20_【第二十話】Hold=Battle=Hell=Beet!!
*シンの張ったアンチフィシスフィールドが溶けて……!!
うっわあ!! どうすんだシン!! 魔法防御パーペキなお前でも!! あのバケモンみたいなイケメンマッスラーのトーフォルトの剣撃貰っちまったら!! 143cmマッスラーのこのロッツさんの攻撃とはまったく意味が違うだろうに!! 死んじまうぞっ!!
「倒れてしまえっ!! レブトー流騎士剣術!!『斬断落!!』」
うっはう!! 跳躍からの斬り付け断ち落としを放って来るトーフォルト!! 物理装甲紙のシンはどうすんだよ!!
「……ああ」
「魔導弾丸開放!! ダークスネークバインドブリット!!」
あっ!! 撃ったぞシンが!! 放った弾丸は闇3段の『闇蛇影縛』!! アギッツの旦那に弾丸中の魔法を込めてもらったらしいが!
「! うおおおおおおおっ?! 闇の蛇っ?!」
焦るトーフォルト!! シンがぶっ放した魔導術の闇蛇が!! トーフォルトに巻き付いて、その動きをがんじがらめに封じる!!
「あっ!! トーフォルト!!」
「ふん!! ゆけ!! 魔導弾丸開放!! ダークプロミネンスブリット!!」
トーフォルトを案じる敵の副官、ファナシーの声のかき消すような!! シンの低く麗しい声と!! 発砲音と!! 広がる闇の火柱の燃焼音があたりにとどろく!!
「がっ!! ぐあああああああっ!!」
うお!! 直撃したぁ!! 真正面からまともに炎の火柱を喰らいやがったぞ!! あのトーフォルトめっ!!
「くっ!! トーフォルト!! ディア=エリクサーを!! 完全治癒のあの魔導術を!! 自分にかけて! 私にはそれは使えないから!!」
「くぐ……、ああ!! そうだな、死にたくはない!! 私も!!」
「その厄介な闇の蛇は私が溶かす!! 即効魔導術!! 発動せよ!! キュレイティンレイン!!」
そんなことを! 敵のファナシーとトーフォルトが話し!! ファナシーのさっきの魔法溶かしの雨が再び降って、トーフォルトを縛していた闇の蛇を溶かし!!
「われ名を宣す!! 7段水魔導剣士、トーフォルトなり!! 水精霊神ナードよ!! 完全なる癒しを齎す、慈水と命水と汲水を齎したまえ!! 代償に捧ぐは我が魔力!! 発効せよ!! 『ディア=エリクサー』!!」
うがああああ?! あれまさかまさか!!! うわあああ!! 七段水魔導術の『完癒慈水』?! あらゆる肉体欠損を一撃で帳消しにしちまうあの!! やっべえええ!!
「ふん!! こんなものいくら食らったところで!!」
「水の第二分隊は抜けないわよ!! 銀髪の死神!!」
うはう!! ナイスカップル青髪婚コンビが揃って胸張って宣言しやがった!!
シン、どうすんだおい!! あの無限機関ソードナイトのトーフォルトと、ダンシングフィギュアガール相手によ!?
「ああ」
「こうだ!!」
え? なにすんだ?
「魔導弾丸開放!! ダークスネークバインドブリット!! 縛れ!!」
はぁ?! ああああああ?! またおんなじこと繰り返したって!! ファナシーの輝雨が溶かすだけだろ?! そんな簡単なこと、この学がねえロッツさんにもわかるのに!! オメエなにやってんだぁ!! シィン!!
「さて、と。繰り返しだ、学ぶと良い!! 信水の魔導剣士と、その副官よ!! いわゆる重ねの恐ろしさを!!」
そういって、『闇蛇影縛』の魔導弾丸をぶっ放したシン!!
どうなるんだこの勝負ってもんはよぉ!!
20話 END




