#25 【速報】マウント取り失敗の瞬間
前回までのあらすじ
旧友に会いにいこう!
スクラビング地方 バドニーユ市街地 門前
カズ「案外すぐに着いたな」
ネロ「ほう、ここがバドニーユか」
ユイ「ここにカズの元仲間がいるのか」
カズ「そうだ」
マリア「3人ともですか?」
カズ「そうだ」
ユイ「・・・共に旅をした4人中3人が同じ街に住んでいるのに、カズは1人だけ遠い地に住んでるのか(小声)」
マリア「まぁ、あまり触れない方がよさそうですわね(小声)」
ネロ「なんで3人とも同じ街に住んでいるのに、カズ殿だけ1人遠い地に住んでいるんだ。嫌われてるのか?(直球)」
ユイ・マリア「ちょっ、おま・・・声が大き・・・」
カズ「そっ、そういうわけじゃ、ねねねぇけど(動揺)」
ネロ「でも、ハブられてはいるんじゃないのか?」
カズ「・・・」
ユイ・マリア「・・・」
ネロ「はっはっは気にするな。私はカズ殿のこと嫌いじゃないぞ!」
ユイ「わ、私も嫌いではないぞ!嫌いでは!」
マリア「そ、そうですわ!そう落ち込まないでくださいまし!」
カズ「うん・・・そうだね」
ユイ・マリア(なんだこの罪悪感・・・)
???「相変わらずシケた面をしているな、クロエ・カズ」
ユイ「!?」
ネロ「むっ、誰だ、勇者カズの名を呼ぶ者は!?」
カズ「お、カーミルじゃん」
カーミル「その呼び方はやめろと言っているはずだ」
マリア「あのカズさん、この方は・・・?」
カズ「あぁ、こいつがさっき言ってた昔の仲間の1人。僧侶のカーミルだ」
カーミル「カーミルと呼ぶな。私の名は『アイギス・レム・カームキル』。カームキルの部分を縮めて呼ぶんじゃあない」
ユイ(『カームキル』・・・どこか、聞き覚えのある名前だな・・・)
カーミル「それに、私はもう僧侶ではない。今の私の職業は上級職の『賢者』だ」
3人「!?」
カズ「そうなん?」
カーミル(・・・)
カーミル(クロエ・カズの仲間の3人の女たち、驚いた顔をしている。フン、それもそうだろう、賢者とは僧侶としてのレベルを99まで極めた者しか成ることのできない上級職。レベル99など、そう簡単に到達できるものではないからな。私の実力に恐れと尊敬を隠せずにいるのだろう・・・)
3人「『賢者』って何?」
カーミル「えっ?」
カズ「んだよ、お前ら賢者も知らねーのかよ。賢者ってのは、僧侶のレベルを99まで極めたら成ることのできるジョブだよ」
ユイ「へーそんなんあんのか」
マリア「なら、ユイさんは余裕で成れますわね」
カーミル「えっっ!?」
ネロ「そうだな、3回くらい成れそうだな」
カーミル「えっっっっっ!!??」
カーミル「・・・ちょ、ちょっとこっち来いクロエ・カズ(小声)」
カズ「え、なんだよ。袖引っ張らんといて、伸びるから」
カーミル「なんなんだあの女たちは。賢者をナメているのか?それともあのユイとかいう女のレベルが99に達しているとでもいうのか?」
カズ「そうだな。あいつのレベル327だし」
カーミル「さっ、327ァァァ!!??」
カズ「うるせぇな、6日目の蝉かお前は」
カーミル「う、嘘だ。そんなことありえるはずがない。『99 Over』すら会ったことがないのに、その上『300 Over』の人間がいるなんて・・・!」
カズ「そうだよな、俺もにわかに信じがたいのだが・・・」
カーミル「そうだ、何かの間違いだ!」
???「いいえ、あの子は正真正銘レベル327よ」
カズ「あっ」
カーミル「っ、イザベル!」
イザベル「久しぶりねぇカズちゃん。1年ぶりかしら」
カズ「そうですね、お久しぶりですイザ姉」
イザベル「あら、カズちゃんはまだ私のことを『イザ姉』って呼んでくれるのね」
カズ「年上ですからね」
カーミル「私もクロエ・カズよりも年上なんだが・・・?ってそんなことはどうでもいい!イザベル、本当にあの女がレベル327だというのか!?」
イザベル「そうよ。でもそれだけじゃない。隣のお嬢様みたいな子はレベル319、その隣にいたってはレベル402よ」
カーミル「う、嘘だろ・・・あの女たち3人とも『300 Over』だとでも言うのか・・・!?」
カーミル(そんなぁ、私の自慢が!私の威厳がぁぁぁぁぁ!!!)
カズ「おいカーミルうるせぇぞ!心の声っぽくなってるけど口に出てるんだからな!」
上級職とかいうガバガバ概念




