第2話 起点について
今回は短くなると思うので、その事を予め言っておく。
私の夢に於いて、先に「故郷の風景を模した世界である」という事を言ったが、では夢の起点が実家であったりするのかというと、そうではない場合が多い。
実家を模した所から始まったのは、この土地が夢に出始めた当初の数回のみであり、それ以降は大抵が「実家近くの通りを模した道」を起点としているのである。
だから夢が始まった時にまず走る感覚は、すっと一本の道が伸びていく感覚なのである。そして伸びた先に、多々ランドマークが出来上がるという感じであろうか。
ただこれも一定であるというわけではなく、後年その「夢中の土地」が広がっていくと共に、起点自体も各所ランドマークに分散するようにはなった。
だから「どこから始まり、どのように見えてから始まる」というのは、一定の基準を以て語ることはできない。だが大抵は意思を持ってそこに居る感覚があるし、どこか必然性があるとも感じながら夢を見始めることになる。
あとは夢が具体的な図像を持つ前から、忙しなく動いている感覚があるとも言っておいた方が良いだろうか。
そういう意味で言えば、私の夢は「図像」よりも、「行動」や「動作感覚」で始まることが多いというのが、ここで特筆しておくべきことかもしれない。
これを前提として、次回からは「夢の中の地理」の話になるであろう。
どこに何があるとか、それを見て何を思ったとか。
とりあえず、今回はここまで。




