6-8 闘技大会本選
仮面を付けた謎の人物は、まだ影です。
どうも焔です。前回闘技大会の前哨戦が行われました。
「では、本選スタートです。」
ヘングレの声を聴き現実に戻る。
さっきまで俺とアスしか居なかったはずなのにもう全員集合していた。
多分互いに集中しすぎて周りが見えてなかったのだろう。
しっかり、前哨戦の5人も居る。
そのほかには、魔王七幹部のイラ・グラ・ラスト・エンヴィ・スペルビア・アヴァリティア・ベル達と勇者チーム(香蓮筆頭クラスメイト5名(内2人は懐かしの凛音と詩紋)+知らないおっさん3名)が居た。
香蓮も俺より前哨戦勝ち残りの5人のほうが気になるのか横目でチラチラ見ている。
「さて、どうなるんでしょうかね~」
あの光の攻撃が何か分からない為、どう動くことも出来ない。
馬鹿正直に正面からヤってもいいがオーラからして先手を取ったら死ぬ。
「んじゃまずは、小手調べだな。」
5人のうちの一人、青髪の男のが腕を回し近づいてくる。
ふと思い仮面を付けてない4人を見る。
髪色は青で腰ぐらいまで伸びた髪を一つ縛りにしている男とパッと見細身に見えるが極限まで引き締めた肉体をもつ青年。
炎のように燃える赤い髪の少女と実りをつけた稲穂のごとき黄金の髪の女性。
青髪男と金髪女は20代前半で細身が俺と同じぐらいの年、赤髪が15ぐらいだろう。
そして4人全員が同じようなオーラをしていた。
「これで、落ちるようなら興ざめだな」
青髪の男が大きく手を振り上げ、勢いよく手を叩く。
銃の発砲音のような音が会場全体に響き、観客者、数人が気絶する。
会場で青髪の近くでもろに食らったクラスメイト勇者の3人は、耳から血を出し倒れ、そこまでならなくても3人気絶し、退場する。
今の攻撃だけで会場に残ったのが、
人間チーム:凛音・詩紋・香蓮。
魔王七幹部全員
前哨戦勝ち残り全員
だ。
人間よっわ。
と言っても退場しないだけで俺ですら未だ耳は、痛いし衝撃波で脳が少しぐわんぐわんする。
「脳筋かよ耳いってー」
「はははこれで沈むようなら我々と戦う資格が無いだけだ。」
「試すためって言っても味方にまでダメージの入る方法をするバカは、いませんよ兄さん。」
「そうですよ、愚兄。私たちだけなら良いですが、結果としてみれば敵は生存、味方半壊ですよ。」
「やっぱり兄貴のその豪快さ好きだわ~」
謎の4人組は何か楽しそうに話している。
金髪と青髪は脳筋・細見と赤髪が苦労人ってわけかバランス取れてていいなー。
「アス、大丈夫か?」
「無傷とは言わないけど大丈夫だよ」
「なら、香蓮チーム+魔王七幹部頼んだ。あの5人はヤバい。4人の中身は大まか判ったが正解だった時、アスじゃ勝てないから頼む。」
「安心して主、僕からもそう頼もうとしてたから」
「OKなら健闘を祈る。」
拳をぶつけ二手に分かれる。
「おにいさん方5人は、俺の相手でも頼むよ」
青髪と違い小さく手をたたくと一瞬にして世界が変わる。
観客にも見れるように向こう側にモニターを作り見えるようにしておく。
だが、声は聞こえないようにしておく、今後何が起きるか分からないなら黙秘権を使ってもいいだろう。
「頼む(強制)ってか良いぜ、逆にお前自身1対5で良いのか。己惚れる訳じゃないが俺たちは、強いぞ?」
長男だからか俺に問いかける。
「雰囲気からお前たちが何者かは、理解している。だから逆に1になったんだ。アステリオスを連れてきても正直足手まといにしかならんからな。」
「主のくせにひでぇな主なら部下のこと信用してやれよ。」
「だから、お前たち以外を任せたんだろ。本当に信頼してなきゃまず頼まず他の奴らを瞬殺してから戦うさ。」
「ははは、面白れぇそこまで言うなら即死とかいうつまらない結果にだけはなるなよ」
青髪の男の手には、鬼の持つような棍棒が握られ一瞬にして白兵してくる。
手をクロスさせ受け止める。
踏ん張るが耐え切れず後ろに飛ばされる。
受け止めた両腕は、骨が砕け無残にぶら下がっている。
「やっと戦闘か、待ちわびたぜ」
細身の男が、後ろに現れ、無防備な背中に掌底打ちを放ってくる。
避けられる訳もなくもろで食らう。
両腕砕けて背骨もボキボキ、一瞬のうちにヤバい火力だな。
「いってー、一般人だったら一発目で死んでたぞ。」
俺は、何事も無いように起き上がる。これでもステータスが逃げるほどのステータスは伊達じゃないんでね。
ネタバレすると肉体が死のうがステータス的に生きてた場合急速に肉体が回復するという特性を使っただけだけどな。
「でもこれで、お前たちの真名が判った。」
「ほう面白い、隠してた訳じゃないが聞こうじゃないか。」
「兄さん普通、真名バレはいけませんよ」
「迦羅は、真名バレが怖いのか」
「そうでは、ありませんが今後注意してくださいね。」
迦羅と呼ばれた赤髪の少女が頭を抱えている。苦労人は辛そうだな~
「んで、私たちの真名の答え合わせと行こうか」
金髪の女性が、二人を無視しで話しかけてくる。
その声にさっきまでの空気は消え、緊張感が辺りを支配する。
「まずお前たち七天大聖だろ」
「はははまさかこの時代でその名を聞くとはな」
「あれは、若気の至りですからねw」
「なんで私、あの時あんなこと言ったんだろう。」
「でも、今なおこうなったのはあれのおかげだし。」
七天大聖とは、西遊記で牛魔王・孫悟空たちが交わした義兄妹の契りだ。
「その雰囲気からして正解だろうな。」
「嗚呼、正解だ。個人を当てろと言いたいがその雰囲気だともう分っているんだろうな。」
「おう、わかってるぜ。平天大聖 牛魔王様よ」
「正解だ。若者我こそ七天大聖リーダー「天を平定せし者」の意を科した平天大聖 牛魔王だ。」
牛魔王の神格が一段と大きくなる。
普通は、神格バレするとその者の逸話を理解し、弱体化するのに牛魔王は逆に強化された。
「兄さんがここまで楽しそうなの久しぶりだね。それこそ私と喧嘩したとき以来じゃない」
「いいや、お前は知らないかもしれないけど、お前が仏になった時もぶちぎれて、釈〇と戦った時も楽しそうにしてたよ。」
「これだから脳筋は」
楽しそうに話しながらも爆弾発言が何個かあった。
「gdgdしそうだし、残りを全員言うが、お前は“覆海大聖”蛟魔王 赤髪のお前は、“混天大聖”鵬魔王 最後は、西遊記の主人公で問題児と良くいわれる。“斉天大聖”美猴王だろ」
「正解だ。」
「よく分かりましたね。」
「君すごいね」
三人とも言い方は違えど純粋に評価したらしい。
「俺たちの事を理解してるなら此奴も解るだろう?」
牛魔王は、さっきまで影のように無言で居た仮面をつけたラスト一人を指さす。
「まだ確定はしていないが言えることは、七天大聖で無い事と牛魔王お前より強いってことだ。」
「その心は?」
「純粋の感だ。まあお前たちを倒してから聞くさ」
俺は、両手にブラッドメタルを纏い戦闘状態になる。
「私たちの神格を知りなお戦おうと思うその威勢は評価しましょう。」
「楽しめるかな?」
牛魔王・鵬魔王・美猴王・蛟魔王、全員が自らの神格に近い姿になる。
牛魔王は頭に角が生え、手に持っていた棍棒も混鉄棍に代わっていた。
鵬魔王は二の腕から手首にかけ炎で作られた白い羽の翼が生まれ頭に神々しくも小さい王冠を付けている。
美猴王は如意金棒を手に持ち屈伸運動をしている。西遊記でははめていた緊箍児はついていなかった。
「緊箍児がない点やさっきの話からして悟空は、戦闘勝仏になった後か…」
「そんなところまで知ってるなんて博識なんだね お姉さん賢い子好きだよ」
パツ金美人に好きって言われるとドキッとするが、元が悟空と考えると少し残念感がある。
「そう言ってもらえて最高だぜ。」
「悟空を口説くなら俺に勝ってからにしろ。」
牛魔王が襲い掛かってきそうになったが蛟魔王が止める。
「まぁまぁ兄さん、切れて襲ってもいいですが、まずは名乗りましょう。名を看破されましたが、兄さん以外しっかりと名乗ってませんし。」
「そうだな済まない」
「では、「海を覆いし者」の意を科した覆海大聖 蛟魔王です。ほかの兄弟と違ってそこまで姿が変らないのは理解してると思って省きます。」
「海底火山での修行による仙人化が由来だろ。」
蛟魔王は頷き後ろに下がる。
中国では、海底1000年火山1000年の修行の後仙人に昇華されるのを蛟魔王は海底火山1000年修行し仙人となった。
「次は私、「天を混沌せし者」の意を科した混天大聖 鵬魔王よ。迦楼羅天やガルダの系統よ。」
「最後は、僕かな? 僕は「天に斉しき者」の意を科した斉天大聖 美猴王だよ。一人称がバラバラなのは癖だからよろしく。」
鵬魔王も悟空も美人だから攻撃するのに抵抗が生まれそうだな…
「ご丁寧にありがとうございます。私は焔、貴方達を倒すものの名なので覚えていてくださいね」
軽く挑発し、構える。
今ここに激闘の火花が切っておろされようとしていた。
アステリオス側のシーンを描くか書かないか悩んでいるのでコメントしていただけると幸いです。
読んでいただきありがとうございます。
次回は、11/30(金)です。




