#107 ネロ・奪還③[star’s element -星の旋律-]
前回までのあらすじ
教会、突入!
作戦開始より5分経過
クローディア教会・祭壇前
(メンバー:カズ・ユイ・マリア・ノイン)
カズ「よし、じゃあここから二手に分かれよう」
ノイン「どう分ける?」
カズ「そうだな・・・」
ユイ「・・・(無言の圧力)」
マリア「・・・(無言の圧力)」
カズ「そういえばノイン。お前はどんな能力を持ってるんだ?」
ノイン「え、アタシ?そういえば言ってなかったっけ」
ノイン「・・・そうだな。マリアさん、ちょっとその銃貸してくんない?」
マリア「え、あぁはい?(グロックを渡す)」
ノイン「『2つの真実』!!」
[ノインの特殊能力:『2つの真実』!マリアのグロックが2つに増えた]
ユイ「グロックが増えた!?」
ノイン「見ての通りだよ。アタシはモノを複製させることができる。質量や材質も、そっくりそのままにね」
マリア「その、威力のほうは?」
ノイン「もちろん、同じだよ。複製されたモノの情報は全て反映される」
マリア「す、すごい・・・!」
ノイン「そうかい?3つ以上には増やせないし、複製されたモノは30分で消失しちゃうし。全然すごくないよ」
カズ「いや、十分スゲーよ。自信を持て、ノイン」
ノイン「う、うん・・・///」
ユイ・マリア「ちっ(舌打ち)」
カズ「え、どうした2人とも?」
ユイ・マリア「べつに」
カズ「おぉ、今日も息ピッタリだな。じゃあ今回もユイとマリアのペアでいいか」
ユイ・マリア「なっ・・・!?」
カズ「よし。じゃあ俺とノインはあっちの階段から地下へ向かう。ユイとマリアは、この階段から向かってくれ。いいな?」
ユイ・マリア「・・・はい」
カズ「よし、行くぞノイン!!」
ノイン「応っっ!!」
ノイン「ニヤァ(勝利の笑み)」
ユイ・マリア「・・・ほう(満面の笑み)」
ノイン(ヤバイ。あとでアタシ殺されそう)
ユイ・マリア(よし。あとでアイツ殺そう)
同時刻
ミズキの研究所・寝室
リーリカ(はぁ。留守番を頼まれたのはいいんだけど・・・)
ズィヴェン「クソっ、なんで俺が1位になったタイミングで青甲羅が飛んでくるんだよ!!おいアハト、てめぇなんかイカサマしてんじゃねぇのか!!?」
アハト「いやしてないし。冗談は兄さんのハゲ頭だけにしてよ」
ズィヴェン「だ~~~か~~~ら~~~これはハゲじゃなくってスキンヘッドだって言ってんだろうが!!!!」
リーリカ(なんでこんなうるさい人たちと一緒なんだろう・・・)
フィーア「ちょっと2人とも~、ウチらはリーリカさんとミズキさんを護衛するために呼ばれたんやで。マリオンカートしに来たわけとちゃうで~?」
アハト「分かってるよ。僕はズィヴェン兄さんが暇だって言うから付き合ってるだけだよ」
ズィヴェン「暇なんだから仕方ねぇだろ!それになぁ、敵さんがわざわざこんな所まで攻めてくるとも思えねぇしよぉ~~~!!」
フィーア「そやけど・・・アイン兄がもしもの時のためにって言うてウチらを呼んだんやから、それなりに警戒はせなアカンのとちゃうの?マリオンカートなんてしてないでさ」
ズィヴェン「うわぁぁぁぁぁ!!!なぁんで赤甲羅が3つも飛んでくんだよ~~~っざっけんなよクソがぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!!」
アハト「バナナを後ろにつけてガードしないのが悪いと思うよ、兄さん」
ズィヴェン「後ろにつけるだァ・・・どうやってやるんだよそれ!」
フィーア「・・・ごめんなぁ、リーリカさん。こんなうるさい連中が来てしもうて」
リーリカ「いえ、気にしていませんから・・・」
「パリン!!(窓が割れる音)」
リーリカ「っっ!?」
アハト「ちょっと、兄さん。いくら勝てないからって腹いせに人の家の窓割らないでよ」
ズィヴェン「あぁ何言ってんだお前ぇ。窓なんて1つも割ってねぇだろ!」
アハト「・・・え、じゃあ今の音は?」
フィーア「外からや!!窓を割って何か投げ込まれたんや!!」
ズィヴェン「投げ込まれたって・・・何を・・・」
「シュゥゥゥゥゥ・・・!!(煙が立ちこめる音)」
アハト「なんだ、この煙・・・まさか!?」
フィーア「リーリカさん口塞いで!!!」
リーリカ「えぶっ!?(口を塞ぐ)」
アハト「睡眠ガス、か・・・っ」
ズィヴェン「Zzz・・・」
フィーア「逃げて・・・リーリカ、さ・・・」
リーリカ「みっ、みなさん大丈夫ですか!?」
信者「っひゃぁぁぁぁぁ!!!(信者5人が室内に侵入)」
リーリカ「ひっ!?」
信者「ここかァ、死に損ないのミズキがいる研究所ってのは!」
信者「お、あそこのベッドで寝てるのがミズキじゃねぇか!?」
リーリカ「なに、あなたたち・・・まさかミズキさんを殺しにきたの!?」
信者「あァ、誰だお前?」
信者「ミズキのことを匿っているのか!?」
信者「構わん、我が教団に背く者は全て殺せ!!!」
リーリカ「そ、そんな・・・」
信者「ひぇ~俺こんな若い女の子殺す趣味なんてないよ~っ、グヘヘ」
リーリカ「だ、誰か・・・」
信者「おい待てよ、あの女を殺るのは俺だ」
信者「んだよ、おめーはその辺の男どもにトドメでも刺してろよ」
リーリカ「誰か助けて・・・誰か・・・」
信者「まぁいいや。先に殺したモン勝ちだ、やっちまえ!!!」
信者「うおおおおおっっっ!!!!!」
リーリカ「誰かぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」
――――――うるさいですね
リーリカ「っ!?」
信者たち「ぐぁぁぁぁぁっっ!?(壁にたたき付けられる)」
リーリカ「・・・え?」
???「神を信仰する者とは思えないほど野蛮な者たちですね。目に余ります」
リーリカ「あ、あなたは誰ですか・・・?」
ステラ「私の名はステラ。はじめまして、リーリカ」
リーリカ「えっ、どうして私の名前を知って・・・」
ステラ「ずっと見ていましたから。聖杯の中から」
リーリカ「聖杯・・・?」
ステラ「できれば現世に姿など現わしたくなかったのですが・・・いつまでも聖杯の中で彼らの理不尽を見過ごすわけにはいきません」
リーリカ「な、何者なんですか、ステラさんは?」
ステラ「私ですか。ただのしがない神ですよ」
リーリカ「か、神!?」
信者「ぐぅっ・・・なんだこいつ、どっから出てきた。俺たちは何をされた!?」
信者「わ、わからんが怯むな!ぶっ殺せ!!!」
ステラ「安全なところに下がっていなさい、リーリカ」
リーリカ「まさか、戦うんですか・・・あの男たちと!?」
ステラ「当然です。いたいけな少女を狙うような愚か者には、お灸を据えなければなりませんから―――」
女神様、現世デビュー!




