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ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season2 凶魔襲来の章(ブレイブ・イーター編)
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20/114

#19 なるほどhungryじゃねーの

前回までのあらすじ


木を燃やす

ミーグマヤチグ群島 研究施設跡



偵察係「リグ様、先ほど新たに刺客として放った凶魔の半分が討伐されました!」


リグ「なんだと!放ったのはたったの1時間前ではないか。もう半分しか残っていないのか?」


偵察係「はい。被害状況はポタナリン地方に集中している模様であります」


リグ「ポタナリン・・・ここから78kmほど離れた平原地帯か。そこに歴戦の猛者(ガチ勢)でもいるのか。・・・試しに投入してみるか、あの試験体(プロトタイプ)を」


偵察係「はっ、あれをポタナリンに投入するのでありますか?」


リグ「そうだ。人工凶魔、仮称『ブレイブイーター』・・・」


偵察係「了解致しました!ところで、リバ様はどうしますか!?寝ているようですが」


リグ「・・・寝かせておけ」






ポタナリン地方



ネロ「ふぅ、残り少ない魔力を振り絞った『トゥルー・ス・リーパー』の解析から、モンスターの討伐数はユイ殿が19体、マリア殿が21体、カズ殿が59体ということで確定した。ということでこの勝負、カズ殿の勝利!!」


カズ「いやぁ、最後のゾンビ共で稼ぎすぎちまったかなぁ(恍惚)」


ユイ「まぁ流石は勇者カズだ。汚れ仕事でお前に敵う者はいない(達観1)」


マリア「よくやってくれましたわ。やはり汚れ仕事はカズさんにおまかせですわね(達観2)」


カズ「なんだお前ら負け惜しみのように。勝負開始前のあの対抗心はどこ行ったんだよ」


ユイ「別に、あくまでモンスターを倒すのが我々の仕事だからな。当然のことをしてるまでで、勝負とかそういうことじゃないし」


マリア「そうですわ。わたくしは勝負する気なんて最初からなかったですわ」


カズ「・・・お、おう」


カズ「なんか、そこまで悟られると俺が恥ずかしいヤツみたいになるな」



ユイ「恥ずかしいヤツだぞ」

マリア「恥ずかしいヤツですわ」



カズ「お前ら俺を煽る点においては一切ブレねぇな」



ユイ(なんてな。ここで感情をむき出しにしてしまうと、すごくダサいヤツみたいに思われて癪(しゃく)なだけだ。ここはあくまで冷静にいなくては)



マリア(本当は悔しいですけれど、ユイさんには勝てましたから、少しは嬉しかったりして・・・)



ネロ「・・・。」



ネロ(私には分かっているぞ。冷静を保とうとしているものの、実はお2人とも相当悔しい思いをしておられる。だがきっとお2人は勝ち負けよりもも(・)っ(・)と(・)大(・)事(・)な(・)も(・)の(・)を手に入れた。それが何かは分からないが私は満足だぞ!)



カズ「・・・まぁいい。こんな話はどうでもいい。今大事なのは、凶魔(きょうま)が異常なまでに出現していることだ」


ユイ「たしかに・・・。魔王を倒したあと凶魔は殲滅されたはず。生き残りがいたか、それとも新たに出現したか」


マリア「凶魔がこの地域に集中しているのか、全国的に分布しているのかも気になりますわね」


ネロ「ニーラレーバ地方で調査部隊を殺したのも、おそらくは凶魔だと考えて間違いはないのではないか?」


カズ「あぁ、そうだろうな。どちらにせよ、問題の地域はニーラレーバ地方だけではないかもしれない」


ユイ「まったく、めんどうだな」


マリア「長旅になりそうな予感がいたしますわ」


ネロ「まぁ、ここで考えても仕方無い。というか腹が減ったから何か食おうではないか」


カズ「おいおい、ここは平原だぞ。この辺に何か食うモンなんてあるわけないだろ」


ユイ「あっ、あんな所にファミリーレストラン・ジョイゼリアンがあるぞ」


マリア「本当ですわ。あんな所にファミリーレストラン・ジョイゼリアンがありますわね」


カズ「なぜこんな平原にファミリーレストラン・ジョイゼリアンが・・・」


ネロ「ほら、せっかくファミリーレストラン・ジョイゼリアンがあるんだから行くぞ行くぞ!何食おうかなぁ!」





~第1回、システィーナ・マリアのすこやか飲食店解説~


「ファミリーレストラン・ジョイゼリアン」とは全国に300の店舗を展開する大人気のファミレスですわ。まぁわたくしの口には到底合わない安っぽい料理ばかりなのですけれども。


余談ですが、ジョイゼリアンが全国展開できたのは、わたくしのお父様が裏の力を使ったおかげでしたのよ!所詮は富豪の力を使わなければ何もできないんですわ!ひれ伏しなさい庶民!






ファミリーレストラン・ジョイゼリアン ポタナリン店



店長「・・・いらっしゃいませ。4名様でいらっしゃいますか?」


ネロ「うむ、肉眼で確認できる通り、我々は4名様だ」


店長「・・・その格好、旅をされておられる方々でございますか?」


カズ「ん、まぁそんなところだな」


店長「ふ~~ん・・・」


ユイ(・・・なんだこの店員)


店長「では禁煙席の方にご案内いたします。どうぞこちらへ」


ネロ「っしゃあ腹が減ったぞコノヤロー!」


カズ「うるせぇな店の中で騒ぐなよ」


マリア「そうですわネロさん、はしたない」


ネロ「いやぁ食欲全開なものでな!はっはっは!」


マリア「クックドゥーじゃないんですから・・・」


ユイ「・・・カズ」


カズ「ん、どうした。そんな小声で」


ユイ「あの店員、なんだかおかしい気がしないか?」


カズ「おかしい?たしかにちょっと元気が無いように見えるが。それ以外には別に」


ユイ「・・・そうか。ならいい、気にしないでくれ」


店長「・・・」


ガスト行きたい

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