表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/97

隠し通路

前回のおさらい

蓮は《探知》を使い、隠し通路を見つけ、奥へ進む。

蓮はライトで足元を照らしながら、隠し通路へ足を踏み入れた。

通常の通路よりも狭く、湿った空気が肌にまとわりつく。

壁には苔が生え、地面には人の足跡も見当たらない。

《探知》は発動したままだ。

ぼんやりと周囲を探っていた蓮の表情が変わる。

(反応……一つ。)

通路の奥。

大きな魔力反応。

これまで遭遇した魔物とは明らかに違う存在感だった。

(強い……。)

蓮は剣の柄を握り直し、慎重に歩みを進める。

やがて通路は途切れ、小さな空洞へと繋がっていた。

天井は高く、中央には赤黒い岩でできた広場が広がる。

その中央に、一体の巨躯が座り込んでいた。

身長は三メートル近い。

全身を赤黒い筋肉が覆い、皮膚は岩のように硬そうだ。

額からは二本の角。

右手には、人間ほどの大きさがある鉄塊のような棍棒を握っている。

蓮が姿を現した瞬間、その魔物はゆっくりと立ち上がった。

ギロリ…。

黄金色の瞳が蓮を射抜く。


『レッドオーガ』

『討伐推奨レート:B』


「……!」


蓮は思わず息を呑む。

(Bレート……。)

第二ゲヘナで戦ったC+の魔物とは、放たれる威圧感がまるで違う。

レッドオーガは棍棒を肩へ担ぐと、不敵に口元を歪めた。

「グォォォ……。」

低い唸り声だけで空気が震える。

逃げるという選択肢が頭をよぎる。

しかし、その直後。

レッドオーガが突進してくる。


蓮は横飛びで難なく避けるが、レッドオーガがニヤリと笑みを浮かべる。

来た道を防がれ退路は失われた。

レッドオーガは逃がす気など最初からなかった。

「やるしかないか。」

蓮は静かに剣を抜いた。

黄金色の魔力が右手へ集まる。

「《魔法盾(アイギス)》。」

盾が展開された瞬間。

レッドオーガが地面を砕きながら突進してきた。

巨体とは思えない速度。

棍棒が真上から振り下ろされる。

ガァァァン!!

《魔法盾》へ激突した衝撃だけで足元の岩盤が砕け散る。

「ぐっ……!なんて力だ……。」

腕が痺れる。

《魔法盾》がなければ即死していた。

レッドオーガは間髪入れずに攻撃してくる。

横薙ぎ。

蓮は紙一重で回避。

棍棒が壁へ激突し、岩壁そのものを粉砕した。

「《反射(パリィ)》!」

振り返りざまの一撃を弾き返す。

しかし、レッドオーガは体勢をほとんど崩せなかった。

「効かない……!」

これまでなら《反射》で生まれていた隙が、ほとんどない。

それほどの難敵。

蓮はすぐに距離を取る。

(弱点を探すしかない。)

レッドオーガが咆哮を上げる。

「グォオオオオッ!!」

空洞全体が震えた。

次の瞬間、レッドオーガの身体が赤い魔力に包まれ、筋肉がさらに膨れ上がる。

一歩踏み出しただけで地面が爆ぜた。

(自己強化か!)

蓮は動きを読みながら必死に《魔法盾》を使いながら回避する。

一撃、二撃、三撃。

どれも致命傷になりかねない威力だった。

レッドオーガが体を使いタックルをしてくる。

「《前方城壁(スクード)》!」

黄金色の城壁が地面からせり上がる。

ズドォォォォン!!

レッドオーガが城壁へ直撃する。

凄まじい轟音が響き渡り、洞窟全体が揺れた。

流石《前方城壁》ビクともしていない。

しかし、レッドオーガはBレート。

今まで戦ってきた魔物とは格が違う。

それでも蓮は剣を握る手を緩めなかった。

蓮は相手の動きを捉え続け、《魔法盾》でレッドオーガの攻撃を防ぎ、隙を見て剣で攻撃する…。

(必ず突破口を見つける。)

蓮は再びレッドオーガへ向かって踏み出した。

誤字脱字等御座いましたら指摘お願いします!

続きが気になる!面白い!と思ってくださったら評価お願いします。励みになりますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ