8-3 休日 温泉回
とある時のように温泉回です。
久しぶりのゆったりとした回です。
どうも焔です。前回、今後の予定を決めました。
「んはぁ~おはよう」
「おはようございます焔さん」
昨日結局アストライアを抱きかかえて寝室に戻り、そのまま寝てしまった。
二人とも戦った後のままだから正直体が気持ち悪い。
「アストライア風呂行くぞ。お前も戦った後着替えもせず寝たせいで体べた付いてるだろ?」
「そうですね。お供します。」
互いに着替えを見繕い風呂場に行く。
この家の風呂場は、俺の趣味全開で銭湯のようになっている。
「この家の風呂は、初めて入る場合必ず驚くぞ」
「それは期待してもいいってことですね。私結構お風呂好きなんですよ」
「まぁ入ってからのお楽しみ」
そんな話をしていると風呂場の脱衣所につく。
家の脱衣所だから男女で分かれている訳なく俺の横でアストライアは、脱ぎ始める。
邪心を消しながら俺も脱ぎだす。
股間にタオルを巻きお風呂場の扉を開ける。
一瞬にして視界が白くなる。
「おぉこれは、本当にすごいですね。」
いつも使っているがいつ見ても豪華だなと思ってしまうお風呂場が目の前に移る。(イメージは7-7-2 休息2をご覧ください)
「んじゃ自由に楽しもうか」
「ホントですか」
ヤバい子供みたいに目がキラキラしてる。
まぁ銭湯では出来ないことがここでは自由に出来ることを考えたら楽しくもなるだろう。
「良いぞ。それこそ風呂で泳いで良いし、酒飲みしても良いぞ」
「ありがとうございます。」
それだけ伝えると俺は、シャワーブースへ行き体を洗う。
戦闘時の埃や汗を落とす。
「とりま、体を温めますか」
全身の汚れを落とし大風呂に入る。
体の芯から暖かくなってくる。
「うは~気持ちいい。やっぱり風呂は最高だぜ。」
「そうですね。全身が包まれているみたいでリラックスします。」
二人とも全身の力が抜け顔が緩む。
全身が程よくポカポカしてきたから別の風呂に移動する。
「次は、電気風呂に行こうと思うが来るか?」
「電気風呂?って何ですか?」
「入ってみれば分かるよ」
俺は、いつものように電気風呂の椅子に座る。
「ひっなんですかこれは?」
アストライアは、椅子に座った瞬間立ち上がる。
立ち上がった勢いで水が顔に飛んでくる。
「っちょアストライア。水が目に入ったじゃねーか」
「なんですかこれ…」
初めての感覚に戸惑ている。
まあ電気によって筋肉を強制的に動かすことで解しコリなどを解消させる医療風呂のようなものだ。
「マッサージ器のようなものだ慣れると気持ちいいぞ」
「焔さんが言うなら…ひゃっ…なんか筋肉がピクピクして気持ちいいようなくすぐったいような感じがします。」
「だろ。当てる場所によって自分の凝ってる場所が分かるぞ。俺の場合は、肩や腰が凝りやすくそこを重点的に当てると気持ちいいんだ。」
さっきまで腰かけていた椅子に肘を置き肩に電気を当てる。
肩の筋肉に電気が通りピクピク腕が動く。
足・手・腰など当てる場所によって刺激の強さや感じ方が変わる。
「慣れてきました。慣れると結構気持ちいいですね。」
電気のせいなのか気持ちいいからなのかさっきよりアストライアの体が弛緩する。
そういう俺も最近忙しすぎて休む暇が無かった為こう言う休息があるといつもより緩んでしまう。
「体も解れたし次は、何処に行くかな…」
「私、次はあれに行きたい」
アストライアの指さしたものは、アトラクションバス…俗に言うジェットバスやジャグジーと呼ばれるものや泡風呂など楽しめる風呂がある。
「良いぞ。ジェットバスとかジャグジー・泡風呂とかいろいろ有るから楽しめると思うぞ」
「わかった。焔さんのおすすめは?」
「体の凝りが気になる場合はジャグジー・楽しみたいなら泡風呂かな? 泡風呂に入った時は、別の風呂に入る前に体の泡を落とせよ。俺はサウナに行くから何かあったら言えよ」
「分かりました。」
アストライアと別れてサウナ室に向かう。
前から少しサウナ室を改造し、スチーム式を追加した。
スチーム式には、塩桶を設置し短時間での発汗と言うより長時間による体のリラックスがメインになっている。
俺は、早速塩桶から塩を一握り掴み全身に擦り込み椅子に座る。
スチーム式の場合そこまで高温にならず、呼吸が苦しくなることも無いためじっくりと汗を流せる。
「ふぅ~やっぱり塩サウナは、気持ちいいな。」
「主が居る~」
「ホントだ」
塩サウナで瞑想しているとアスと香蓮が入ってきた。
二人とも塩を全身に塗り俺の横に座る。
「主は、なんでこんな朝早くからお風呂に入ってるの?」
「あぁ昨日結局アストライアを連れて寝室に行った後二人とも寝ちゃって風呂入りたくなってアストライアと入りに来たんだ。」
「えっアストライアも来てたの?」
「ん?アトラクションバスに居たはずだけど?」
「そうなんだ体洗って大風呂に入ってすぐ来たから確認してないや」
二人と話していると全身に汗が出始める。
塩サウナでは汗が出始めると一気に汗が出る。
「汗が出始めて気持ち良くなってきた」
深呼吸すると血行が更に良くなったのか更に汗が出始める。
肌を触るとトゥルトゥルになり始めた。
「よーし俺は、出て寝ころび湯にでも行くわ」
「りょーかい」
「いってらっしゃい」
スチームサウナの外に設置してあるシャワーで汗と塩を流し室外へ向かう前にアトラクションバスに居るであろうアストライアの方へ向かう。
「焔さんこのジャグジー?とても気持ちいいですね」
アストライアは、ジャグジーの空気を色々な体勢で体に当て自分の凝りなどに当てている。
時折、胸に当て恍惚な表情をしている。
「アストライア…ジャグジーは胸に当てるモノでは無いぞ。後、寝ころび湯に行くけど来るか?」
「何ですかそれ?行きます」
お風呂好きだからなのだろう目がキラキラし勢いよくお風呂から出る。
「お前、クールかと思ったら結構かわいいところ有るんだな」
「っ!!お恥ずかしいところをお見せしました。面白そうなものに目が無いので」
顔を赤くしテレる。
そんなアストライアの頭を撫でながら室外に出る。
そこには壺風呂・露天風呂と目的の寝転び湯がある。
「これが寝転び湯だ。体を温めるより完全にリラックスすることに重点を置いた温泉だ。」
俺は、名の通り石の枕にタオルを置きお風呂に寝っ転がる。
見よう見まねで俺の横に寝転び体と顔を綻ばせるアストライア
「焔何ですかこれ。とても眠くなります。」
「これは、名前の通り寝転がって入る風呂で俺はよく寝落ちして日影に怒られる。」
寝転び湯は、お湯自体は寝転んだ状態で体の半分程度しか無いが普通より熱くなっており外の空気の触れる場所とお湯に触れている場所での温度の差が程よくとても眠くなる。
「寝てもええぞアストライア」
「では、おやすみなさい」
俺は寝転びながらも今後の事を考える。
戦闘系の予定は24の獣の討伐だがこの世界は戦闘だけでは無い…しっかりと経済なども存在している。
「ん~一番初めは、やっぱりグラングエルの現状把握と改善点を考える事かな…」
今、グラングエルの国政のトップは、全部俺の仲間が占めておりその下に各種族の代表が居る状態だ。
産業系は、アスは、分からないが香蓮や日影が現代技術を知っている為、そこまで問題点は、無いと思うが一番懸念しなければいけないのが種族間の軋轢だろう。
「どうするかな…」
「ふぁ~どうしました?」
隣でうたた寝していたアストライアがあくびをしながら聞いてくる。
「ん?今までいがみ合っていた種族が同国で生活しているんだがその軋轢をどう解消するか悩んでいるんだ。」
「マッチポンプと言うのか?自作自演で焔が各国の食べ物を公で食べたり、祭りごととかすればいいんじゃないですか?」
「ん~人魔混合の闘技大会を建国時にやったんだがその時は、みんな仲良くやって今も多くの人は仲がいいんだが…一部の奴らがな…」
そう元からメリソスに居た住民やキュクロテルに住んでいたもの達は、結構柔軟に対応し軋轢無く仲良くやっていたが、ベルスターから来た者たちや商人が未だ差別する者たちが居る。
「なら商人などを絞って決まった者だけ入国させればいいのでは?」
「それだと今後の発展や見解を広められなくなる。」
「難しいのね」
「まぁそこら辺は、日影たち国政に関わるもの達と話すとするか…よしっ俺は、先に上がるわ」
「なら、私はもう少し浸かってから出ます。」
「りょーかい。んじゃお先」
俺はアストライアと別れ脱衣所へ行く。
「はぁ~めんどくせーなー」
今後の問題を考えると頭が痛くなるがやらなきゃいけない事だから諦めて脱衣所から出た。
読んでいただきありがとうございます。
こうやって小説で何かを書いていると書いてるものを食べたくなったり行きたくなったりしますよね。
これを書いてる時は、温泉に無性に行きたくなりました。
後、寝ころび湯の時アストライアのあくびが移って、執筆中に大あくびをかましながら書いてました。
今後の予定として数話、政治や産業系の改革を行います。
誤字脱字等ありましたら教えていただけると幸いです。
また感想やアイデアを常時募集中です。
ここがつまらないなどの意見も送って下さると幸いです。
次回の投稿は5/24(金)を予定しております。




