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7話

「分かった、だが、報酬は金貨ではなくてもよいか?」


「もちろんです。私たちにできることならば何でもいたしましょう」


「でしたら、この度新しく世界が吸収される時期だったらしいので、

その保護をお願いしてもよろしいですか?」


「なんと!あれはただの伝承ではなかったのですか?!」


「もちろんです。

こちらは、そのうちの一人であり、我らを圧倒する力を持った超越者です。

ほとんどの人は力を持たないそうですが、彼らの機嫌を決して損ねてはいけませんよ?」


「なんとなんと...!わかりました。

全力で対処いたします。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、いった感じで、

俺が頭を抱えている間に、トントン拍子で話が進んだらしく、

俺達はアンデットを相当しながら蠱毒の城の後を追うことになった...


いや、無理だって!

相手はレベルが最大の500でトップランカー、

対する俺は古参ではあるけど、レベル400台で、

魔王、勇者、英雄、のスキルのカケラといった、

人魔大戦イベントやPVP大会イベントの上位者たちがもらえる力も持ってない


この絶望的な差は、どうにもならない

そして、あの変人集団のトップを説得できる自信はない!


「だから、俺でも勝てないんだって

もちろん?依頼として受けて、

そして、もしかしたらこの報酬で俺の知人が助かる可能性がある以上、道中のアンデットは倒すぞ?

でも、あくまでそれだけだ」


「そうですか...」


「うーむ...だが、ああ言った手前、どうしたものか」


「なんか大変そうだね」


「ああ、大変だ」


「どうにもならないのか?」


「難しいな...で?お前は誰だよ?!」


しれっと会話に混ざっていた男にツッコむ


「ああ、ワタシか?

ワタシは、マーク・アイビー・テイラーという。

アメリカ人だ」


「へー、日本語が上手ですね。はじめましてマークさん」


「君もアスタと同じ世界から来たのか?

俺はディマルク、よろしくな」


「シャーフィカです」


「マークだ、よろしく

というか、日本語?

ワタシはさっきから英語しか話していないぞ?」


「え?俺には日本語に聞こえてるんだが...」


自動翻訳?

マークは黒人だし、アメリカ人だし、

プレイヤーではないだろう

じゃあ、原因は...


「何がおかしいんだ?

...ああ!そっか、常識すぎて忘れていた」


やっぱりか


「栄光の世界では言語の壁はなくなる。

仮説はいくつかあるが、

世界が吸収される時に情報がインプットされる説、

精霊が翻訳してくれる説、

言霊として意味が伝わっている説、

竜族的には何者かが翻訳している系の説が有力だな」


「説として存在するぐらいなら、覚えとけよ」


「いやさ、基本伝わればいいし、

こういう説も言語の成り立ちを考えるのと同じように、

過去のわからないことを想像で考えるだけだから...

1000歳以下の世界の吸収を経験してないやつらは大体こんな感じだぜ?」


「そういうものか...」


「そういうものだぜ」


「で?アスタ...でいいんだよな?

どうやったらお前みたいなパワーを手に入れられるんだ?」


「それは、俺がプレイヤーだから...」


あれ?

モンスターを倒してもスキルの欠片は落ちなかったけど、

プレイヤー以外の地球人はスキルを覚えられるのか?


「ちょっと、できるかどうかはわからないが、

試しに軽く...そうだな、

軽く10000回俺に打ち込んでみてくれ」


手持ちの剣は重すぎるので、

適当な木材を削って木刀を作る


「は?そんなんでスーパーパワーが目覚めるのか?

うーん...まあ、やってみるか」


「では、諸々の準備をしてから出発するので、

明日出発すると領主に伝えてきます」


シャーフィカが客間として用意されていた部屋を出る


「おう!頼んだ」


「じゃあ、俺は食料...が売ってないんだもんな

軽く狩りに行ってくる」


続いて、ディマルクも部屋を出て行く


しばらくの後、

広いからとそのまま客間で打ち込みを始めていたところ、

食事を運んできた使用人に、

襲撃だと間違われて悲鳴を上げられることになった


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「出てきたな、スキルの欠片...」


「何なんだ?ちょうど10000回目に、胸から飛び出してきたが...」


「これを2個以上集めると、スキルを覚えられて、

身体能力も向上する。

あー、スキルと言うのはスーパーパワーのことで、

日本のスラングだと思ってくれ」


「なるほど...2個以上ということは、

それ以上に集まれば、それだけ強力なものになるのか?」


「その通り!

2個から10個までで一つのスキルを作れる。

ちなみに、

俺は欠片を10個使ったスキルを10個以上持っている。

まあ、スキルは熟練度、

つまり実際に自力でできることを

強化して再現できるものだから、

習得には努力だけじゃなくて、

運や才能に依存するがな」


「おー、情報量が多いぜ

だがまあ、努力するだけ結果が出るなら、

これほどモチベ維持か簡単なことはないぜ!」


マークの熱量は凄まじく、

スキルの欠片が追加で2個集まり、

彼が疲れて眠るまで続いた

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