#110 ネロ・奪還⑥[右目は代償の味]
前回までのあらすじ
ナメック星人が来た
クローディア教会・地下4階
拷問室
マーシャ「はぁ・・・はぁ・・・!」
マーシャ「どうした、リューネ!!」
ネロ(リューネ)「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」
マーシャ「力の暴走・・・さすがに急ぎすぎたか!」
ネロ「はぁぁぁぁぁっっっっっ!!(壁を破壊する)」
マーシャ「こいつ、この部屋を無差別に破壊する気か・・・くそっ、早く鎮静剤を打たねば!」
「ドンドンッ(拷問室の扉を叩く音)」
ユイ「くっ、カギがかかってるぞ!!」
マリア「どいてください、強引にこじ開けますわ!!」
マーシャ「ちぃっ・・・もう追いつかれたか!」
ネロ「はぁぁぁぁぁっっっっ!!!(マーシャに鈍器を投げる)」
マーシャ「し、しまぐぼばぁっ!!!(喉に強打)」
マーシャ「ぅ・・・」
マリア「えぇぇぇぇぇいっっっっ!!!(ドアをぶち破る)」
ユイ「でかしたマリア・・・はっ!」
マリア「・・・ネロさん!?」
ネロ「ぐぅぅぅぅっっ・・・!!」
ユイ「おい、大丈夫かネロ!!」
ネロ「うぅぅぅぅぁぁぁぁっっっっ!!!(ユイに鈍器を投げる)」
ユイ「なにぃっ!?(回避)」
マリア「・・・ユイさん。どうやら、わたくしたちの声は届いていないみたいですわよ」
ネロ「おぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!(机を破壊する)」
ユイ「くそっ、なんなんだ・・・ネロから感じるあの禍々しい負のオーラは!?」
マリア「過度の洗脳を受けたのでしょう。彼の魔眼によって・・・」
ユイ「・・・おいマーシャ、起きろ!!さっさとネロの洗脳を解け!!!」
マーシャ「・・・」
ユイ「なに呑気に寝てんだテメェ!?さっさと起きろクソペテン師が!!!」
マリア「無駄ですわ、ユイさん。どうやら喉を潰されているようです。彼は今、呼吸ができていません」
ユイ「んだと、ってことは・・・!」
マリア「治して差し上げるしかありませんわ。ユイさんの『天使の御手』で」
ユイ「・・・」
ネロ「ぐぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!(ユイに椅子を投げる)」
ユイ「しまっ・・・」
マリア「えぇぇいっっ!!(椅子を破壊)」
ユイ「っ、悪ぃ・・・」
マリア「何をしているんですの!早く治して、その男にネロさんを止めさせるんですのよ!!」
ユイ「く、くそっ・・・なんでよりによってこんな悪党なんかを・・・!」
マリア「言っている場合ですか!?早く、ユイさんっっ!!!」
ユイ(・・・っ!!)
ユイ「てめぇ今回だけだからなっっっ!!!(マーシャを治す)」
マーシャ「・・・はっ!(目覚め)」
ユイ「起きたかオイ!どうすればネロを止められる!?さっさと言え!!」
マーシャ「ち、鎮静剤だ・・・」
ユイ「どこにあるんだ、言え!」
マーシャ「私が持っている・・・使え(注射器を渡す)」
ユイ「よし、マリア!ネロの動きを封じることはできるか!?」
マリア「できなくとも、やるしかありませんわっ!」
ユイ「そういうこった、頼んだぞ!」
マリア「・・・いらっしゃいな、ネロさん!」
ネロ「はぁぁぁぁぁっっっ(マリアに殴りかかる)」
マリア「ぐふぅっっっ(顔面に直撃)」
ユイ「マリアぁぁぁっっっっ!!!」
マリア「・・・からのぉぉぉぉっ!!(ネロを背負い投げる)」
ネロ「ぐぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!?」
マリア「今ですわっっ、ユイさん!!!」
ユイ「許せネロっっっ!!!!(ネロに鎮静剤を打つ)」
ネロ「ぐぅあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・」
ネロ「・・・」
ユイ「よし、おさまったぞ!」
マリア「よ、よかったですわ・・・ところでユイさん、早く、治してくださいまし・・・」
ユイ「おう。ナイスな特攻だった(マリアを治す)」
マリア「まったく。ユイさんの回復能力を期待してなければ、こんな捨て身の攻撃なんてできませんわ・・・」
ユイ「へっ。そう考えると私たちって案外、いいコンビなのかもしれないな」
マリア「えぇ。そのようですわね」
マーシャ「そうだね。君たちの連携は素晴らしい(2人に銃を向ける)」
ユイ「っ!」
マリア「あら、命の恩人たるわたくしたちを撃つおつもりですの?」
マーシャ「いいや、そんなことはしないよ。まぁたとえ撃ったところで、君たちに当たるとは思えないがね」
ユイ「なんだ、わかってるじゃねぇか」
マーシャ「あぁ。だからこの銃を撃ちはしない。代わりに・・・(ユイに何かを投げる)」
ユイ「っ、なんだ?(回避)」
ユイ「ぁ・・・うっっっっっっ!!!?(目をおさえる)」
マリア「どうしましたの、ユイさん!」
ユイ「・・・」
マリア「大丈夫ですか!?」
ユイ「・・・っ(マリアの首を絞める)」
マリア「はぐぅっっ!?」
ユイ「・・・」
マリア「ユ、ユイさ、ん・・・なに、を・・・っっ!?」
マーシャ「よし、それでいい。そのままマリアを窒息させろ、ユイ」
ユイ「はい(力を強める)」
マリア「うぅぅぅぅぅぅぅぅっっっっ!!!」
マリア(ま、まさかユイさん、洗脳されているんですの!?でもどうして、ユイさんは一切あの男と目を合わせていなかったはず・・・なのにどうして!?)
マーシャ「ふ、ふぅ・・・初めて付けてみたが、なじまないね。『義眼』というのものは・・・(右目をおさえる)」
マリア(は、『義眼』ですって・・・まさか!?)
マーシャ「ふ、気付いたようだね。私が何をしたのか」
マーシャ「そう、この私の右目は私のものではない。義眼だ。本来の右目はさっき『使ってしまった』からね」
マリア(あの男は・・・ユイさんを洗脳するために右目を引きちぎり、それを投げつけたというんですの・・・!?)
マーシャ「避ける寸前、一瞬だが彼女は私の右目と目を合わせた。それだけで十分、彼女を支配することができる。ただし、投げた右目はもう二度と使い物にはならないがね」
マリア「・・・っっ!」
マーシャ「さぁ、疑問も解決できてスッキリしたところでトドメを刺してやれ、ユイ」
ユイ「・・・はい(力を強める)」
マリア「・・・・・っっっっっ!!!!」
マリア(まずいですわ、このままでは息が・・・ごめんなさい、ユイさん!)
マリア「あぁぁぁっっっ!!(ユイのみぞおちを殴る)」
ユイ「うぐっっっ!!?」
マリア「げほ、げほっ・・・(拘束が解ける)」
マーシャ「ほう」
マリア「ごめんなさいユイさん!大丈夫ですか!?」
ユイ「・・・」
マリア「目を開けてください、ユイさんっっ!!」
ユイ「・・・(開眼)」
マリア「はっ、よかった・・・ユイさ・・・んっっ!」
マリア「ぅ・・・」
マーシャ「ふっ、君がユイの拘束を解くために攻撃することは予想していたよ。そしてその後、彼女の安否を心配することもね」
マーシャ「彼女とであれば目を合わせてもいいと思ったか?私は、往生際が悪くてね。私の右目は最後に、『支配を伝染』させるほどの強力な魔力を発揮した。『ラストシューティング』というやつかな?」
マリア「・・・」
マーシャ「君たちは人質だ。君たちの鬱陶しい仲間を消し去るための、優秀な人質・・・せいぜい期待しているよ」
夏バテなう




