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大好きです!
『大好き。』
虹。J。
『……なにしにきたの?』
ギザギザに起こされた666。
寝起きはご機嫌ななめ。
もう少しで人体発火現象の謎が解明できたのに。
『まず、好き。があるだろ?』
『うん?』
『その次に、大好きだぜ。』
『うん。』
『お前、そんなのある?』
『んー。キャベツ太郎。』
『それを伝えてんのかよ?』
『いっつも寝てるから、伝えらんない。』
『そっか。』
『ねえ。何しにきたの?』
『遊びにきたんだよ。』
『そうなの?』
『腹減った。なんかある?』
『キャンディ。』
『なに味?』
『わかんない。』
『ま。いっか。』
Jは空中ふわふわ無限キャンディに噛みついて、
ガリガリ食べる。
右と左の目は、あっちとこっち、
別々を見ていて、楽しそう。
『キャンディの包み紙にクジがあるよ』
『もー食った。』
『アタリだったかも。』
『そうなの?次は見てみるぜ。』
『で。ここまでは楽しいお話。』
『こっからは………』
Jの瞳は、雪見だいふくいちご。
それと、青ざめたカビ。
もじもじ。ぎゅるぎゅる。
『お前の書いた小説を読みました。』
『え?』
『大好きです!』
『……ありがと。』
666はJの前で初めて、
ほんの少しだけ、薬とした。
キャベツ太郎は寝てた。
『《物語の拒絶。》泣きました!』
ほっぺピンク。




