↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season2 凶魔襲来の章(ブレイブ・イーター編)
PR
17/114

#16 魔の予兆③[誤射はマナー違反]

前回までのあらすじ


カズは優しい

勝負開始時刻より30分経過

開始地点から0.9km離れたエリア -ポタナリン地方 フルミタ研究所跡前-


マリア(とくにあてもなく歩いていたら、変な建物に着いてしまいましたわ)


マリア(建物の中にモンスターっているのでしょうか。どちらかというと人間のほうがいそうな気が・・・)


マリア「ま、一応中に入ってみましょうか。まだモンスターを1体も倒せていませんし」




フルミタ研究所跡 1F



マリア(なんの研究をされていた所なのでしょうか。いまいち分かりませんわ)


マリア(外見のわりに、建物内は清潔感に溢れていますわね。潔癖症なわたくしにとっては、かなり居心地がいいですわ。ん?)


マリア(この部屋の扉の前、というかその周辺が異様に汚れていますわ。他の箇所は綺麗なのに、どうしてここだけ・・・)


マリア「確認しておきましょうか(扉を開ける)」


???「ァァァァァ!」


マリア「はっ・・・こ、これは!?泥の塊・・・いえ、違いますわ!」


マリア「泥をまとった小型モンスター、『マッドロリアン』ですわね」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


モンスターNo 117

「マッドロリアン」

属性 泥・液状

タイプ 汚染・感染

大きさ 小-~中-。危険度(レベル)7


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



マリア(泥属性のモンスターに対し、わたくしのグロックではあまり効き目はなさそうですわ。では、試しに接触式爆弾(クラッカーボム)を差し上げてみましょうか。えいっ)


ボム「ぎゃあああああ(爆発)」


マリア「ふぅ、汚い花火ですわ」


???「ァァァァァ(分裂する)」


マリア「・・・あれ、増えた?」


マリア(これはまさか、『分裂』!?おバカな、マッドロリアンには『複数分裂機能』なんてなかったはず・・・)


マリア(ということはつまり、通常にはない機能が付与・・・強(・)化(・)さ(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)?要するにあのマッドロリアンは)


マリア「『凶魔(きょうま)』と判断して差し支えなくって、ということですわね!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


凶魔No 117

「マッドロリアン(凶魔)」

属性 泥・液状・毒

タイプ 汚染・感染・分裂

サイズ 小-~大+。危険度(レベル)45


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



マリア(先ほどの爆発を経て、あの凶魔は2体に分裂してしまった。ステータスは5:5に分散されているのか、それともそれぞれが10を維持しているのか・・・そこまでは習ったことがありませんわ)


マリア(ここは一度退くべきでしょうか。お父様もよく言っておられました。『勝ち目のない勝負をするより、一度逃げることの方が勇敢だ』と。それとも倒せるうちに倒しておいたほうが・・・。ん、足下になにか散らばっていますわ)


マリア「『研究員各位、緊急時参考マニュアル』・・・?ここの研究員の方が書かれたものでしょうか。ちょっと拝借・・・(マニュアルを閲覧する)」


マリア「これは・・・『マッドロリアン(EX)』?(EX)とは、凶魔化した状態を指すのでしょうか?」



マリア(『マッドロリアン(EX)は攻撃を受ける際に、「硬(・)質(・)化(・)」することによりいかなる攻撃をも跳ね返す機能を持つ』・・・。要するにグロックなどで撃っても跳ね返されるだけと・・・)



マリア(『ゆえに対抗手段は基本的にはない。逃げる又は『マッド・サイエンス・アルファ』を使用することにより消滅させることが』・・・)



カズ「マリア、危ねぇ!!!!(マリアを押し飛ばす)」


マリア「ひゃっ!?」


凶魔「ォォォォォォォォ(突進)」


カズ「大丈夫かマリア!?」


マリア(あのマッドロリアン、突進してきた・・・!?そんな特性があるなんて教わっていませんわ。わたくしの知らない敵・・・未知の敵・・・?嫌、やられる・・・殺される・・・そんな・・・)


マリア「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


カズ「マリア!!!しっかりしろ!!!(肩を叩く)」


マリア「ハッ!?カズさん・・・いつの間に・・・」


カズ「俺が押し飛ばしたの気付いてなかったのかよ・・・。まぁいい、俺の声が聞こえるか?」


マリア「え、えぇ。聞こえていますわ」


カズ「よーしOKだ。じゃあいいか、あの敵は凶魔化したマッドロリアンだ。奴らはステータスをそれぞれに保持させたまま分裂することができ、かつ硬質化することによって攻撃をはじく。なんとも厄介な敵だ」


マリア「そんな、それでは一体どのようにして倒せば・・・」


カズ「ヤツの硬(・)質(・)化(・)を(・)破(・)る(・)ほどの威力で、俺がヤツを殴る」


マリア「そ、そんなこと、できるのですか?」


カズ「出来る。硬質化はあくまで自分自身を守るための機能。外からの攻撃を跳ね返すものの、その外からの力が強ければ、跳ね返すことはできず、その威力をヤツの本体に食らわせることができる」


マリア「わ、わたくしはどうすれば・・・」


カズ「俺の合図で奴らの後ろに向けて、グロックで威嚇射撃するんだ。マッドロリアンは視(・)界(・)よ(・)り(・)音(・)に(・)敏(・)感(・)だ。奴らが背後に気を取られている一瞬で、俺は2体同時に制圧する」


マリア「同時に・・・!?大丈夫なのですか?」


カズ「大丈夫じゃなかったら言わねーよ。いいか、今から行くから『撃て』って言ったら5.6発ほど威嚇射撃してくれよ。頼んだからな(マッドロリアンに向かって走る)」


マリア「え、そんな急に、カズさん!?」


カズ「うおおおおおお!!」


カズ「撃て!マリア!!!!」


マリア「えっ、その、カズさん、合図で、撃つ・・・!!」


マリア「えええーーーい!!!!(全発砲)」


カズ「おおおおおおっんぐほぉぉぉぉぇぇぇぇ(全被弾)」


マリア「きゃああああ!!!!間違えてカズさんを撃ってしまいましたわ~~~!!!」


カズ「馬鹿野郎~~~っ!マリアァ、誰を撃ってるぅぅ、ふざけるなぁぁぁぁ!!!


ガバガバ硬質化理論

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。