表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

闘え!自衛隊!

黒い桜~The black cherry blossom ~

 海上自衛隊特別警備隊(通称SBU スペシャルボーディングユニット)に配属された若者の話。
 海上自衛隊特別警備隊とは、1999年に起きた北朝鮮の不審船と思われた工作船に対して、自衛隊創設以来初めて出された海上警備行動での不備を反省材料にした日本で初の特殊部隊である。(2001年発足)
 海上自衛隊呉基地に配属となった青野和人2等海士と赤村甲太2等海士は、教育過程で知らずの内にSBUの適性検査に合格してしまう。本当はイージス艦や汎用護衛艦の水上戦闘員(ボースン)になりたかったが、その夢は無くなる。
 SBUでの厳しい訓練が始まると、毎日飯を食べるのもしんどくなり、ギブアップしたくなる。だが、青野も赤村も井口2佐に諭されなんとか、魔の1年(1年で辞める確立90%)を乗り越え、屈強な海の戦士になっていく。しかし、乗り越えなければならない壁が次々と青野や赤村に襲いかかる。階級章を見せないSBU隊員は、海上自衛隊の桜と錨のエムブレムすら見せられない事から、他部隊からは黒桜(こくおう)とも呼ばれる。訓練の内容も部隊概要も、全て機密扱いであり、過去に1度だけ観艦式で、訓練の成果を発表した事がある位でマスメティアにすら、隠された部隊であるが、海上自衛隊最強の部隊と言われている。特別警備隊を視察したアメリカ合衆国政府高官は、海上自衛隊に対して「宝の持ち腐れ」と、語ったというエピソードは有名である。
 海上自衛隊特別警備隊は、アメリカ合衆国海軍特殊部隊、通称ネイビーシールズを模範としており、設立に際してアメリカ合衆国海軍の士官に教鞭をとってもらったという。バラクラバで、素性を隠す徹底ぶりは、この部隊の特殊性を現している。海上保安庁にも特別警備隊はあるが、即応性や火気能力の強力性を考えれば、制圧能力や全ての面において海上自衛隊特別警備隊の方が実力的には上だ。
 そもそも、海上保安庁は国土交通省所管の海の警察てある。平時は海上保安庁が、対応して非常事態には(海上保安庁の手には終えない事態)海上自衛隊が登場するというのが、日本の防衛政策の基本である。それでも駄目ならアメリカ合衆国に頼むという方針が戦後の日本の安全保障政策のベースとなる。想像の部分も多いが、御容赦を。海上自衛隊呉基地から物語はスタートする。
 ※この物語はフィクションです。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 201 ~ 239 を表示中
半端な気持ちじゃ戦えない
2021/05/30 13:00
報われない身近なHERO
2021/05/31 08:44
C-51ライフル銃
2021/06/04 13:27
急襲
2021/06/05 09:01
コテンパン
2021/06/06 07:05
ドラえもんじゃねーよ
2021/06/07 13:23
自衛権のレッドライン
2021/06/07 23:01
SBU入隊にあたっての訓示
2021/06/09 08:42
自衛隊ありきの国益
2021/06/10 11:01
防衛=お金
2021/06/11 13:25
自己完結能力
2021/06/11 23:36
言葉遊び
2021/06/12 08:44
十人十色の水兵
2021/06/13 22:40
海上自衛官としての成功
2021/06/14 14:02
領海防衛の為に
2021/06/14 23:10
美辞麗句
2021/06/15 23:45
リアルを生きる
2021/06/16 13:37
気概
2021/06/17 22:44
パートナーがいるという事
2021/06/18 09:37
綺麗事
2021/06/19 13:03
死して尚
2021/06/19 13:38
生き残ってナンボ
2021/06/20 13:22
青野のスピーチ
2021/06/20 13:54
俺達のスピーチ
2021/06/21 13:56
優秀な下士官を育成せよ
2021/06/23 22:35
艦長の人情
2021/06/24 12:20
ガリ勉先行
2021/06/25 13:28
外交戦略上有効なカード
2021/06/26 08:27
勇気と信念
2021/06/27 12:56
幸あれ日の本の国
2021/06/28 14:45
あとがき
2021/06/29 09:10
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 201 ~ 239 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ