3話 厳しき黒い百合
用語解説
黒百合藍 【人物】 26歳
白百合茜と顔は似ているが体型や色が全く正反対の女性
軍服が似合う"恰好いい"女性
緋奈の副官である
夜桜に対しては緋奈を誑かし茜を甘やかす天敵と見なしあまり好意的ではない。
神霊花装 【兵器】 発表年不明
人体に直接取り付け本来不可能な飛行、空中静止などを行えるようにする
簡単に言えば某女性しか扱えなくて主人公が唯一男で扱えるアレとか某戦争してデレさせるアレの陸自の特殊部隊が使ってるアレです。
どうしてこうなった・・・?
俺は今、人生で2回目の〈デート〉をしている。
そして今回の場所はユッケクルトンプラザ・・・なんだこの美味しそうな店舗名は。
「おーい茜、そろそろ終わったか?」
俺は試着室で着替えてる相手に声を掛ける。
「うん、似合ってるかなぁ?」
そうして試着室から出てきた白百合茜は先ほどまで着ていた白のノースリーブのシャツに淡い青のミニスカートという格好から白衣に緋袴という典型的な巫女の姿に着替えていた。
彼女のとても日本人とは思えない美しい白い髪と美貌を巫女の装束がより一層引き立て正直戦術核と同等の破壊力(推定)を持っている。
「とても似合ってるよ、凄い可愛い」
「ありがとう、お兄ちゃん♪」
その笑顔はかなり危ない、危険だ。
あまり萌えなどは明るくない夜桜であったが人生で初めて萌えというものを知った瞬間かもしれない。
「それじゃぁそれを買・・・」
俺が購入する旨を伝えようとした瞬間言葉が遮られる。
「こんな所で油売っていたのですか!」
その一言で茜の巫女姿を瞼に焼き付けようとしていた周囲の人の垣根を真っ二つにしてこっちに突っ込んでくる軍服の様なものを纏った茜と正反対の真っ黒い女性が走ってくる。
「姫斬防衛大臣、白百合少尉、至急同行願います」
「アンタ誰だよ」
つい、敵愾心を含んで言ってしまった。
「私は黒百合藍です、青薔薇領主より招集令を預かっています」
「なるほど、メインヒロインの座は意地でも渡さない気ね」
「早く来てください」
なんかよく分からない会話が繰り広げられてるがそれを無視してこちらの聞きたいことを聞く。
「要件は何なんだ?移動しながら聞くが」
「敵襲です」
走りながら聞いていた俺は敵襲という単語を聞いていつもの癖で隊員に指示を出そうとするがここは自衛隊では無いことを再認識しNCBに向け駆ける。
「敵襲ってもどこの所属だよ、NCBはかなりの装備あるんだからそこを襲うって言ったらかなりの戦力出さないと・・・」
「また〈赤椿〉が来たんでしょ?」
「そうよ、だから領主様も出撃なされるので姫斬防衛大臣には部隊の指揮、白百合少尉は戦力として出撃してもらいます」
出撃?どういう事だ?
「ちょっと待て出撃ってどういう事だよ」
確かにこの島にいれば俺よりは戦闘経験が豊富でもおかしくはないがいくら経験があろうと戦闘はおかしいだろ。
「簡単なことです、〈神霊花装〉を装備できる者は限られるので例え未成年だろうと出撃するのが通りです」
「それに、〈神霊花装〉に対抗できるのは〈神霊花装〉だけだから」
「そうなのか、その神霊花装ってのは何なのか分からんが一騎当千の装備で相手もそれを使用していてこれを使える者はそんなにいないから出撃するってことか」
一体なんなんだろう、神霊花装って
暫くしてNCBに着いた俺達は二手に別れ俺は司令室の席に腰掛けていた。
「確かあいつらは〈赤椿〉って言っていたよな」
そう1人で呟いてキーボードに赤椿と入力しデータベースで確認する。
「赤椿ってこれか」
そこには1人の少し明るめの赤い長髪を靡かせた少女が現実感のないアニメの世界にありそうな兵器を"身に纏っていた"。
「これが・・・兵器かよ」
ただ言葉を失うだけだった。
次回 4話強き赤い椿
投稿が丸1ヶ月程空いて申し訳なく思ってる東風陽炎です。
まずは3話ご覧いただき誠にありがとうございます。
青薔薇→白百合→黒百合と来て次はなんだろうかと思ったら赤椿、もうお気づきでしょうが本作のヒロインは基本的に色+花の苗字です
赤椿もその例に漏れません
4話はすぐに上げられると思いますのでお楽しみに!




