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女自衛官が異世界裏技攻略!!  作者: 小説書こう


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6/12

ゲーム本編再開!

翌朝


村の門前には、妙な緊張感が漂っていた、朝靄の向こう巨大な樹木が密集する“樹海領域”が、不気味な黒緑色の壁のように広がっている


 風が吹くたび、森の奥から何かの鳴き声が聞こえた。


 その前に――六人は並んでいた。


 まるでジョジョのワンシーンみたいに。


 ボロボロだった隊服は、昨夜のうちに最低限補修されている。そして、それぞれが回収した装備を身につけていた。


 先頭に立つのは、竹下レイ。


 89式小銃をスリングで吊っている


 腰には9mm拳銃


 背中には予備マガジン入りのポーチ


 右手には古びたマティーチェ


 腰にはナイフ


 表情は――妙に楽しそうだった


「いやぁ、ついに始まるねぇ」


「准尉だけ遠足前みたいなテンションなんですが」


 呆れ顔で言ったのは、東雲ミサキ。


 二十四歳の男性隊員で、細身だが鋭い目つきをしている。


 装備は89式小銃に加え、防刃ベストと大型ナイフ


 白兵戦も得意だ


「だって樹海エリアよ? 絶対レア素材とか隠し通路あるって!」


「ゲーム脳やめてください」


 その隣では、大柄な男が機関銃の弾帯を肩に巻いていた。


 久我レン


 二十七歳


 元機関銃手


 無口だが頼りになる男だ。彼が抱えているのは、昨日回収した5.56mm機関銃。


「……弾、無駄遣いするなよ」


「はいはい」


 さらに後ろ。


 青年が防水ケースを抱えている。


 氷室ナナ。


 二十五歳。


 名前のせいでよく女性と間違われるが男。


 通信・分析担当で、今も壊れた通信機器を諦めず持ち歩いていた。


 武器は9mm拳銃。


「本当に電波飛んでないし……」


「異世界だからねぇ」


「その単語を現実として受け入れたくないんですが」


 その横では、まだ幼さの残る青年が89式を握りしめていた。


 白瀬ユウト。


 二十一歳。


 新人に近い若手隊員で、射撃の腕は優秀。

 だがかなりビビりだった


「……絶対なんか出ますよね、あそこ」


「出るでしょ。むしろ出なかったら詐欺!」


「嫌だなぁその言い方……」


 最後尾には、スキンヘッド気味の男。


 堂前ゴウ


 三十歳


 格闘戦担当


 銃も携行しているが、腰には鉈やナイフが大量に吊るされている。


「俺ぁ銃よりこっちの方が落ち着くな」


「絶対前衛向きですよね堂前さん」


「樹人とか殴ったら死ぬんじゃねぇか?」


「死ぬ前提で話すのやめて!?」


 そんなやり取りをしながら、一行は森を見上げる。


 空を覆うほど巨大な木々。奥は真っ暗で、昼間なのに光がほとんど届いていない。


 まるで、森そのものが生きているみたいだった。


 レイは89式を構え、口元が吊り上がる。


「さて」


 カチャリ、と安全装置を外した


「異世界サバイバル兼、ゲーム攻略スタートってことで」


「絶対そのノリで行くんですね……」


「当然!」


 レイはニヤリと笑う。


「しかも現代兵器持ち込み済み。これ、普通に裏技プレイだからね?」


「そのうち運営に修正されそうですね」


「その前にクリアすんのよ!」


 そして六人は並んで歩き出した


 砂浜を離れ


 村の結界を越え


 “樹海領域”へ足を踏み入れる


 その瞬間


 森の奥で、何かが鳴いた。


 ――ギィィィィィ……。


 木が軋むような、不気味な声だった。

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