#108 ネロ・奪還④[スーパー汚物ファンタジア]
前回までのあらすじ
ステラ様、降臨
作戦開始より10分経過
クローディア教会・地下2階
(ユイ・マリア組)
ユイ「さてと・・・地下2階まで来たが、誰とも遭遇しねぇな」
マリア「いいじゃありませんの、このまま地下4階までスムーズに行けるのなら」
ユイ「まぁ、そうだが」
マリア「嫌な予感がする、と・・・?」
ユイ「あぁ。事がスムーズに進んでいる時こそ、誰かの手のひらで踊らされている可能性が高いからな・・・」
???「察しがいいねぇン」
マリア「っ!!」
ユイ「ほ~ら、言わんこっちゃない」
???「にしても、おっかしいねぇン。教会の前には100人以上の信者たちが待ち構えていたハズなんだけどねぇン。まさか、君たちが倒しちゃったのかねぇン?」
ユイ「なんかいちいち語尾が腹立つな」
マリア「そうやってキャラ付けでもしないと、覚えてもらえないのでしょう」
???「プフフ、面白いことを言うねぇン。たしかにボクは語尾を目立たせてキャラ立てしようとしているよ。でもねぇン、そんなことをしなくても十分キャラ立つほどの能力を隠し持っているんだよン」
ユイ「へぇ、どんなの?」
???「誰が言うもんかい。その答えは自分たちの身体で確かめることだねぇン」
ユイ「・・・くるぞ、マリア」
マリア「えぇ」
ナハナハ「改めて、ボクは幹部の『ナハナハ』。よろしくねぇン、お嬢さんたち」
ユイ・マリア「語尾どころか名前の時点でキャラ立てされてた!?」
ナハナハ「はい油断しちゃダメだよぉン~?(ユイの背後に回る)」
ユイ「なにっ!?」
ナハナハ「ためしに腕だねぇン(ユイの右腕を折る)」
ユイ「ぐぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!?」
マリア「ユ、ユイさん!!?」
ナハナハ「他人の心配してる場合じゃないねぇン?(マリアの右足を折る)」
マリア「ぃやぁぁっっっっっっ!!!?」
ナハナハ「う~ん、やっぱり骨を折る音ってのは何度聞いても慣れないねぇン。聞いてるだけで、骨がウズウズしちゃうよぉ」
マリア「あ、足がぁ・・・っっ!!」
ユイ「はぁっ・・・はぁっ・・・(マリアに触れる)」
ユイ「『天使の御手』・・・!」
[ユイの特殊能力:天使の御手!マリアの骨折が完治した]
マリア「あ、ありがとうございます。ユイさん」
ユイ「どうってことない。しかし、初めて骨を折られたぞ」
マリア「えぇ、今までそんな生々しい攻撃描写ありませんでしたものね・・・」
ユイ「それにしても速い、あいつの動き・・・」
マリア「えぇ。背後に回られても気がつきませんでしたし、いつの間にか骨を折られていましたわ」
ユイ「あのスピードの速さが、あいつの能力ってことか?」
マリア「恐らく・・・速すぎて気配が察知できませんわ」
ナハナハ「遅いよぉン!?(ユイの顔面を殴る)」
ユイ「ぅおぼぶっっっっっっ!!?」
マリア「ユイさんっっっ!!!」
ユイ「ぇう、嘘だろ・・・あいつ顔面殴ってきた。よりによって女の子の顔面殴ってきたぞ・・・(自己回復)」
マリア「最っっ低な男ですわね」
ナハナハ「最低で悪かったねぇン?(マリアのみぞおちを殴る)」
マリア「うばぁぁぁぁぁっっっっ!!?」
ユイ「マリアァァァァァッッッッ!!!」
マリア「ぉぅ、嘘でしょ・・・あの人みぞおち殴ってきましたわ。よりによって乙女のみぞおち殴ってきましたわよ・・・」
ユイ「ホント最低だなアイツ(マリアを治癒)」
ナハナハ「・・・」
ナハナハ(変だねぇン。さっきから重い一撃を食らわせているのに、全然倒れないねぇン?やれやれ、時間がかかりそうだねぇン・・・)
ユイ・マリア「はぁ・・・はぁ・・・」
ユイ「なぁマリア、私たちあいつの攻撃を受け続けてどれくらい経った?」
マリア「さ、さぁ・・・1時間くらいじゃありませんの?」
ユイ「だよな・・・攻撃を受けては回復しての繰り返し・・・こんなことしてるうちにネロが・・・!」
マリア「グロックを撃っても絶対に当たりませんし・・・どうすればいいんでしょう?」
ナハナハ「・・・」
ナハナハ「分かっちゃったよ。君たちがタフな理由がねぇン」
ユイ・マリア「!」
ナハナハ「ピンク髪の君、さては回復魔法を使えるんだろうねぇン。それも強力な・・・魔力を使わずとも触れるだけで傷を癒やせる、みたいなねぇン」
ユイ「・・・っ」
ナハナハ「ちまちまダメージを負わせてもキリがないから、次の一撃で終わらせてしまおうかねぇン?」
マリア「ま、まずいですわよ・・・ユイさん!」
ナハナハ「さぁ、心臓を抉り取ってやろうかと思うんだけど・・・どっちから取ろうかねぇン。ん~~~やっぱり、回復役からだよねぇン!!!?」
ユイ「ちっ、畜生がぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!」
マリア「ユイさんっっっ!!!!」
ナハナハ「・・・あ」
ユイ「・・・ん?」
ナハナハ「・・・」
マリア「奴の動きが、止まりましたわ・・・」
ナハナハ「・・・」
ナハナハ(まずいねぇン。ちょっと便意を催してきちゃったねぇン・・・最近便秘だったから嬉しいけど、よりにもよってこのタイミングで・・・)
ユイ「な、なんだ・・・しゃがみ出したぞ?」
ナハナハ(おしっこくらいならいいんだけどねぇン・・・さすがに女の子の前で便を漏らすのは男としてのプライドが許してくれないんだよねぇン)
ナハナハ(くそぅ・・・やはりボクの能力『プロアクション・サイクロン』は相手の時間の流れを遅くするせいで、ボクだけが通常の時間感覚で進んでいくから、長期戦になればなるほどこういうデメリットが生じてきちゃうんだよねぇン・・・)
マリア「なんだか、お腹をおさえていますわね」
ナハナハ(とはいえもう我慢できそうにない。近くにトイレがあったから、さっさと済ませてこようねぇン。うっ、これ走ったら漏れるやつだねぇン・・・仕方無いからゆっくり歩いて・・・)
ユイ「っ、私たちに背を向けたぞ・・・チャンスだマリアッッ!」
マリア「ええ!!(ナハナハの足に発砲)」
ナハナハ「あっ(左足に被弾)」
ユイ「よしっ、倒れた!!よく分からんが今のうちにタコ殴りだこんちくしょう!!!」
マリア「はいですわっっ!!!」
ユイ「クソっっ、散々時間取らせやってこの語尾キモ星人が!!!(背中を蹴りまくる)」
マリア「さんざん女性のウィークポイントを殴ってきた報いを受けるといいですわっっっ!!!(脊髄を殴りまくる)」
ナハナハ「・・・」
ユイ「・・・ん、なんか変な匂いしない?」
マリア「え、変な匂い・・・ってくさっっ!!!?」
ユイ「ま、まさかこいつ・・・」
ナハナハ「・・・」
マリア「えぇ、そのようですわね・・・」
ユイ・マリア「「だっふんだ」」
戦闘開始よりわずか10分(ユイとマリアにとっては1時間)、便秘解消による脱糞によりパイル教幹部『ナハナハ・マレット』、リタイア―――
史上最低の勝ち方 その2




