#24 カンスト先の秘め∞Power
前回までのあらすじ
王はヘタレ
人工凶魔「ブレイブイーター」との戦いから1週間が経過した。いまの実力を突きつけられ、叱咤激励を受けた少女3人の前に、次々と凶魔(魔王の眷属)が襲いかかってきていた。
[焼死体・ファイアンデッドがあらわれた!]
[ユイの攻撃、詠唱『死滅の宣告』!しかしユイの攻撃は効かない!]
[マリアのアイテム攻撃、『グロック17』!しかしマリアの攻撃は効かない!]
[ネロの攻撃、攻撃魔法『マックロ・クロクロ』!自分の視力が1.5あがった!]
[ファイアンデッドの攻撃、『燃やし尽くして、服』!巨大な炎が3人を襲う!それぞれに64のダメージ!3人の衣類が半分燃え尽きた!]
ユイ「あああああああ熱っっ!!!(悶える)」
マリア「わ、わたくしの服がぁ!!!(悶える)」
ネロ「はっはっは、よいではないか!服がほぼ焼け落ちたおかげで身軽になったぞ!(機能性重視)」
カズ「・・・もういいですか?」
マリア「きゃああカズさん!?見ないでくださいまし!!!」
カズ「・・・あぁ、はい(目を閉じる)」
ユイ「いやキサマ思いっきり横目で見てるじゃねーかこの変態!!!」
マリア「いやぁっ、最低ですわカズさん!!!」
ネロ「うむ、カズ殿はやはりムッツリスケベであると信じていたぞ!」
カズ「変態でもムッツリでも構わんが、早く倒さないと君ら死ぬよ」
3人「!?」
3人「・・・お願いします」
カズ「はい、じゃあ攻撃魔法『水音』(モスキート音)」
[カズの攻撃、攻撃魔法『水音』!水の切り裂くような音がファイアンデッドに襲いかかる!ファイアンデッドは倒れた。]
カズ「はぁ、雑魚じゃねぇかこんな敵」
カズ「これで23回連続俺が倒してるよ、凶魔。君らはいつになったら自分たちだけで凶魔を倒せるのかな」
ユイ「いまのはちょっと油断した」
カズ「言い訳はいいから」
マリア「グロックの調子がよろしくないようで・・・」
カズ「ちょっとは素手で戦おうとしろ」
ネロ「お、モンシロチョウだ。ムシャムシャ」
カズ「仮にも女の子が飛んでいる蝶々を捕まえて躍り食いするのやめろ。ワイルドの体現者かお前は」
カズ「・・・あれから1週間、お前らには成長している様子がまるで見られない。お前ら本当にやる気あるのか」
ユイ「な、ある」
カズ「完全にないって言おうとしたね、ユイさん」
マリア「というか、凶魔が強すぎるのですわ!」
カズ「敵はお前達のレベルに合わせてなんてくれない。そんな甘えたこと言ってたらお前ら死ぬぞ」
カズ「ていうか、お前ら今何レベなの」
ユイ「わからん、どうやって把握すればいいんだ」
カズ「ステータス画面開いて確認しろよ」
ユイ「なんだよステータス画面って」
カズ「いや、普通にスタートボタン押して『つよさ』のコマンドから・・・」
マリア「そこまでですわ、カズさん。それ以上は言ってはいけません」
カズ「え、なんでだよ」
マリア「それ以上は消されて、しまいますわよ・・・」
カズ「えぇ・・・なにそれ、なぞなぞ?」
ネロ「うむ、『トゥルー・ス・リーパー』で確認したところ、カズ殿がレベル87、ユイ殿がレベル327、マリア殿がレベル319だな」
カズ「ホントお前のその魔法有能だよな。そう、俺がレベル87でユイが327・・・ん」
カズ「レベル327ァ!!!??」
マリア「カズさんのレベル、低いんですのね」
ユイ「んだよ、お前の方が貧弱じゃねぇかよ。今度から『雑魚』って呼ぶわ」
カズ「なんでだよ!なんでお前ら桁が違うんだよ!なんだ300オーバーって、聞いたことねぇぞそんなレベル!?99でカンストしろよ!」
ネロ「すまんカズ殿、私はレベル402だった」
カズ「俺の5倍くらいのレベルあるじゃねぇか、なんだお前ら逆にキモっ!」
ユイ「いや、87の雑魚が何を言ってるんだか」ヤレヤレ
マリア「負け犬の遠吠えですわね」プークスクス
ネロ「あ、アゲハチョウだ。ムシャムシャ」ムシャムシャ
カズ(ば、バカな。こんなことがありえるのか・・・。伝説の『99 Over(限界を超えた者)』という存在が遙か昔に数人いたいう伝説は聞いたことがあったが、まさかこんな近くに3人もいるとは・・・。その上こいつらは『300 Over』だ。そんな人間が本当に存在するのか・・・)
カズ(だとしたら、こいつらはステータスは十分に高いはず。ということは、やはりこいつらは真の実力を出すことができていないということか。)
カズ(ユイはプライドの高さ。マリアは潔癖症。ネロは魔力調整。それぞれ自分の欠点を克服できれば、潜在能力が覚醒するのだろう。・・・ならば)
カズ「・・・よし、今から『バドニーユ市街地』に向かう」
ネロ「なんだ勇者カズ、またションベンか?」
マリア「またですの・・・(ため息)」
カズ「違う。お前らに会わせたい人間が、そこにいる」
ユイ「あ、誰だよ」
カズ「1年前、魔王を倒すために共に戦った俺の仲間たちだ」
チョウは捕食しちゃダメ




