4.35 2人は転生者
PV10万、ユニーク1万超えました。
もう直ぐブックマーク200です。
毒を入れた犯人が逮捕されてから数日後の事。
スザンヌ様と、マリア様との面会の時、スザンヌ様から
「そろそろ、私達を呼ぶときに、様付けやめませんか?」と提案された。
スザンヌはスーと、マリアは様だけ取れば良いかと聞けば、2人とも了承してくれた。
その割に、2人はジルさまと呼びたいと。
「さまを取るんじゃないの?って聞いたら、名前は略すし、ジルさまの呼び名がかっこいいから、ジルさまが良い」
とスザンヌが。
マリアもその呼び方が呼びやすいと、
結局それで、落ち着いた。
その後、スーからついに鋭い指摘が来た。
「たまに2人だけで解ることを話してる。
うどんもそうだし。
わからない言葉でしゃべっている時もあるし。
何か変なのよね。
私に内緒で2人だけで手紙とかやりとりしてる?」
と聞いてきた。
マリアが「お姉さまに内緒で2人で会ったり、手紙のやり取りは無いですよ」
と言いながら、視線が泳ぐ。
うん、マリア、嘘つけないね。
そして「ふーん。ねえ、折角、愛称で呼ぶようになったし、隠し事も止めませんか?」とスザンヌから提案された。
マリアは、私に「どうしますか?」と聞いてきた。
「それ聞いたら、秘密があるのが、ばればれだね」と答えると。
「あ!ごめんなさい」と謝ってました。
そこで、私が、
「大丈夫です。
確かに私たちは、スーに少しだけ秘密にしていたことがあります。
それを話しても良いのですが、話すには幾つか約束して欲しいです」
「やっぱり、秘密があるのですね。
解りました。
それで、どんな約束をすれば良いのですか?」
「まず、今から話す内容を信じる信じないはお任せしますが、王や王妃にも秘密にしてください」
「良いわ」
「次に、私達の秘密を話した後は、あなたの秘密も教えてください」
「それも、解ったわ。
ジルさまにしている秘密なんて、スリーサイズ以外には無いけどね」
と。
うーん、あるはずなんだけどな。
メリーナ様が降臨した後に、こっそり、彼女にはメリーナ様以外から庇護されていると言っていたから。
そして、私から、話を始めた。
「実は、私とマリアは、転生者です」
「え、転生者。生まれ変わりと言うことですか?まさか」
何か言いたそうだったけど言葉を続ける。
「それも別の世界から。来ました」
「別の世界?」と残念そうな顔になる。
あれ、どうした?
まあ良いか、続けよう。
「そうです。私達は、こことは文化も生活方法も全く違う世界で生きて来ました。
その世界で死んだ後、メリーナ様に転生させて貰いました。
ですが2人とも生前の自分の名前や、家族などについては全く覚えていません。
覚えていることは二つ。
一つは、前の世界の知識です。
向こうの世界で得た知識や食べ物は覚えています」
「たまに食べる”にほんしょく”と言う食べ物がそうなのですね」
「そうです。そして、覚えているもう一つの事は、最後に死んだ時のことです。
私とマリアは、同じ場所で、数分の違いはありますが、ほぼ同時刻に死にました」
「一緒に死んだ。それって、二人は前世も恋人同士で、一緒に自殺でもしたの?」
マリアから、
「違います。私が、死んだ時の年は19歳でした。
先日、王様の前でセーラー服を着て、音楽に合わせてダンスをしましたよね。
前世の私は、学校に通いながら、ああいったダンスをして生活していたんです。
もちろん、貴族ではなく、庶民です。
”ジルさま”は、私の先生でした。
私がお仕事の帰り、たまたまジル様と帰っている時に襲われて、ジルさまが殺され、その後私も殺されました」
「私は、国が運営する大学の先生をしていて、普段は研究ばかりしていました。
ちなみに、前世はずっと、彼女なんていませんでしたよ。
年は35歳でしたね。
私たちの住んでいた国には貴族と言う制度はありませんでした。
みな平等です。
王は、象徴として存在しましたが、何の権利も持っていません。
国は、選挙という制度で、平民から選ばれた人が、国を運営していました。
そんな世界です。こちらの貴族制度とは異なります」
スーが「結局、ジルさまと、マリアは、付き合っていたわけではないのね」
マリアから「お付き合いはしてませんが、ジルさまは、先生の中でも女子に人気がありましたよ。
私は、ジルさまが好きだったけど、あまり接触する機会がなくて、親密にはなれませんでしたけど」
「え、そうだったかな? 人気なんてあったか?」
「他の先生に比べれば、人気が高かったですよ。
先生の授業の出席率、すごく高かったですよね。
休憩になると、みんな先生に質問に行ってたし」
「質問には来てくれたな。
女子でも数学が好きな人がいるんだなと、感心してた」
「あはは、女子で数学好きなんて、いないですよ。
みんな先生と話がしたくて先生のところに集まってたんですよ。
私も2度ほど質問に行きましたよ」
「ああ、それは、覚えてますよ。
かわいいこだなと思ってたから」
「総合すると、付き合ってはいなかったけど、それなりにお互い意識はしてたということですね」
「少なくとも私は好きでした」とマリア
「私も否定しない。先生でありながら、実は、マリアの事は気にしてた」
「だいたい解りました。異世界からの転生者。そして同郷。それが二人の秘密ですね」
「はい。前世などといきなり話してしまいましたが、信じてもらえますか?」
「信じます。前世は、とりあえず。
他の世界と言うのが、良くわかりませんが、
ジルさまの言動や、行動を見る限りでは納得できます」
「そうですか。
信じていただけるなら、もう少し説明を続けますね。
私たちは、死んだ後、各々、メリーナ様に会っています。
そして、メリーナ様直々に転生の説明を聞きました。
転生者や、転移者は、メリーナ様の実験で毎年1人この世界に連れて来ていると言ってました。
私は、その1000人目なので、全属性で魔法が使える能力を貰いました。
その時に、空間魔法や、鑑定の能力、回復魔法や、解呪の力も貰いました」
「私は、1001人目で、直前に死んだ先生を行き返させる力が欲しいと言ったら、生き返りは無理だけど大怪我が治せるぐらい、強力な回復魔法が使えるようにすると言われ、聖女の力を与えると言われました。
ただ、生まれる時期が悪いので、少しだけ時間を調整して生まれるようにします。
とおっしゃったので3つ離れたみたいです」
「そうですが、ところでジルさまは、それだけ大きな力を授かっていますが、メリーナ様からの使命があるのですか?」
と、スーが。
普通、そう思うよね。
「メリーナ様からは、特に使命は言われていません。
メリーナ様が言うには、転生者は老衰で死んだことが無いから、天寿をまっとうするまで生きてと言われました。
それと他の転生者の手助けをするぐらいが言われたことですね。
表面的には、神が暇をもてあまして、この世界を使った実験をしているようにみせていると感じました。
まあ、神様のすることですから、言ったとおりの事は無いでしょうし、私たちがすぐにわかるような愚かなこともするわけが無いので、本当はなにか使命もあるのかもしれません。簡単には解らないようにしているのでしょう」
「へー、そうですか。それにしても、それだけの力を貰るなんて、メリーナ様も太っ腹ですね」
「私は、1000人目だから与える力は特別だと言ってました。
特別なのは私とマリアだけなのでしょう。今のところ二人だけが加護が大です。
通りすがりに見かけた人も入れて数名の加護を見かけましたが、メリーナ様からの加護は中でした」
「では、二人が特別なのですか」
「そうだと思います。
以前、スーがメリーナ様と会った時に、私とマリアが特別の秘蔵っ子と言ってましたし」
「そうね、そういえば。
ああ、あの時によく考えたら今の話に気がついたはずなのに、どうして言われるまで気がつかなかったのかしら」
「まあ、相手が神様ですから、思考誘導でもしたのでしょうね。
必要以上のことを探らないようにしてくれたけど、私たちが自重して無かったから、徐々にほころびが多くなり違和感が隠せなくなってきたのでしょう。
では、次にスザンヌ様の秘密も教えてもらえますか」
「私の秘密ですか。
スリーサイズですね。
155cm、上から85、55、80です。
少しお尻が小さいけど胸はすでにeカップで形は良いと思います。
お母様が165cm、95、58、85のHカップなので私ももう少し大きくなると思います」
と元気に答えた。
「いやそれじゃ無くて」と言ったら
「私は、まだ未発達なので内緒で」とマリアが。
「3妃様は、158cm、100、62、90のIカップよ」
「I、すげ。って、いやいや、だから違うって」
「解ってます。
冗談ですよ。ジルさま」
「(; ̄ェ ̄)」
「そうですね。
ジルさまの秘密の話を聞いたら、私も到底信じてもらえないと思っていた秘密をお話しないと行けないようですね。
では、お話します」
と言って、彼女が持つ秘密を語ってくれた。
それは、想像もしていない秘密でした。
私は一瞬、自分の事を棚にあげて、彼女の話が信じられない状態でした。
次で、スザンヌの秘密もわかる。
4章でもっとも面白いところだと思ってます。
では、次の話を楽しみに。
ちなみに、スリーサイズは自称です。
感想があれば、お願いします。




