#13 こちらレッドチーク対策本部
前回までのあらすじ
カズ、和了
ユイ「・・・納得いかん」
カズ「純正九蓮宝燈まで、あと何が足りなかったんだ、ユイ?」
ユイ「四萬」
マリア「残念、四萬ならわたくしが3牌もってましたわ」
ユイ「・・・どうりで」
ネロ「すーわん?なんだかアヒルのような名前だな」
カズ「それ白鳥」
カズ「っていうか麻雀の話はいいんだよ!なんで俺たち朝っぱらから麻雀しては麻雀の話ばっかりしてんだよ!なんだコレ、麻雀漫画か!?」
ユイ「お前が朝起きるなり『あっ麻雀卓!麻雀卓あるぞ麻雀やろうぜ!』ってガキみたいに活気溢れる表情で麻雀に誘ってきたからだろうが」
マリア「わたくしたちの麻雀スイッチを入れたのはカズさんですわ」
ネロ「私は楽しかったぞ、麻雀!」
カズ「お前は東西南北中を独占しようとしていただけだろうが!」
ユイ「くそ、この際麻雀じゃなくてもいいから勝負したい。なんとしても勇者カズに勝ちたい!」
カズ「なんだぁ、昨日は何につけても面倒くさそうにしてたくせに。今日はやけに活き活きしてんな」
ユイ「勘違いするな、私は負けず嫌いなだけだ!!特にお前のような下等生物に負けるなど私のプライドが許さない!」
カズ「どうあがいても煽ってくるんだなお前は。そんなに俺に負けたくないか、あぁん?」
ユイ「願わくば殺したい」
カズ「おお、ほならやってみろやコラ。口だけかお前!?」
ユイ「なんだと~・・・もっぺん言ってみろ貴様ァ!」
マリア「・・・。」
ネロ「ん、どうしたマリア殿。珍しく黙りこんで」
マリア「・・・いえ、ユイさんとの付き合いはカズさんよりわたくしたちの方が長いというのに、こんなに楽しそうなユイさん初めてみましたわ、と思いまして」
ネロ「楽しそう?普通に怒ってるようにしか見えんが・・・」
マリア「・・・無口で面倒くさがりなユイさんが、あんなに声を荒げて他人と争っている。普段だったらそんなこと絶対にしないはずなのに。あそこまで感情をあらわにするユイさんが珍しくて仕方無いのですわ」
ネロ「たしかに。カズ殿の言うとおり活き活きしているな」
マリア「少し、羨ましいですわ・・・」
ネロ「ん、マリア殿、いまなんと言った?小さくて聞こえずらかったのだが」
マリア「なんでもありませんわ」
ネロ「そうか・・・」
ネロ(マリア殿、少し寂しそうな顔で『悔しいですわ』と言っているように見えたのは気のせいだろうか。まさか・・・!)
ネロ(マリア殿も負けたままでいるのは悔しいから、なんとしても勇者カズに勝ちたいのか!)
ネロ「分かったぞマリア殿、私に任せてくれ」
マリア「へ、何がですの?」
ネロ「とてもいいことを思いついたのだ」
マリア「正直ネロさんの言ういいことは、いいことじゃないような気がしますわ」
ネロ「なっ、マリア殿まで勇者カズのようなことを言うとは!」
マリア「え、それってわたくしがカズさんと似ているということですの・・・?」
ネロ「ん、まぁそういうことだな。」
マリア「・・・。」
カズ『俺は誓う。どれだけ力が制御できなくなったとしても、俺はこの力からお前達を守る。』
マリア(――――っ!いけませんわ、この言葉を思い出すだけでなぜか胸が苦しくなりますわ!どうしてでしょう!あんな嘘の言葉に・・・)
マリア(でも、ほんっっのちょっと格好良かった、とか思ったりして・・・?)
ネロ「どうした~マリア殿!顔が赤いぞ、熱か。微熱か?」
マリア「お、お気になさらず!・・・で、先ほどおっしゃっておられた、とてもいいこととは何ですの?」
ネロ「ふふん、マリア殿とユイ殿の報われぬ欲求を満たす策を思いついたのだよ!」
マリア「報われぬ・・・欲求、ですって!?」
マリア(そ、それってもしかして・・・)
ネロ「その名も、『誰がもっとも多くモンスターを倒せるでしょねぇゲーム』!!!」
マリア「・・・え?」
ネロ「どうだ、とても面白そうなゲームだろう?モンスターを倒しつつ、その数を競ってカズ殿と勝負することができる。これぞ一石二鳥、とてもいいことではないか!?早速あの2人にも提案してくるぞ!!(圧巻の走り)」
マリア「あっ、ネロさん!?」
マリア「・・・ふふ、まったく、ネロさんにはかないませんわね。」
マリア(ユイさん、どちらにせよ、あなたには負けませんことよ・・・)
私だけの孤独なHeaven




