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ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season2 凶魔襲来の章(ブレイブ・イーター編)
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#20 お客様は神様です。故に貴様は我が従順な下僕、屈服すべし

前回までのあらすじ


空腹のエンジェルズ


ネロ「う~ん、何食おうかなぁ、ドリンクバーもつけていいか勇者カズ?」


カズ「子供かお前。勝手にしろ、金ならたくさんある。なぁ、金持ちお嬢様のマリアさんよ?」


マリア「残念ながらわたくしは普段カードしか持ち歩きませんの。王国レベルの技術進展区域ならまだしも、このような技術未発達のクソ田舎ではカードは使えませんから、わたくしはほぼ金を持ち合わせていないと考えていただいた方がよろしいですわ」


カズ「あーうぜぇ、金持ちうぜぇ。そのくせ融通(ゆうづう)利かないから更にうぜぇ」


ネロ「すみませーん、店員さーん!」


カズ「おい勝手に呼ぶなよネロ、俺まだ決めてないんだから!」


ユイ「嘘だろオイ、決めるの遅すぎるだろ。死んじまえ」


カズ「なんで注文する品が決まってないだけで死ななきゃいけねぇんだよ」


店長「・・・お待たせ致しました。ご注文は?」


ユイ「ナポレアン・ナポリタンを1つ」


カズ「なんだそれ美味そうだな(しかも安い。)じゃあ俺もそれで」


マリア「わたくしはミレニアム・ペスカトーレで」


カズ「俺たちパスタしか注文してねぇな。パスタ専門店かここは」


ネロ「イエローヴィネガー風ハンバーグステーキと、歩く生地蔵(いきじぞう)メンバーラーメンと、アルティメットいにしえ御膳!!!それぞれ2人前ずつ!」


カズ「唐突な和洋(わよう)折衷(せっちゅう)!そして数の暴力!ジャイアント黒田かオメェは!!俺の金で食うんだからもうちょっと遠慮しろよ!!」


ユイ「じゃあトルコアイス風ラザニアを追加で」


マリア「皿うどんもお願いいたしますわ」



カズ「お前ら『遠慮』の意味をもう一度調べろバカ!俺のおごりだと分かった途端に嫌がらせに来てるじゃねーか!ていうか何だトルコアイス風ラザニアって、それもうトルコアイスじゃねーか!ラザニアの全てががトルコアイスに持って行かれてるじゃねーか!ていうかマリアさん皿うどんて、アンタ既にペスカトーレ頼んでるから麺類と麺類が被るぞ!炭水化物地獄だけどいいのかオイ!?てかさっきから品物のネーミングのクセがすごいのに、唐突に『皿うどん』て店長、シンプルに『皿うどん』て店長お前、急にどうした!?飽きたか、飽きたのかネーミングに!やるんなら最後までやれよおおおおお!!!!!」



ユイ「うるせぇなお前、バグったファミコンか」


マリア「はしたないですわ。他のお客様にご迷惑がかかりますわよ」


カズ「おいおい店内をよく見てご覧なさい、俺たち以外に客いねーだろうが!!」


店長「お客様、騒がしくするようでしたら出て行っていただきますよ」


カズ「あぁ?お客様は神様だろ?貴様神様を追い出すのか!?それが神を前に振る舞う愚か者の言葉か?」


店長「『お客様は神様』、理解しております。しかし、他の神様にご迷惑がかかりますので」


カズ「だから店内に他の神様がいねーって言ってんだろうが!!!」


ネロ「あ、すまない、ドリンクバーも追加で頼む」


カズ「どのタイミングでドリンクバー頼んでんだお前」


ネロ「なんだ勇者カズ、貴殿もドリンクバーが欲しいのか?」


カズ「何を判断材料にお前がそんな考えに至ったかは心底気になるが、とりあえず要らん」


ネロ「じゃあドリンクバー3人分で」


カズ「お前ら全員ドリンクバー欲しいんかい!!!」


ユイ「んだよ悪いかよ!!梅昆布茶が飲みてぇんだよ!!!(カズに目つぶし)」


カズ「ぐあぁぁぁぁっっっ!!!なんだこいつのドリンクバーに対する向上心は!!?最近の若者は心底恐ろしい!!(2歳差)」


店長「あなたは敗北者(ノードリンクバー)でよろしいのですか?」


カズ「ふげぇ、ドリンクバー頼まないだけで敗北者扱いされるのか。なんて世の中だ。いらんいらん」


カズ「それより水はどうした?客が来たらまず人数分の水を提供するのがファミレスの当然だろ。怠慢(たいまん)か、怠慢なのか店長オイ店長」


ユイ「お前入店してからうぜぇな」


店長「失礼致しました。ただいまお持ちいたします」


カズ「おう。あー疲れた」




店長「お待たせいたしました。お水です」


カズ「はぁ、ったく喋りすぎて喉渇いたわ」


マリア「無駄なところで熱くなるんですのね、カズさん」


ユイ「まるでバカに見えるぞ」


ユイ「いや、バカだったか」


カズ「・・・」


ユイ「・・・どうしたカズ、水も飲まずに黙り込んで」


カズ「・・・」


ユイ「・・・?」


ネロ「まぁ、せっかく水を持ってきてもらったのだから、ドリンクバーの前にまず水を飲むとするか・・・」


カズ「・・・待てネロ、その水は飲むな」


ネロ「っ!?なぜだ?」


ユイ「カズ、お前まさか・・・」


カズ「ったく面倒くせぇな(席を立つ)」


店長「・・・いかがなされましたかお客様。突然に席を立たれて」


カズ「フッ、『いかがなされましたか』ってか。面白いこと言うなお前」


カズ「神様が口に含む物に毒を仕込んでおいて『いかがなされましたか』とは、一体どういう了見か、お聞かせ願おうか!」


ネロ「なにっ、POISON()だと!?」


ユイ(やはりカズ、お前も気付いていたか・・・!)


店長「何のことでしょう、私にはさっぱり・・・」


カズ「まぁいいさ、お前が何者かなんて。そんなもんお前を倒せば分かることだからなぁ!!!」


越権行為許しません

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