SBU誕生の背景
SBUが創設されるまでは、日本には海上の特殊部隊は存在しなかった。では、何故日本に海上の特殊部隊を創設したのか?それは、日本を巡る安全保障環境の変化による米軍からの要請があったからに他ならない。
日本は周囲を海に囲まれた島国である。その上不安定な朝鮮半島と急成長著しい大国の中国。北はロシアがおり、大国が隣人になっている。しかしながら、多くの脅威は海を通じて流入して来る様になった昨今の情勢を考えると、米国海軍特殊部隊"ネイビーシールズ"とまではいかなくてもそれと同レベルの組織が必要とされる事は言うまでもない。
その様な実力を持った部隊がいる事で、より米国海軍その他部隊との親和性が生まれる事になる。そういった要因が絡み合い誕生したのが、海上自衛隊特別警備隊(SBU)である。勿論、今も手探りの状態は続いている。これで完成形だとは思わないが、SBUは要求された水準に達していると思われる。少なくとも、諸外国の海軍特殊部隊よりもレベルは上だろう。SBUの構成員もそれなりの技術力を持っている訳であり、彼等が活躍する日もそう遠くないかもしれない。
SBUが活躍しうる状況というのも中々想像しにくいかもしれないが、現実的な選択肢としては充分に有り得る話である。
SBUに入隊出来た選ばれし精鋭達は、それぞれに自らの思想・信条を持っている。それをバラクラバで隠し、任務に集中する。それは、彼等の人間性が黙殺されているという事ではない。寧ろ彼等は、そういった考えを自発的に発信する義務を持っているのだ。




