第四話
フレンド状況
ニア・グレーデア オンライン
ミコト・カミノ オンライン
二人共居るようだ。深呼吸をしてから、ニアの名前をタップする。ピコンという音がして目の前にあることが表示された。
ニア・グレーデアさんを招待しますか?
はい いいえ
迷わずはいを選択する。これでこっちに来て戻れなくなりましたとかになったら申し訳ないが、これから一人で恋愛しなあように立ち回るのは酷なので許してほしい。けど、ニアならそうなってもいいかもしれない。
そんなことを考えていると、ニア・グレーデアさんが入室しました。というログがステータス端に流れる。
嬉しさでいっぱいになりながらそっちに向かうと連絡してから家を出る。私が住んでる住宅街から少し離れたところにある一軒家。そこのドアの横にぶらさがっているベルを揺らす。
「どうした?今日は準備を進める日じゃないぞ。それに、操作じゃなくて実際に体を動かしている感じでVRだとしても不自然な感覚なんだが何かいじったりしたのか?」
白に毛先がパステル紫のメッシュっぽくなっている髪に薄紫の瞳吊り目がちだがそれは気だるげそうな感じになっている。服は髪の色に合わせた白ベースにパステル紫がはいっているトラックジャケットだ。だぼっとした感じになっている。短パンもセットの色合いだ。
「グレーデア!来てくれて感謝する。操作に関してはわからんが、ちょっと相談があってな…」
それならと家の中に入れてくれたグレーデアに確認する。
「先にこの世界から抜けられるか確認してほしい。私は抜けられなくなってしまってな…」
ここがゲームだと気づいて真っ先に確認したことがログアウトして元の世界に帰れるかだった。もし帰れたら死体となって戻っていたかもしれないが恋愛するよりは幽霊としてグレーデア達や家族を見守っていた方がいい。
グレーデアはログアウトできた。まあ、できるとは思った。
「バグか?ロランスにはあまりなかったが、致命的なのが見つかったな。ラズ、心当たりある?」
将来ゲーム作成を目指しているグレーデアは少し興奮しながら聞いてくる。正直に答えよう。
「私、死んだんだ。」
ニアのドアの横にぶらさがっているベルは、魔法が使われている。揺らしたら、家の中にベルの音が響くようになっている。
また、風で揺れないように防御魔法が張ってある
ラズとニア、まだ出演していないミコトは、ゲーム友達である。何回かリアルで会ったことがあるらしい。
ラズが28
ニアが19
ミコトが17であるが本人達は気にしていない。
三人はロランスデュオモードを土曜日の夜に進めている。




