表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女自衛官が異世界裏技攻略!!  作者: 小説書こう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/14

始まりの村へ帰宅

レイ一行はみんな一線を越え村へ帰宅していた。白瀬、東雲、氷室、久我、堂前は疲労困憊だったが


レイはめちゃくちゃ肌がピカピカになっていた!


そうして一同は村へ到着する。早速村の長の元へ


「おお、戻ったかおぬしら」


「いやあ、ほんと疲れましたよおじいちゃん」


「おじいちゃんなど言うでない」 


「さて!長、次のダンジョンについて教えてください!」


「ダンジョン?まあいいか次の場所は"吸血城"じゃ。吸血城はまさに吸血鬼で溢れておる。再生力が高いから吸血鬼を避けて通るといい」


「おお、次の島は洋風なんですねー」


レイのテンションがまた上がる。

長はゆっくり語り始めた。


「吸血城は、夜の者達の巣窟よ。吸血鬼共が城中を徘徊しておる」


「吸血鬼ぃ〜!」


「奴らは異様な再生力を持つ。生半可な傷では死なん。首を断たれようと動く者すらおる」


「めちゃくちゃホラーじゃないですか……」


白瀬が顔を青くする。


「じゃが逆に言えば、正面から戦わねば避けて進むことも可能じゃ」


「なるほどなるほど」


 レイはうんうん頷く。


完全にゲーム攻略情報を聞くプレイヤーの顔だった。


「吸血鬼ってことは、弱点は銀?日光?十字架?ニンニク?杭?」


「質問が多いのぉおぬし……」


「だってワクワクするじゃない!」


東雲がため息をつく。


「准尉だけ修学旅行みたいなんですよね……」


話を終えると、一行はようやく宿へ戻ることになった。宿の部屋へ入った瞬間。


「無理」


 白瀬が床へダイブした。


「俺もう一歩も動けません……」


堂前も壁へ背中を預ける。


「昨日はマジで死ぬかと思った」


久我は黙って弾薬を確認し始めていた。氷室は机へ突っ伏し、


「文明が恋しい……」


と呟いている。


一方、レイはベッドへ飛び込みながら天井を見上げた。


「いやぁ〜異世界って最高ねぇ」


「准尉だけ適応速度おかしいんですよ」


「えー?」


レイはニヤニヤしながら、ポーチの中をちらりと見る。あの赤い“鍵アイテム”は今も微かに脈打っていた。


 ドクン。


 ドクン。


「……ふふ」


レイは笑う。完全に隠しアイテム拾ったプレイヤーの顔だった。

 翌朝。

村にはまだ朝霧が残っていた。鳥の声。潮風。

そして――。


「よぉーし!!」


宿の前で、レイが勢いよく89式を担ぎ上げる。


「次は吸血鬼ダンジョン攻略よー!!」


「朝からテンション高っ……」


白瀬が眠そうな顔で呟く。東雲は地図代わりのメモを確認し、久我は機関銃を背負い直し、堂前はナイフを腰へ差し込み、氷室は渋々立ち上がった。レイはどでかいケースを背負う。

そして六人は村の門前へ並ぶ。

その先には遠くの山際には――黒い城が見えていた。

まるで空へ突き刺さるみたいに。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ