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第5話 私だって働きに出たことぐらいあります!(2)

 仕事が続かないのですよ。(わたくし)は……。


 だって亜人の男達はお酒に酔うとね。


「へっ、へへへっ」


 気持ち悪く、いやらしく笑い、(わたくし)の身体を本当にいやらし目つき……。


 そう自分達の目尻をいやらしく下げ、顔の筋肉を緩め、鼻の下をデレ~と伸ばしながら、生娘の、私の身体を上から下へと舐めるように何度も見ながらね、悪態……。


「姉ちゃん、オッパイが大きいの~!」

「姉ちゃんは本当に良い身体をしているから、儂は食べてしまいたいわい……」

「お姉ちゃんのお尻はキュッとしまっているし、もうたまらんわ~、でっ、へへへっ……」


 亜人の男達は店内で忙しく移動をしながら働く(わたくし)の胸やお尻ばかりを嬉しそうに見詰めながらいやらしく嘲笑い、侮りながらお酒や食事をしているの。


 だから私はマジで頭にくるし、不愉快で仕方がない。


 でも(わたくし)も我が家の財性の為、お金の為にと我慢……。いつも耐え忍んで勤労するのだけれど。

 亜人の男達の中には(わたくし)の伴侶でもないのに許可もなくこの麗しいスーパーボディを自分の鼻の下を伸ばしながら平然と触れ、触る輩達も多々いるのよ……。


 そう(わたくし)の胸やお尻だって平然と何度も触り、握ってきたりする変態な輩達も多々いる……と言うか? 後を絶たない。


 だから(わたくし)の理性は持ちませんの! はい~! 



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