幕間〜第三部開幕直前特別企画
6月1日より、いよいよ第三部がスタートします!
第二部完結から少し時間が空きましたので、
ここで一度、主要人物たちを振り返ってみようと思います。
「名前は覚えているけど、どんな人だったっけ?」
そんな方向けの特別編です。
第三部から読み始める方も、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
ユージア国主要人物紹介
~なお本人たちの許可は取っていません~
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「第三部開始前に、主要人物の整理を行います」
ナーチャンがそう宣言した。
「第三部?」
ユージが首を傾げる。
「なんだそれ」
「気にしないでください」
「いや気になるだろ」
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■ユージ
元産業廃棄物処理業者。
異世界に召喚されたものの、役立たず扱いされて放り出されたおっさん。
その後、なぜか国を作り、戦争を終わらせ、世界の勢力図を塗り替えた。
本人は今でも、
「俺、何もしてないんだけどな」
と思っている。
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「してるだろ」
神楽耶が即答した。
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■ナーチャン
ユージの補佐役。
冷静沈着。
有能。
常識人。
ユージア国の頭脳。
最近の悩みは神楽耶にからかわれること。
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「楽しいからのう」
神楽耶が笑う。
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「やめてください」
ナーチャンは真顔だった。
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■神楽耶
月影の宴旅団二代目団長。
酒好き。
食いしん坊。
ツッコミ担当。
父は異世界から召喚された元ラーメン屋。
過酷な状況で、月影の宴旅団を一大勢力に成長させたが、すでに逝去。
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「最後だけ異様に強い情報じゃな」
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「俺もそう思う」
ユージが頷いた。
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■リシュン
ユージア国最高の技術者。
ユージの雑な発想を現実にする苦労人。
新技術の話になると寝なくなる。
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「否定できませんね」
アルノルトが頷いた。
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「そこは否定しろ」
リシュンが顔をしかめた。
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■アルノルト
月影の宴旅団所属。
研究者。
理論担当。
自称常識人。
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「自称だったのか」
ユージが驚いた。
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「今初めて知りました」
ナーチャンも頷いた。
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「失礼ですね」
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■タケシト
見た目ただの太ったおじさんだが、実は元特殊部隊員。
戦闘能力はこの世界でも有数だが、それを全く感じさせない。
祭り担当。
温泉担当。
だいたい楽しそう。
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「雑だろ?」
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「説明としては十分です」
ナーチャンが断言した。
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■ヨーコ
元聖王国の巫女。
第二部の中心人物。
現在は魂送りの巫女として活躍中。
優しい。
真面目。
頑張り屋。
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「まともな紹介だ」
ユージが感心した。
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「ヨーコさんですから」
ナーチャンが当然のように答えた。
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■リコ
元聖王国出身。
ヨーコの姉。
現在は高級酒場『月の雫』勤務。
通称。
ユージア国No.1キャバ嬢。
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「待ちなさい」
リコが机を叩いた。
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「何よその紹介!」
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「事実です」
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「違うわよ!」
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神楽耶が笑う。
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「しかし予約は数ヶ月待ちじゃぞ?」
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「それは店の人気!」
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「いや、リコちゃん目当ても多いと思うぞ」
ユージが言った。
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「ユージさんまで!?」
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■ハミータ
月影の宴旅団諜報担当。
どこにでもいる普通のおばさん。
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「違います」
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突然、背後から声がした。
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「うわっ!?」
ユージが飛び上がる。
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いつの間にかハミータが立っていた。
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「最初からおりました」
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「絶対嘘だろ!」
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■マイヤン
王国王女。
ユージを異世界に召喚した張本人。
勇者召喚を行ったものの、
結果的にユージを役立たず扱いして放り出した。
絶世の美人だが、性格が悪い。
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「ちょっと待ちなさい」
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マイヤンが立ち上がる。
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「誰の性格が悪いのよ?
あと、無責任に放り出したみたいな言い方はやめなさい」
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「放り出したではないか」
神楽耶が言った。
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「うっ」
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「放り出したな」
ユージも頷く。
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「結果的にはそうだけど!」
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■サム
魔王国宰相。
ユージ最大の理解者。
ユージを
『歴史に名を残す人物』
『戦争という概念を変えた男』
と評している。
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「やめてくれ」
ユージが頭を抱えた。
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「事実ですので」
サムは真顔だった。
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「そういうところだぞ」
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■ヤマット
空飛ぶ戦艦。
ユージア国の象徴。
国民的人気を誇る。
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「人物じゃないぞ」
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「人気があるので」
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「意味がわからん」
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■ホワイトタイガー
白くて速い。
とても速い。
敵から見ると悪夢。
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「だから人物じゃないって」
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「細かいことは気にしないでください」
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ナーチャンは最後の紙をめくった。
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■総評
ユージア国は、
変人と、
天才と、
苦労人と、
変人と、
変人によって運営されています。
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「変人多くない?」
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「おぬしが言うな」
神楽耶が言った。
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「そうですね」
ナーチャンが頷く。
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「その通りです」
アルノルトが頷く。
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「異議なし!」
タケシトが叫ぶ。
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「なんでだよ!」
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こうして今日も、
ユージア国は平和だった。
少なくとも――
ユージ本人はそう思っていた。
そしてその認識が、
あと少しで覆されることを、
この時の彼はまだ知らない。
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第三部開幕まで、あと少し。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回からいよいよ第三部が始まります。
第一部では戦争。
第二部では聖王国。
そして第三部では、新たな問題がユージたちを待ち受けています。
引き続きお付き合いいただければ幸いです。




