7_【第七話】魔石だ魔石だエターナル?!
「へえ? やるじゃないか!!」
はぁい!! てんちょー!! マメ子はジーニアスなんスワスワー!!
「えっへん! もう50枚!! すでに終えておりますのです!!」
「まだ二日目の昼時じゃんか? やるねえ!! 最近の若い子は!!」
「うむうむ! ほめてよろしいぞえ!!」
「あはは、こりゃいいや! すごい有能じゃないか! いい子が来てくれた。」給料弾むからよ、とにかく。今の試用課題はきっちりすましてくれよ?」
「らくしょうでありおりけります!!」
「ははっ! そうだろな、君になら。いい感じだ、あと頼むぜ?」
「いえーす!! あいどぅー!! エンジョイワアアアアク!!」
「あっはっは! んじゃ、食器持っていくわ。あとで菓子差し入れるな? お客さんから栗饅頭もらったんだよ」
「くりりん!! 好物です!!」
「んじゃな。あとでお茶も持ってくるから。頑張ってくれたまえ、マーメルクちゃん!」
「はいとして賜わりましたあ!!」
*本の魔力ディクショナリィ
「うにゅ~ん。少し手を休めよっと。大体、七日予定の半分を二日で終えたってことは。三日丸々好きしていいってことじゃん!! というわけで!! あの面白そうだったディクショナリィをリーディングディープしようっと!! 本を読むは叡智の快なりい!!」
ブックブックディクショナリィを棚から持ってきて、テーブルの上にミルクティーをセットオン!! ティーリーフイズザセイロン!!
「えーっと。ふむ!! そもそも魔石とは、安定室粘土の形に吸い込まれた魔力と、天然魔力結晶、すなわち宝石と呼ばれるものに大別される。うん、これは知ってるポン。それで……むみむみ、ここか」
ページぺろりん。
「ガラス質の鉱物には、実は魔力というものは浸透しづらいものである。物質硬度が低いほど、その物質内に魔力は浸透しやすく、また硬質であれば極度に浸透しづらい。ただし、魔力を100%カットしてしまう物質というものはほとんど存在しない。にゃるほろ!!」
セイロンミルクティーごっくん!!
「だが、例えば97%の物質的絶対硬度を持つ質量体に魔力は宿らぬかといえばそうではなく。質の高い魔力の量がそろえば、別段浸透に極度の時間がかかるわけでもないわけである」
んひゃう。ちょっとかんがえるとーねー。
つまり、粒子の細かいウォーターフォースを、例えばあそこに転がっているクリスタルのかけた破片に流し込むっチューことかね? トカマク君? いや、誰かねトカマク少年とは。そんなことはどうでもよく!!
硬くて質の良い魔石とはそう作るものらしいかも。
やってみたいぞクオリファイ!!
やってしまおうクリエイト!!
どうせ時間は余っておるのじゃーゆ!!
*ほくほくアギッツオーナー店長
「やっべ! なんじゃいあのマーメルクちゃんは! 俺もツイてきたな! あんな有能ちゃんが飛び込んできてくれるとはね! 十年前に、相方のメローネが俺に『甲斐性なしのくそボケ野郎!! 一生本と魔石と端材に埋もれてろボケえ!!』とか泣きわめいてガトリングパンチ浴びせてきた末に店出て行ってから。もう有能な助手は得られないと思ってたがなぁ……。いや、いい子が来てくれた!! もらった栗饅頭、3個あげちゃおうかなあ♪」
ほれほれお盆に湯飲みと栗饅頭を3つのっけて。勝手口から工房スペースに。庭の巨石とモミジの葉は今年もきれいなもんだよな。飼ってる泥鯉が池ではねた。
「マーメーちゃーん!! もってきたよぉ!! くりまんじゅう!!」
ドアをノックする。ありゃ? 反応がないぞガンガンガンゴン!!
がちゃあり。
「お静かに。いま取り込み中です凄い邪魔です帰ってください」
がちゃりん。
え? なに? いまのマーメルクちゃん? 目が違う表情が違う語調が違う。
すっげえ怖かった、おっさんビビった。
魔石作ってるのかと思ったのに、中で何やってんだあの子は?!
7話 END




