第五十話 守るための規則
グレイグと約束した三日のうち、最初の一日は驚くほど何事もなく過ぎた。
「礼さん、これでいいですか?」
訓練場の隅で、エルンが木剣を構えている。
足を肩幅より少し広く開き、腰を落とす。三日前までは剣を振るたびに身体まで前へ流れていたが、今ではどうにか踏みとどまれるようになっていた。
「うん。前よりいい。でも、右肩に力入りすぎ」
「右肩……」
「そう。剣を握るのに、身体全部に力を入れなくていいから」
礼が自分の木剣を持ち上げて見せる。
エルンは真剣な顔でそれを眺め、同じように構え直した。
「こう?」
「もうちょっと抜いて」
「こう?」
「今度は抜きすぎ」
「難しい……」
「最初はそんなもんだよ」
礼が笑うと、エルンは不満そうに木剣を見下ろした。
以前なら、このあと必ず聞かれていた。
いつになったら童術を教えてもらえるのか。
いつになったら自分も皆と同じことができるのか。
けれど、あの依頼から帰ってきてから、エルンはほとんどそれを聞かなくなった。
「じゃあ次、何やります?」
「もう一回」
「まだやるんですか?」
「できるまで」
「礼さん、意外と厳しいですね……」
「嫌なら休んでもいいよ」
「やります!」
すぐに構え直す。
その様子を見ながら、礼は少しだけ嬉しくなった。
童術を使えるようになることだけが、エルンの目的ではなくなりつつある。
林で足跡を見たこと。
薬草を探したこと。
魔物が現れたとき、言われた場所から動かなかったこと。
どれも派手なものではなかった。
それでもエルンにとっては、初めて知る冒険者の仕事だったのだろう。
「礼ー!」
突然、訓練場の反対側から声が飛んできた。
振り向く。
バルトが片手を上げている。
「腹減った!」
「知らないよ」
「パンは?」
「何で俺に聞くんだよ」
「パン屋が来てんだからあるだろ」
エルンが振り返った。
「今日はないです!」
「何しに来た!」
「訓練ですよ!」
「パン屋だろ!」
「パン屋の息子です!」
朝から大声が飛び交う。
少し離れた場所では、リオが矢筒を整理しながら呆れた顔をしていた。
「お前、エルンが来るようになってから朝飯買わなくなっただろ」
「二回しかもらってねえぞ」
「二回ももらってるだろ」
「食費が浮いた」
「十五歳にたかるなよ」
「俺じゃなくて親父が持たせてんだろ?」
「なお悪い」
「何でだよ!」
笑い声が上がる。
礼も笑った。
いつもの朝だった。
違うことといえば、訓練場にいる十四人のうち、一人だけが童術を使っていないことくらいだった。
◇
二日目。
礼は訓練を始める前に、全員を集めた。
十三人が揃う機会は、意外と少ない。
冒険者は依頼がある。冒険者ではない者にもそれぞれ仕事がある。
それでも今日は、礼が話したいことがあると伝えていたため、時間を調整して集まってくれた。
エルンだけは少し離れた場所に座っている。
「この前、グレイグさんと話してきた」
礼がそう切り出すと、何人かの顔が引き締まった。
「エルンのこと?」
ノアが尋ねる。
「それもある。でも、これからのことも」
礼はグレイグから渡された紙を広げた。
「これから新しく童術を教えるときは、教える前にギルドへ相談してほしいって」
しばらく誰も口を開かなかった。
最初に反応したのはバルトだった。
「面倒くせえ」
「お前はそれしか言わねえな」
リオが呆れる。
「だって面倒だろ。使える奴がいて、覚えたいってんなら教えりゃいいじゃねえか」
「俺も最初は、そう思ったんだけど」
礼が言うと、バルトが意外そうにこちらを見た。
「違うのか?」
「グレイグさんが言ってたことも、分かるんだ」
十三人なら、まだ見られる。
二十人、五十人、百人になったらどうするのか。
礼が全員へ説明すると、今度はハインが腕を組んだ。
「俺は、そこまでおかしな話じゃないと思う」
「ハインさんも?」
「ああ。童術は便利だけど、人を傷つけることもできるだろ」
ハインは腰に下げた剣の柄を軽く叩いた。
「剣だって同じだ。持ってるだけなら何も言われないが、町の真ん中で振り回したら止められる。誰が使ってるのかくらい把握したいってのは、まあ、分からなくもない」
「俺も相談だけなら別にいいかな」
ノアも続いた。
「教えるなって言われたわけじゃないんですよね?」
「今のところは」
礼が答えると、別の場所からディンの声がした。
「でも、それって断られたらどうなるんです?」
「え?」
「相談して、ギルドが駄目だって言ったら」
礼は答えられなかった。
「その人には教えないんですか?」
「……分からない」
「だったら、相談っていうより許可じゃないですか?」
今度は誰もすぐには答えなかった。
ハインが難しい顔をする。
「そこは俺も気になるな」
「だろ?」
「でも、だからって何も決めなくていいとも思わない」
「俺は決めなくていいと思うけどな」
バルトが言う。
「お前は黙ってろ」
「何でだよ!」
少しだけ笑いが起きた。
けれど、話は終わらなかった。
ギルドへ報告するくらいなら構わないという者。
相談なら問題ないという者。
非冒険者の名前まで知らせる必要があるのかと疑問を持つ者。
そもそもギルドが童術について何かを決めること自体に納得できない者。
十三人いれば、十三人とも同じ考えになるわけではなかった。
礼はそれを少し意外に思いながら聞いていた。
自分が教えた人たちだ。
同じ童力を感じ、同じように童術を学んでいる。
けれど、それだけで同じ考えになるわけではない。
当たり前のことなのに、今まであまり考えたことがなかった。
「リオは?」
礼が尋ねる。
リオは少し離れたところで、ずっと黙って話を聞いていた。
「俺?」
「うん。どう思う?」
リオはすぐには答えず、地面に置いていた矢を一本拾った。
「俺は……グレイグさんが何を待ってるのかが気になる」
「何を?」
「だって変だろ」
リオは矢尻を確認しながら続けた。
「エルンが危ないから止めてたなら、あの依頼である程度は分かったはずだ」
「うん」
「礼たちの教え方が危ないと思ってたなら、それも見てもらった」
「うん」
「家族にも会った。本人もやりたいって言ってる。それでも、三日待ってくれって言った」
リオが顔を上げる。
「たぶん、グレイグさん一人じゃ決められない何かがあるんじゃないか?」
礼は眉を寄せた。
「ギルドの偉い人とか?」
「かもしれない」
「グレイグさんが一番偉いんじゃないの?」
「この町のギルドではな」
「あ……」
それより上がある。
考えてみれば当たり前だった。
ローデンのギルドだけで、世界中の冒険者を管理しているはずがない。
「じゃあ、グレイグさんも誰かの許可を待ってるってこと?」
「そこまでは分からねえよ」
リオは苦笑した。
「ただ、礼に三日くれって言ったとき、あの人も結構困った顔してただろ」
「……してた?」
「してた」
「気づかなかった」
「お前が怒ってたからな」
「怒ってない」
「顔が怒ってた」
「またそれ?」
今度は皆が笑った。
礼は少し不満だったが、笑い声を聞いているうちに自分も笑ってしまった。
結局、その日は答えが出なかった。
けれど、それでいいのかもしれない。
全員が同じことを考える必要はない。
分からないなら話せばいい。
違うなら、なぜ違うのかを聞けばいい。
少なくとも今は、それができる。
礼はそう思った。
◇
三日目の朝。
訓練場へ来た礼は、入口に立つ大きな男を見て足を止めた。
「……グレイグさん?」
「おはよう、礼」
「どうしたんですか?」
「三日経った」
「あ」
忘れていたわけではない。
けれど、まさか向こうから来るとは思っていなかった。
「中へ入っても?」
「もちろんです」
礼が扉を開ける。
グレイグはすぐに話を始めなかった。
訓練場の端に立ち、しばらく皆の様子を眺めていた。
バルトが童力を腕へ集め、木製の訓練具を叩いている。
少し離れたところでは、ノアが剣へ集中させる練習を繰り返していた。
ディンは目を閉じ、周囲の童力の動きを探っている。
ハインは一人の初心者の前に立ち、身体の中で童力を循環させる感覚を説明していた。
そしてリオは、矢に童力をまとわせている。
礼はそんなグレイグの隣へ立った。
「何か変ですか?」
「いや」
グレイグは首を横に振る。
「思っていたのと少し違っただけだ」
「何がですか?」
「もっと、お前が全員に教えているのかと思っていた」
「最初はそうでした」
「今は違うのか」
「はい。俺よりリオの方が細かい操作は上手いし、安定させるならハインさんの方が教えるの上手いです」
礼は少し考えてから付け加えた。
「バルトは……」
「俺は何だ!」
聞こえていたらしい。
遠くから声が飛んでくる。
「力いっぱい出すのが上手い!」
「褒めてんのか!?」
「褒めてる!」
グレイグの口元が、ほんの少し緩んだ。
「なるほどな」
「俺が全部教える必要はないと思ってます」
「そうか」
グレイグはそれ以上何も言わなかった。
しばらくして、その視線が訓練場の隅へ移る。
そこではエルンが一人、木剣を振っていた。
「……あれから毎日来ているのか」
「はい」
「童術は?」
「教えてません」
「本当に?」
礼は少しむっとした。
「約束しましたから」
「悪かった。疑ったわけじゃない」
「自分で童力を感じるところまではやってます。でも動かし方は教えてません」
「そうか」
グレイグはしばらくエルンを眺めていた。
やがて、礼へ向き直る。
「全員を集めてくれ」
「分かりました」
◇
十四人が集まった。
十三人の童術師と、まだ童術師ではない一人。
グレイグは彼らの前に立ち、一枚の紙を広げた。
「まず、エルン」
「は、はい!」
突然名前を呼ばれ、エルンの背筋が伸びる。
「お前への童術教授を認める」
一瞬。
エルンは動かなかった。
「……え?」
「今日から教わって構わない」
「本当ですか!?」
「ああ」
「やった!」
拳を握り、エルンが礼を見る。
「礼さん!」
「うん」
礼も笑った。
「よかったな」
「はい!」
周囲からも声が上がる。
バルトがエルンの背中を強く叩き、エルンがむせた。
「よしパン屋! 今日から殴り方教えてやる!」
「まだ早い!」
礼とリオの声が重なった。
「何でだよ!」
「最初からお前の真似させたら危ないだろ!」
「どういう意味だ!」
騒がしくなった訓練場を、グレイグが咳払い一つで静める。
「まだ話は終わっていない」
エルンが慌てて座り直した。
グレイグは手にした紙へ目を落とす。
「今回の件を受けて、当面の間、童術を新たに教える場合の取り決めを設けることにした」
礼の表情から笑みが少し消えた。
「取り決め?」
「ああ。ただし、禁止するためのものではない」
グレイグは一つずつ読み上げた。
新たに童術を教える場合は、誰が誰に教えるのかを明確にすること。
基礎的な感知と循環から始め、身体への影響を確認しながら段階的に進めること。
戦闘に使用できる技術については、本人の習熟度を確認してから教えること。
訓練中に大きな異常や事故が発生した場合、ギルドへ報告すること。
未成年者の場合、家族または保護者の了承を得ること。
そして、冒険者ではない者へ新たに童術を教える場合は、事前にギルドへ相談すること。
最後まで聞いた礼は、何度か瞬きをした。
「……グレイグさん」
「何だ」
「これ」
「ああ」
「ほとんど今もやってます」
「知っている」
「じゃあ、何でわざわざ決まりにするんですか?」
グレイグはすぐには答えなかった。
礼だけではなく、その場にいる全員を一度見渡す。
「お前がいなくても残るようにするためだ」
礼は眉を寄せた。
「俺が?」
「礼。お前は今、ここにいる人間をよく見ている」
「……はい」
「得意なことも、苦手なことも把握しようとしている。無茶をさせないようにもしている。少なくとも今日見た限りでは、俺が思っていたよりずっと慎重だ」
「思ってたよりって……」
「褒めている」
「それならいいですけど」
「だが、それがお前の判断だけで成り立っているなら、お前がいなくなった瞬間に終わる」
礼は黙った。
「怪我をするかもしれない。別の町へ行くかもしれない。冒険者を辞めるかもしれない。十年後、二十年後も、お前が今と同じように一人一人を見ている保証はない」
礼は、自分の周りに座っている者たちを見た。
十三人。
いつの間にか、これだけ増えた。
最初はリオ一人だった。
自分が知っていることを教え、一緒に分からないことを調べた。
それが少しずつ増えた。
今では、自分が知らないところでリオが誰かに教え、ハインが誰かを助けている。
「だから、人ではなく仕組みに残す」
グレイグが言った。
「誰か一人がいなくなっても、次の人間が同じように教えられるようにする。それが規則の役割の一つだ」
「……守るため?」
「それもある」
「誰を?」
礼が尋ねる。
グレイグは少し考えた。
「教わる側も、教える側もだ」
礼は手元の紙を見た。
規則。
その言葉には、今まであまり良い印象がなかった。
やっていいこと。
やってはいけないこと。
誰かが決めた線の内側で動くためのもの。
けれど、グレイグが言う規則は少し違うように聞こえた。
誰かがいなくなった後にも、残すためのもの。
「……分かりました」
礼が言う。
「全部納得したか?」
「全部ではないです」
正直に答える。
「特に、非冒険者に教えるときにギルドへ相談するところは、まだよく分かりません」
「そうか」
「でも、それ以外は必要だと思います」
「なら、それでいい」
礼は意外に思った。
「いいんですか?」
「分からないと言っている人間に、分かったと言わせても意味がない」
グレイグは紙を礼へ渡した。
「疑問があるなら覚えておけ。おかしいと思ったら言え。規則は作ったら終わりじゃない」
礼は受け取った紙を見下ろした。
「変えてもいいんですか?」
「必要ならな」
「……分かりました」
今度の返事は、先ほどより少しだけ軽かった。
◇
皆がそれぞれの訓練へ戻り始めた頃。
「グレイグさん」
礼は帰ろうとする背中を呼び止めた。
「何だ?」
「この三日って」
「ああ」
「この規則を考えてたんですか?」
グレイグは礼を見た。
「……それもある」
「それも?」
「他にも仕事はある」
「ああ、そっか」
礼は納得しかけた。
その横で。
リオだけが、グレイグを見ていた。
「グレイグさん」
「何だ、リオ」
「大変ですか?」
妙な質問だった。
礼もグレイグも、一瞬意味が分からなかった。
「何がだ?」
「最近」
リオはそれ以上説明しなかった。
グレイグはしばらくリオを見ていた。
「……ギルド長なんて、いつでも大変だ」
「そうですか」
「ああ」
「ならいいです」
「何がいいんだ」
「何となくです」
グレイグは怪訝そうな顔をしたが、それ以上は聞かなかった。
「じゃあな、礼」
「はい」
「リオも」
「はい」
グレイグが訓練場を出ていく。
礼はその背中を見送りながら、隣のリオへ尋ねた。
「何だったの?」
「別に」
「変なの」
「お前に言われたくねえよ」
「何で?」
「何でも」
リオは弓を取りに戻っていった。
礼は少しだけ首を傾げた。
◇
「じゃあ」
礼はエルンと向かい合って座った。
長かった。
数日に過ぎない。
それでもエルンにとっては、きっと長かっただろう。
周囲では皆が自分の訓練をしている。
けれど、何人かは明らかにこちらを気にしていた。
特にバルトは、隠す気すらなく見ている。
「始めようか」
「はい!」
エルンが背筋を伸ばす。
「まず、いつもやってるみたいに童力を感じて」
「はい」
目を閉じる。
呼吸を整える。
礼も静かに意識を向けた。
少しして、エルンの身体の奥で微かな流れが生まれた。
以前より見つけるのが早くなっている。
「見つけた?」
「……はい」
「じゃあ、今日はそこから先へ行く」
エルンの眉がわずかに動いた。
「動かそうとしすぎなくていい。最初はほんの少しだけ。そこにあるものを、右手の方へ流す感じ」
「右手……」
「力を入れなくていいよ」
エルンの呼吸が深くなる。
童力が揺れる。
一度、散った。
「焦らなくていい」
「はい」
「もう一回」
また集まる。
ゆっくりと。
身体の奥にあった微かな流れが、ほんのわずかに方向を変えた。
右へ。
肩を通り。
腕へ。
ほんの少しだけ。
「……あ」
エルンが声を漏らした。
目を開く。
「今……」
礼は笑った。
「うん」
「動いた?」
「動いた」
エルンの顔が、一気に明るくなった。
「やった!」
周囲から拍手が起こる。
「おお!」
バルトが一番大きな声を上げた。
「よしパン屋! 次は拳に全部集めろ!」
「だからまだ早い!」
「何でだよ!」
「今初めて動いたんだぞ!」
「動いたなら殴れるだろ!」
「その考え方をやめろ!」
訓練場に笑い声が広がった。
エルンも笑っている。
礼も笑った。
数日前まで。
エルンは扉の前に立っていた。
自分でそこまで辿り着きながら、その先へ進めずにいた。
今日。
ようやく、その扉が少しだけ開いた。
◇
その日の夕方。
グレイグはギルド長室へ戻ると、机の上に置かれた書簡を手に取った。
礼たちへ渡した取り決めとは、別の紙だった。
要求されていたのは、非登録者への童術教授の停止。
童術に関する研究記録の提出。
そして、如月礼本人との面談機会。
グレイグは新しい紙を取り出し、ペンを走らせる。
『非登録者への童術教授について、当ギルド管轄下において全面的な停止措置を取る必要性は、現時点では認められない』
そこで一度、ペンを止める。
今日見た光景を思い出した。
礼が全員へ命令していたわけではない。
互いに教え、互いに学んでいた。
十三人。
そして今日、十四人目が最初の一歩を踏み出した。
増える。
これからも。
だからこそ、規則は必要だと思っている。
だが。
規則で守ることと。
何もかもを取り上げることは、同じではない。
グレイグは再びペンを動かした。
『童術使用者の詳細名簿についても、現時点で提出の必要性を認めない』
『研究記録についても同様とする』
最後に。
如月礼との面談要求。
そこだけは少し長く考えた。
『本人が自ら希望する場合を除き、当ギルドから面談を命じる予定はない』
書き終える。
署名する。
紙を折り、封をした。
机の引き出しには、十三人分の名簿が残っている。
鍵を掛ける。
その鍵を確かめるように、一度だけ指で押さえた。
グレイグは知らなかった。
守るために作った規則が、この先どこまで形を変えていくのか。
礼も知らなかった。
自分たちの名前が今、誰から守られているのかを。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
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