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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
4部ジルベール10歳 時が動き出す

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4.36 3人は転生者

おー、タイトルで内容がばれてるな。

「ジルさまの秘密の話を聞いたら、私も到底信じてもらえないと思っていた秘密の事をお話しないと行けないようですね。

では今からお話します」

続けて。

「実は1妃様は、170cm、105、65、90のJカップよ。

JよJ。

フワフワのポワポワなのよ。

3人を比べると、母が一番小さいけど形が一番良いのは母なのよ。

未だに全然垂れてないんだから。

なんと言ってもドーンなのよ」


「ズゴ!」


「はー、言い切った。スッキリ。じゃあ、本番」


「(; ̄ェ ̄)」 スーってこんな感じだっけ?

今日はテンション高いな。


そう言った後、彼女は自分の秘密を語ってくれた。

「二人の秘密が転生だとは思ってもいなかったわ。

実は私にも同じような秘密があるので、それを今からお話します」

一呼吸置いて。

「実は、私も転生者です」


「「え!!  」」

「 では、お姉さまも異世界から転生されたのですか」


「いえ、違います。

あなた達とは異なり、私の前世は異世界ではなく、この世界です。

そして私は少しですが前世を覚えています」


「前世の記憶もち。それはメリーナ様とは別の神様が関わっているのかな」


「私はあなた方のように生まれ変わる前に、女神様に会ったわけではないのでそこは明言できません。

とりあえず、前世の事を少しお話しましょう。

私は前世では、この国の建国の王シンの妻でした。

二人とも異世界から転生したのなら解っていると思いますが、建国の王シンは転移者です。

シンは神崎真(かみざきまこと)なぜかまことはシンとも呼べるのだと。

そして聖女と呼ばれた妻の1人は、後藤真希(ごとうまき)マキと呼ばれていました。

私はマリアが聖女になった時、それとジルさまに会った時に、こっそりシンとマキと呼びかけたことがあります。

でも、返答が無かったので貴方たち二人が転生している可能性を捨てていました。

もちろん、何らかの関連を持っているとは思いましたが、異世界からの転生者と聞いて二人に似ているけど違うのだとわかりました。

残念です。

最初に転生と聞いた時喜んだのですが。

やっぱり、私だけだったのですね」

「お姉さま」とマリア。

しばし黙っているスー。

「スー、過去は過去だよ。

今、一緒になれたのだから僕たちでまた未来を作ろう」

と、私が。

二人で、スーを抱きしめる。


暫くすると落ち着いたらしくまた話し始めた。


「もう少し話をしますね。

私がシンと出会った時は単なる商人の娘でした。

私達家族が魔物に襲われたところを、助けてもらったのが出会いです。

マキの回復魔法で私と兄は命を救われましたが、残念ながら父と母は亡くなった後でした。

詳しい話はまたの機会にお話しますが、私はシンに助けられた後未来視の力が発現しました。

その後は物語にもなっている通り、国づくりを手伝い、そして国を立ち上げた後に王の妻になりました。


建国後も未来視の力を使って、この国の長きに渡る基盤となる仕組みも作りました。

詳しい政策はあまり覚えていませんが、兄とも協力し沢山の仕組みを作りました。

兄はその一つの策として、シドニアを建国しそちらの王になりました。

その他にも私はシンの暗殺を予知して、阻止していました。

ですので、私の事が邪魔だと思うものが多かったのでしょう。

未来視の特徴として、実は起きることを書き換えることが出来る人物はとても少ないのです。

その中でシンや、マキは未来を書き換えることが出来る人でした。

恐らく異世界から人だけが、この世界の未来を書き換えることができたのでしょう。

未来視は、変更できる。

いつでも何でも見えるわけではありませんでしたが、そのまま見守ったり、場合によって変更し、私たちはそうやって国を作り上げこの地域の人たちを帝国の被害から守りました。

帝国の人たちは最初はシンに向けて暗殺者を放っていました。

私を殺す場合もシンが含まれていたので、暗殺を予知し防いでいました。


しかし、私の未来視は自分には使えないのです。

それを知られたのか、聖女が出かけているときに、王ではなく私に毒矢を撃たれました。

私、単独の暗殺を仕掛けてきたのです。


結局、それを防ぐために王が毒にやられてしまいました。

未来を書き換える力が、逆に働いてしまったのです。


王は、毒で身動きが取れなくなり、倒れました。

私はそのまま暗殺者に剣で刺され、王と共に死んだのです」


「王が死んだ。あなたへの攻撃が防げず、結局あなたも死んだと。似ている話だ」

と私がつぶやく。


「私は、前世の最後に、守られるだけの存在ではなく、守るぐらい強くなりたいと願いました。

ジルさまと婚約した日に、改めて前世の最後の願いだとおもいだしました。

幾度か夢にはみていたのですが、それがどういうことかあまり実感していませんでした。

願いが通じたからでしょうか。

私は、今世では未来視の力ではなく、右目が金眼で、体は以前よりもすごく強い。

剣もしっかりともてる様になりました。

これは、夏の訓練でもお話したとおりですね」


「そうですか、死ぬ前の意思が反映されているのですね。

ところでメリーナ様が、スーは別の女神の庇護下にあると言ってました。

スーは、その意味が分かりますか?」と訊ねる


「うーん、別の女神ですか。

元々建国の王が作ったといわれる大聖堂は3人の女神全員が祭られています。

アメリさんの結婚式が行われる予定の教会ですね。

この国で一番大きな教会ですよ。

あらためてお祈りに行けば、別の女神様と話ができるかも知れないですね」


「大聖堂か。とりえず、行って見ましょうか。デートをかねて」とジルベール。


「デ、デートですね。そうですねお出かけだし。

では、行ける様に手配しますね。

前回のマリアの時のように、神が降臨されると混乱が起きるので、貸切で訪れることができるように調整します。

少し後になると思いますから。お待ちを」


「はい、お願いします」と、私が答える。


マリアが

「お姉さまも転生者なら他の王族や貴族にも、転生者が沢山いるんでしょうか」


「どうでしょう。

そういった文献は少しですが残されています。

ですが、前世の記憶持ちが沢山いるということは無いと思います」


「メリーナ様は平均で年に1人、今迄で1000人転生させてるよ。

転生者がこの国に集中しているか解らないけど、メリーナ様が転生させた人はスキル欄にメリーナの加護、大、中のいずれかが表示されるから解るよ。

我が家の領地にもすでに2人いるから。だけど他の神の加護は見たことが無い」


「加護? ”ジルさま”は鑑定が使えるから、見ただけで解るのですね」とスザンヌが言う。


「あまり役に立たない情報ばかりだから、いつも見てるわけじゃ無いですけどね。

それに鑑定を続けるには、集中力が続かないから見逃しは多いですよ。多分」


「ジルさまは、便利な力を沢山お持ちですよね。

今世は、私も剣の力を持てたので、前世とは違って私もおそばで頑張りますね」と


「あ、そうだ。

そういえばスーの魔力の可視化は魔力の流れが見えているだけでは、なくてもっとはっきりと先読みしてるんですよ。

スーは、魔力の可視化と共に未来視の劣化版を使ってます。

夏の合宿前は未来視微小と言うスキルが封印されていましたが、合宿が終る頃に総魔法量が増えたら、未来視微小の能力が使えるにようになっていました。

ずいぶんユニークな能力を持っているとは思っていましたがようやく理由が分かりました。

あれは、前世で使っていた能力ですね」


「確かに、剣がどう動くか読めてることは否定しませんが、それが魔力の可視化のおかげではないのですか?」


「魔力が見えることで腕や足の動く方向や軌跡が僅かに見えますが、スーの力はもっと先を読んでるでしょ。

たぶん固有スキルが影響しているのだと思う」


そして改めてステータスを確認すると。

魔力の可視化と共に、未来視小と表示されていた。


スキルを意識したことで、スーが力を認識したのだろう。

それを念のため、スーに告げておいた。


今後は今までよりももっとはっきりと剣の軌跡が見えるようになるだろう。


秘密、どうでしょうか?

スーは、元気な子です。

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