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ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season3 少女覚醒の章(潜在能力編)
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25/114

#24 カンスト先の秘め∞Power

前回までのあらすじ


王はヘタレ


人工凶魔「ブレイブイーター」との戦いから1週間が経過した。いまの実力を突きつけられ、叱咤激励(しったげきれい)を受けた少女3人の前に、次々と凶魔(きょうま)(魔王の眷属(けんぞく))が襲いかかってきていた。




[焼死体・ファイアンデッドがあらわれた!]



[ユイの攻撃、詠唱『死滅(デッド)の(・)宣告(コール)』!しかしユイの攻撃は効かない!]


[マリアのアイテム攻撃、『グロック17』!しかしマリアの攻撃は効かない!]


[ネロの攻撃、攻撃魔法『マックロ・クロクロ』!自分の視力が1.5あがった!]



[ファイアンデッドの攻撃、『燃やし尽くして、服』!巨大な炎が3人を襲う!それぞれに64のダメージ!3人の衣類が半分燃え尽きた!]



ユイ「あああああああ熱っっ!!!(悶える)」


マリア「わ、わたくしの服がぁ!!!(悶える)」


ネロ「はっはっは、よいではないか!服がほぼ焼け落ちたおかげで身軽になったぞ!(機能性重視)」


カズ「・・・もういいですか?」


マリア「きゃああカズさん!?見ないでくださいまし!!!」


カズ「・・・あぁ、はい(目を閉じる)」


ユイ「いやキサマ思いっきり横目で見てるじゃねーかこの変態!!!」


マリア「いやぁっ、最低ですわカズさん!!!」


ネロ「うむ、カズ殿はやはりムッツリスケベであると信じていたぞ!」


カズ「変態でもムッツリでも構わんが、早く倒さないと君ら死ぬよ」


3人「!?」


3人「・・・お願いします」


カズ「はい、じゃあ攻撃魔法『水音(ミノン)』(モスキート音)」



[カズの攻撃、攻撃魔法『水音(ミノン)』!水の切り裂くような音がファイアンデッドに襲いかかる!ファイアンデッドは倒れた。]



カズ「はぁ、雑魚じゃねぇかこんな敵」


カズ「これで23回連続俺が倒してるよ、凶魔。君らはいつになったら自分たちだけで凶魔を倒せるのかな」


ユイ「いまのはちょっと油断した」


カズ「言い訳はいいから」


マリア「グロックの調子がよろしくないようで・・・」


カズ「ちょっとは素手で戦おうとしろ」


ネロ「お、モンシロチョウだ。ムシャムシャ」


カズ「仮にも女の子が飛んでいる蝶々を捕まえて躍り食いするのやめろ。ワイルドの体現者かお前は」


カズ「・・・あれから1週間、お前らには成長している様子がまるで見られない。お前ら本当にやる気あるのか」


ユイ「な、ある」


カズ「完全にないって言おうとしたね、ユイさん」


マリア「というか、凶魔が強すぎるのですわ!」


カズ「敵はお前達のレベルに合わせてなんてくれない。そんな甘えたこと言ってたらお前ら死ぬぞ」


カズ「ていうか、お前ら今何(なん)レベなの」


ユイ「わからん、どうやって把握すればいいんだ」


カズ「ステータス画面開いて確認しろよ」


ユイ「なんだよステータス画面って」


カズ「いや、普通にスタートボタン押して『つよさ』のコマンドから・・・」


マリア「そこまでですわ、カズさん。それ以上は言ってはいけません」


カズ「え、なんでだよ」


マリア「それ以上は消(・)さ(・)れ(・)て(・)、しまいますわよ・・・」


カズ「えぇ・・・なにそれ、なぞなぞ?」


ネロ「うむ、『トゥルー・ス・リーパー』で確認したところ、カズ殿がレベル87、ユイ殿がレベル327、マリア殿がレベル319だな」


カズ「ホントお前のその魔法有能だよな。そう、俺がレベル87でユイが327・・・ん」



カズ「レベル327ァ!!!??」



マリア「カズさんのレベル、低いんですのね」


ユイ「んだよ、お前の方が貧弱じゃねぇかよ。今度から『雑魚』って呼ぶわ」


カズ「なんでだよ!なんでお前ら桁が違うんだよ!なんだ300オーバーって、聞いたことねぇぞそんなレベル!?99でカンストしろよ!」


ネロ「すまんカズ殿、私はレベル402だった」


カズ「俺の5倍くらいのレベルあるじゃねぇか、なんだお前ら逆にキモっ!」


ユイ「いや、87の雑魚が何を言ってるんだか」ヤレヤレ


マリア「負け犬の遠吠えですわね」プークスクス


ネロ「あ、アゲハチョウだ。ムシャムシャ」ムシャムシャ




カズ(ば、バカな。こんなことがありえるのか・・・。伝説の『99 Over(限界を超えた者)』という存在が遙か昔に数人いたいう伝説は聞いたことがあったが、まさかこんな近くに3人もいるとは・・・。その上こいつらは『300 Over』だ。そんな人間が本当に存在するのか・・・)



カズ(だとしたら、こいつらはステータスは十分に高いはず。ということは、やはりこいつらは真(・)の(・)実(・)力(・)を出すことができていないということか。)



カズ(ユイはプライドの高さ。マリアは潔癖症。ネロは魔力調整。それぞれ自分の欠点を克服できれば、潜在能力が覚醒するのだろう。・・・ならば)




カズ「・・・よし、今から『バドニーユ市街地』に向かう」


ネロ「なんだ勇者カズ、またションベンか?」


マリア「またですの・・・(ため息)」


カズ「違う。お前らに会わせたい人間が、そこにいる」


ユイ「あ、誰だよ」


カズ「1年前、魔王を倒すために共に戦った俺の仲間たちだ」


チョウは捕食しちゃダメ

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