6_【第六話】Let‘sMake Magic Stone!?
*デートルト魔道具店・工房スペース
「んで、マーメルクさん?」
「はいいいいい!!」
「肩の力抜けっつーの!!」
「はいいいいい!!」
「……でな。ここ、こういう部屋だろ?」
はい、どういうお部屋かというと!! 石造りの! 天井は石床から四メートルくらい上にある感じで。大き目の切り石を積んで並べて、隙間を泥パテで埋めて固めた感じの壁の、直径10~12メートルぐらいのまるいお部屋ー!! ですっ!!
「真ん中に作業台、あるだろ? んで棚もあっちの壁沿いにあるわけで」
「ははい!!」
「肩がちがちだなぁ……」
「ははああいいい!!」
「まあいいや。緊張イコール仕事できねえってもんでもねえし」
「ぬううあ!!」
「奇声あげるなっつの。んでな? あっちの棚に、帯魔粘土板がメッサ突っ込んである。サイズは12cm×4cm。さて、あれはなんでしょう?」
「高野豆腐型の粘土板?」
「ごはっ!!」
「なんですかあ?!」
「脳まで若さウィルスに食われてるのか19歳女子ぃ!!」
「ぬは?!」
「魔石タブレットメディアだよ! 魔力を充填すると、魔石カートリッジってよばれるようになる、インフラエネストック」
「あー!! 魔石コンロとかに入れるアレ! しってまあす、つかってます!! ぬる燗つけるときとかに!!」
「すげえ……。19歳で呑んべトーク!!」
「えへへほめられたぁ!!」
「若さの才能っていう受け取り方がほんとに天才もしれんけど。ほめてない!!」
「天才って言われたああ!! わーい」
「ぎゃああああああ!!」
「えっと? それで無駄口ばかりをたたくのはやめてください店長!! 私は仕事をしに来たのどぇす!!」
「きっさまああああ!! おっさん泣くぞお!!」
「なぜ?!」
「わかれよ!! コモンセンスクラッシュガールめえ!!」
「常識に沿って話をしています!! 共感は大事ですから!!」
「情報共有の危険性ラージじゃないか君は!!」
「えへへ!!」
「なんでもよくとらえるのがあぶねえ!!」
「無駄話はこれくらいにしたいのですが!!」
「そもそも、いや理屈は粉砕されるのが見える!! よし、やることを伝える!」
*魔石作成スタンバイ!!
「ふむふむふむむん!!」
「な? これだぞマジックディクショナリィ。とんでもなく高い本だから、鼻血とかを垂らすなよ?」
「なぜに鼻血?」
「知恵熱で鼻粘膜やられるとか?」
「謎」
「いいから、これよんで。わからないところがあったらな」
「はい!!」
「できるんだったら読まないでもいいけどな。とりあえず、帯魔粘土板を100枚!! 水属性魔石カートリッジにしてくれ。期間は一週間!! 出来たら必ず本採用するからさ、励みなよ!!」
「ホンサイヨウ? うがあああああ!! 絶対やりますやって見せます!!」
「おう、がんばんな!! 飯は毎回ドアの前に置いとくし、シャワーは住居スペースの奴を自由に使っていいぜ!」
「うっほい優遇! 何だこの環境の良さ!! やったあ!! マメ子やったあ!!」
「そんなに喜ぶような優遇でもねえだろ?」
「その判断アリエン!!」
「劣悪環境なんかよ今までの君は?」
「残金1000S$!!」
「あん? なんにそれ?」
「いや、気にしないでください、ライトトラウマにすぎないでござる!!」
「んじゃ。やってみな!!!」
「おっす!! やりますドクトル!!」
「どっちかっつったら、テクノスピープルだっつの俺は、んじゃ、頼むぜ」
「おおう!! 任せて安心170%!!」
「確率高すぎで逆に不安だけどな。んじゃ!!」
アギッツ店長は、部屋のドアを開けてEXITROOM!!
やるぞマメ子! 生活のためのバトライズ!!
*チャージエナジforタブレット粘土!!
「えーっと。ここは水エナジー充填だからぁ!! 冷やしも温めもしないで、ウォーターフォースストレートで、タブレットに魔力加圧なわけね? アイワズアンダステッド!!」
ちょっとまってよ、店長所有のこのマジックディクショナリー。凄いわ何よこれこれ!! ブラウガルドの図書館にあっても、貸出順番待ちがきつい類の文献になるクオリティじゃんすか!!
何はともあれ作業開始!!
粘土板を手で挟んで、両手にウォーターフォース充填!! 放て!!
バチィン!!
うっは!! はじけて入った!! タブレットが一瞬で青く染まった!! 何これ綺麗面白ーい!! やっちゃえやっちゃえ次もやろう!! えらっしゃ!!
バティン!!
おっほいできたこれ楽勝!!
んでー!! 2時間経過―!!
やってしまったやったぜマメ子!! やってやったぜ20枚!!
1週間をかけていいのに、初日2アワーズで、すでに工程五分の一消化セリ!!
われは天才なるぞー!! うわふははははははぁー!!
6話 END




