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闘え!自衛隊!

黒い桜~The black cherry blossom ~

 海上自衛隊特別警備隊(通称SBU スペシャルボーディングユニット)に配属された若者の話。
 海上自衛隊特別警備隊とは、1999年に起きた北朝鮮の不審船と思われた工作船に対して、自衛隊創設以来初めて出された海上警備行動での不備を反省材料にした日本で初の特殊部隊である。(2001年発足)
 海上自衛隊呉基地に配属となった青野和人2等海士と赤村甲太2等海士は、教育過程で知らずの内にSBUの適性検査に合格してしまう。本当はイージス艦や汎用護衛艦の水上戦闘員(ボースン)になりたかったが、その夢は無くなる。
 SBUでの厳しい訓練が始まると、毎日飯を食べるのもしんどくなり、ギブアップしたくなる。だが、青野も赤村も井口2佐に諭されなんとか、魔の1年(1年で辞める確立90%)を乗り越え、屈強な海の戦士になっていく。しかし、乗り越えなければならない壁が次々と青野や赤村に襲いかかる。階級章を見せないSBU隊員は、海上自衛隊の桜と錨のエムブレムすら見せられない事から、他部隊からは黒桜(こくおう)とも呼ばれる。訓練の内容も部隊概要も、全て機密扱いであり、過去に1度だけ観艦式で、訓練の成果を発表した事がある位でマスメティアにすら、隠された部隊であるが、海上自衛隊最強の部隊と言われている。特別警備隊を視察したアメリカ合衆国政府高官は、海上自衛隊に対して「宝の持ち腐れ」と、語ったというエピソードは有名である。
 海上自衛隊特別警備隊は、アメリカ合衆国海軍特殊部隊、通称ネイビーシールズを模範としており、設立に際してアメリカ合衆国海軍の士官に教鞭をとってもらったという。バラクラバで、素性を隠す徹底ぶりは、この部隊の特殊性を現している。海上保安庁にも特別警備隊はあるが、即応性や火気能力の強力性を考えれば、制圧能力や全ての面において海上自衛隊特別警備隊の方が実力的には上だ。
 そもそも、海上保安庁は国土交通省所管の海の警察てある。平時は海上保安庁が、対応して非常事態には(海上保安庁の手には終えない事態)海上自衛隊が登場するというのが、日本の防衛政策の基本である。それでも駄目ならアメリカ合衆国に頼むという方針が戦後の日本の安全保障政策のベースとなる。想像の部分も多いが、御容赦を。海上自衛隊呉基地から物語はスタートする。
 ※この物語はフィクションです。
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
機密だらけの部隊
2020/11/07 14:53
黒桜(こくおう)
2020/11/09 22:59
初期装備
2020/11/10 23:58
WAVE (女性海上自衛官)
2020/11/12 00:01
陸上自衛隊特殊作戦群
2020/11/13 00:00
御風呂のマナー
2020/11/13 23:49
新兵評価
2020/11/14 19:31
鬼の隊長 井口徹
2020/11/16 22:35
伝統墨主唯我独尊
2020/11/17 23:44
二度目の対井口二佐
2020/11/19 12:02
井口二佐の思惑
2020/11/20 13:47
万能なナイフ
2020/11/21 15:06
記憶の整理
2020/11/22 13:26
ノンキャリの意地
2020/11/22 23:15
角野一尉の経験値
2020/11/23 15:58
試練の答えとそのご褒美
2020/11/23 23:40
正義の鬼
2020/11/24 15:21
デビル栄田
2020/11/25 15:01
カルチャーショック
2020/11/27 00:04
ここは民間会社じゃねぇ!
2020/11/29 22:55
生半可な正義感
2020/12/02 08:45
トモダチ作戦
2020/12/04 00:01
日米安保条約
2020/12/04 21:47
米中それぞれの思惑
2020/12/05 11:24
教育課程
2020/12/07 16:35
最低レベルの成長
2020/12/09 23:49
ROE (交戦規程)
2020/12/10 23:54
武器使用の権限
2020/12/11 16:21
暴力装置
2020/12/12 16:21
卒業せよ、体力・筋肉バカ
2020/12/13 22:54
最後の砦
2020/12/14 14:39
出来ないとは言えない部隊
2020/12/18 00:09
一蓮托生の部隊
2020/12/18 22:59
水上訓練
2020/12/21 22:57
備えておくという仕事
2020/12/21 23:40
海上格闘理論
2020/12/23 23:04
オクタン価
2020/12/25 23:31
兵站の重要性
2020/12/26 00:11
3点セット
2020/12/27 22:30
殺戮マシーンになれ
2020/12/30 00:12
赤村の見解
2021/01/01 00:03
青野のアンチテーゼ
2021/01/01 22:57
滅私公奉
2021/01/05 00:09
正のスパイラル
2021/01/05 23:56
死への恐怖
2021/01/06 22:39
合理的心理戦略
2021/01/08 23:25
死ぬ理由を見つける過程
2021/01/11 22:30
守備代行業者≠自衛隊
2021/01/13 00:17
トンネルの先に見える景色
2021/01/14 12:24
理想論
2021/01/17 23:11
井口二佐の不器用な言葉
2021/01/18 22:10
SBU誕生の背景
2021/01/19 23:53
非完全無欠
2021/01/23 23:50
大物ルーキー
2021/01/29 23:48
ネイビーシールズの存在
2021/01/30 23:41
本当の敵
2021/02/04 23:34
フットワークの軽さ
2021/02/05 00:15
恋と愛
2021/02/05 16:09
井口二佐の憂慮
2021/02/06 23:45
何でも屋ではない理由
2021/02/08 22:54
他国に認められる事も必要
2021/02/11 14:20
水嫌いの赤帽
2021/02/12 13:40
マスターせよ!世界の言語
2021/02/13 23:43
微細なピースであっても
2021/02/14 22:44
Win-Win
2021/02/15 22:38
SBU隊員の憂鬱
2021/02/16 14:55
エリートはエリートなりに
2021/02/17 16:11
サブマリンノート
2021/02/18 23:46
海兵隊との差別化
2021/02/19 22:13
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