武器を手に入れたときの高揚感は言葉では言い表せない物だった。
胸が高鳴り私の中で何かが小躍りし奇妙なステップを踏んでいる。
さっそく私達はこの武器に名前を付けた。
その武器の名前は(ZS)に決まった。
そして私たちはその武器に抗体する武器を創ることにした。
それから時間が経ち時間が経った。
すると完ぺきとは言い難いがその武器が完成した。
私達は強くなった。
強くなったが密かに強くなった為誰にも知られなかった。
せっかくやったのにあんなに時間を掛けたのになんだか納得いかなかった。
世界を震撼させるほどの強さを保有したのに…その抗体の武器もできたのに…実際使用されないともなると…使用されるのは私たちが死んでからともなると…なんだか…なんだか…なんだか…
どうも欲が抑えられなくなる…。
「ネズミではああなるが…人だと本当にそうなのか?」
「はい!間違いありません!」
「体の大きさが全然違うじゃないか!それでもそう断言できるのか!」
「はい!大丈夫です!間違いありません!」
「…」
「はい…大丈夫です」
あぁ…私は…私はどうやら見たいようだ…。
自分以外の幸せな人間たちが突然現れた不幸により慌てふためく様子を…逃げ惑う様子を…迷信のようなデマが出てそれに翻弄される様子を…
「他の国はこれによりどうでるのか?どう対策を練るのか?物流関係がおそらく途絶えるがそうなると世界はどうなるのか?やはり人が多いこの国が有利に働くことになるであろう。最終的に何年続き自国の利益はどうなるのか。その間に秘密裏に何ができるのか…」
紅茶にミルクを入れかき混ぜる。
私はこの地球にミルクを入れかき混ぜられる。
するとそれはどういうふうになるのだろう。
〇
急に世界中で新たな病気が流行りだした。
最初人々はそんなに重要なこととして見ていなかった。
何やら大きくニュースで取り上げられるなと思っていると、いつの間にやらその病気は自分の国に入ってきて、少し戸惑っているとある地域でその病気が流行し、ぼくらはそのニュースを見て類を見ない感染力の高さに驚いていると、次の週僕らの町で、その病気の感染者が出た。実際に見たわけではないが1人の感染者が5人になり、5人が30人になり、30人が200人になり、200人は1000人になり、一週間もすると自国での感染者は1万人を優に超えた。
「緊急事態宣言」
僕らの国でもついに緊急事態宣言が出され、僕らは外出を制限された。
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どこかの国がウィルスを創りそれを世界中にばらまいた。
「どうします?」
「どのようにすればいいですか?」
「早急な判断が必要です」
「ご決断を!」
何が何やら訳が分からなかった。
急に新種の病気が流行ったなどとぬかされても普段からウィルスの研究をしている訳でもあるまいし私に何がわかるというのか。
専門家をたくさん呼んだが「新種なので…まだ…わからないことだらけです」などとぬかされ頭にきた。こいつらがわからないのになぜ私が全ての判断をしなければいけないのか?疲れ頭にき訳の分からない書類を大きな音を立てて机に投げつけ椅子を蹴飛ばした。
すると皆が黙ったので「しばらく様子を見る」とだけ残しその場を出た。
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それは数日でとんでもない大きさになった
「緊急事態宣言」
小さな山火事をほおっておいたら山全体が燃え焼け野原になったようなそんな感じがした。まぁ…まだ焼け野原ではないのだが…
急いで緊急事態宣言を出し国民には仕事を休ませ外出を控えさせた。
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はぁ…疲れたと思う。
めんどくさいと思い落胆する。
この国の未来については考えていた。
未来を考え前進していた。
だが…ウィルスがどうの病気がどうの…そんなことは一度も考えたことがない。
しかも新種のウィルスで感染力は凄まじく無症状でその病気に知らずに感染している者もいる…
そんなこと知らないしそんなもんの対策など知る由もない。
よくもまぁあの国はそんなものを創ったものだと思う。
無責任にばらまき「知りません」「やってません」としらを切り最終的にはなぜか少し怒っている。
まぁ…いいよな…なんでもありだよな…ほんとうに…
「…」
小学生の時…私は一人の人間を階段から突き落とし…大怪我をさせた。その人間は…学校に来なくなり…転校していった。教壇で教師たちが集まり犯人は誰だと問い詰めた…私は答えず下を向いた。数十分もすると教師たちは去っていき次の日から何も変わらぬ日常が訪れた。
「…」
おそらくあの時…大体の目星はついていたのだろう。教師だって馬鹿ではない。しかも突き落とされた人間は私を見ていた。あそこでおそらく病室で…私の名前を伏せる理由など何一つありはしない。
「…」
皆…私が犯人だとわかっていた…んだ…そうか…え…そうなのか…私は…知られていたんだ…犯人だと。でも誰も…責めてこなかったし…誰からも咎められることもなければ…ランクが下に落ちることもなかった。いつも通りの日常に戻り…またターゲットを見つけては攻撃したりした。
「嘘をつけば…ばれていても…どうにか…なっていき…それらは…それらの皆の溜まった鬱憤は…攻撃対象を変えることで…少しの憂さ晴らしのように…発散していく」




