#57 死後硬直からの火傷はNG
先進都市・インダストレージ
ミズキの研究所
ミズキ「・・・なるほど、君たちはカズとともに旅をする仲間だったか」
カズ「すみません、突然押しかけてしまって・・・」
ミズキ「なんだ、てっきりデリバリー3姉妹が私の研究所に押しかけて4Pでも始めるのかと思ったぞ」
ユイ(クールな顔してとんでもねぇこと言うな、この人)
マリア(なんて破廉恥な・・・これがカズさんのお姉様なんですの・・・?)
ネロ(デリバリー・・・、4P・・・?宅配ピザの話か?)
ミズキ「おっと、自己紹介がまだだったな。クロエ・ミズキ、24歳。カズの姉だ。職業は研究者。主に武器や防具を造っている」
ユイ「・・・あ、私ユイ・ルマリアンドです。職業は僧侶」
マリア「システィーナ・マリアですわ。職業は武闘家でして」
ネロ「ネロ・ミカエラ・フェザーライトだ!職業は魔法使いDEATH!」
ミズキ「ご丁寧にどうも。ところでカズ、お前は誰と結婚するんだ?」
ユイ・マリア「はっ!!!?」
ネロ「えっ、カズ殿いつの間に婚約を!?」
カズ「はぁ、なんとも唐突な質問ですね・・・」
ミズキ「人の興味はいつも唐突なものだ。で、誰なんだカズ。生意気そうなピンク髪か、金持ちそうなお嬢さんか、それともこちらのパッション全開のバーサーカーか?」
カズ「しません(投げやり)」
ユイ・マリア「ぁ・・・(硬直)」
ネロ「うわ、このココアうめぇ(味への興味)」
ミズキ「そうか、あくまでそういう関係なんだな」
カズ「姉さん、もうちょっと話の対象年齢を下げてもらってもいいかな・・・」
ミズキ「ふむ、少々度が過ぎたな。反省しよう。そういえばカズの剣の修繕をするんだったな。ちょっと待ってろ」
ミズキ「カズ、修繕は隣の部屋で行うのだが、私がいないからってくれぐれも乱・・・」
カズ「修繕お願いしますミズキお姉様!!!!!」
ミズキ「うむ、そちらの3姉妹も気兼ねなくくつろいでいてくれ。では・・・(隣の部屋に行く)」
カズ(うん、あの人は死んでも反省しないんだろうな)
ネロ「なぁ、カズ殿」
カズ「ん、どうした?」
ネロ「ユイ殿とマリア殿が固まったまま動かないんだが」
カズ「・・・え、なんで?」
ネロ「とりあえず、硬直を解くためにココアを頭からかけてみるか」
カズ「やめて、床が汚れるから」
ネロ「でも、ミズキ殿は気兼ねなくくつろいでって良いって・・・」
カズ「限度ってモンがあるでしょうが、限度って、モンがぁっ!!!」
ネロ「限度は超えてナンボってもんでしょうにぃぃっ!!(ユイの頭からココアをかける)」
カズ「まぁなんてことを!」
ユイ「ぎゃあああああ熱っつぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(熱さで悶える)」
カズ「ほら言わんこっちゃない!!床も汚れたし!!!」
ネロ「でも硬直は解けたし・・・(マリアの頭からココアをかける)」
マリア「あんぎゃあああああ熱ぁぁぁぁぁっっっっ!!!!(熱さで悶える)」
カズ「なぜ淡々と同じ過ちを繰り返す!」
ネロ「うむ、2人とも無事だな」
ユイ「あぁぁぁ熱っつ熱い熱い熱い!!!!」
マリア「ぅぅぅぁ熱っっっついですわぁぁぁ!!!!」
カズ「この惨劇を見てよく無事と言えるね」
ミズキ「おいお前達、騒がしいぞ。客人とはいえもう少し静かに・・・(隣の部屋から出てくる)」
カズ「あっ姉さんちょっと待って今入ったら・・・」
ミズキ「・・・」
ミズキ「カズお前、女の子に熱々のココアをかけて悶えさせるというSMプレイに興じる癖があったのか・・・」
カズ「本日は次々とあらぬ疑惑をかけられる!!!」
ネロ「違うんだミズキ殿!ココアをかけたのは私で、カズ殿は何もしていない!(自己犠牲の心)」
カズ「おお珍しくネロからナイスフォローが入った!」
ミズキ「お前・・・女の子同士がココアをかけあって悶える姿を第3者視点から傍観する癖があったのか・・・」
カズ「くそっどうあがいても変態にされる!!」
ネロ「カズ殿にそんな趣味が・・・(変態への侮蔑)」
カズ「お前まで誤解すんなこの真犯人が!!!」
10分後
ミズキ「修繕終わったぞ、カズ」
カズ「あぁ、ありがとう姉さん」
ミズキ「えらく乱暴に使っているようだな。剣筋が乱れているとみた。自己流の剣さばきに、剣がついていけていないんだ」
カズ「まぁ、たしかにそうかもしれない・・・」
ネロ「すごい、ミズキ殿はそんなことまでわかるのか!?」
ミズキ「自分が造った剣だ。それくらい見ればわかる」
マリア「素晴らしい腕ですわ、是非わたくしの武器も見ていただきたいですわ!」
ミズキ「いいだろう、他人が造ったものを見るのは勉強になる。見せてみろ」
カズ「・・・え、ちょっと待って。マリア、お前の武器って・・・」
マリア「お願いしますわ!(武器を出す)」
ミズキ「・・・これは、グロックじゃないのか。たしか、国家機密で民間人の所有は禁じられていたはずだが・・・」
カズ「なぜ躊躇いもなく国家機密を人の姉に見せるのか」
マリア「最近サイレンサーの調子が悪いのですわ」
カズ「聞いてないそんなこと・・・、ってそうじゃなくて!違うんです姉さん、国家機密を持ち出しているとはいえ、こいつは国家への反乱を謀ってるとかそういんじゃなくて・・・」
ミズキ「私ほどの研究者いえど、実物は初めて見た・・・す、素晴らしい!これは素晴らしいエクスペリエンスだ!!」
カズ(そうか、研究者って興味が犯罪に打ち勝つ生き物だった)
ミズキ「おい君、当分の間これを貸してはくれないか!?悪いようにはしない、決して!!」
マリア「もちろん、そのためにお見せしたのですわ」
ミズキ「恩に着る!悪いようにはしない、決して!!」
カズ(あ、悪いようにするやつやこれ)
カズ「あの、くれぐれも人前で使わないようお願いします姉さん・・・」
ミズキ「大丈夫だ、悪いようにはしない、決して!!じゃあ今から隣の部屋行くけどカズお前くれぐれも私がいないからってここで乱こ・・・」
カズ「何もしませんからどうぞごゆっくりミズキお姉様!!!」
ミズキ「うむ、では(隣の部屋に行く)」
カズ(はぁしんどい)
ユイ「なんだか、姉に対してえらく畏まっているな、カズ」
マリア「ほんと、上司に媚びを売る部下のようですわよ」
カズ「うん・・・怖いからな・・・」
ネロ「怖いって、そんな人には見えなかったが・・・」
カズ「お前らには分からんよ。これはトラウマの問題だから・・・」
マリア「お姉様と、過去に何かあったんですの・・・?」
カズ「・・・知りたいか?」
ユイ「知りたい」
マリア「知りたいですわ」
ネロ「知りたくない」
カズ「そうか・・・じゃあ多数決の原理に則って話そう。心して聞くがいい・・・」
第7回ココアぶっかけ祭




