3.13 メリーナ様のお説教
突然、メリーナ様は私の前にいた。
「あのね。あまりにもいろいろ型破りで、
めちゃくちゃな状態なので、
どこから突っ込んで良いかわからないけど、
まず一番大切なことを聞くわ。
あなたなんで神格化した状態になれてるの?」
「え。神格化ってなんですか?」
「今の、その状態よ!」
「ああ、キラキラモードの事ですか」
「キラキラって、まあ確かにそうかも知れないけど、それは神格化。
神の力を奮える特別な状態よ。
今の世界では竜王バハムート以外にその状態になれる存在はいなかったわ」
「へー。
そういえば竜王バハムートの娘と名乗る竜と戦いました。
普通だと勝てそうもなかったので、キラキラモードでぎりぎりで勝てた相手ですね。
そうですか、娘のティアムトが言っていた通り、やっぱり竜王バハムートも両金眼で、キラキラモードになれるんですね。キラキラ無しの娘であれなのだから、竜王ハバムートには絶対に勝てないですね」
「だから、キラキラじゃなくて、神格化。
まあそれは良いとして、竜王の娘って、あの子も相当強かったはず。
あなた、良く生きてるわね。
ってなんで戦うことになったのやら。
あなたには、長生きしてねって言ったのに、
わざわざ自ら死ぬような目になることをしてないわよね」
ギク。
「も、もちろん、全力なら勝てる勝率が見えたから戦ってますよ」
「びびりすぎね。
思い当たるところがあるわけね。
まあ良いわ。
とりあえず無事だし、予想以上の成長ね。
これからもちゃんと長生きに向けて励んでね。
沢山加護をあたえたんだから、死んじゃ駄目よ。
ほんとに。
ああ、あとこれ、やっぱりここに来たの失敗か。
あなたの周り、やばくなってるわね。
みんなひれ伏してるし。
完全に神力に当てられてやばいわね。
今回は私が来てしまったから起きたことなので、忘却の魔法を使ってこの数分の記憶を消しておきます。
ついでにこの忘却の魔法スキルを渡しておきますから。
ですが神格化とか周りへの影響が大きいから気をつけてね。
もしもの時はこの魔法で記憶を消すのよ。ではまたね」と言って、ぱっと消えた。
(この後、ジルベールは、この忘却の魔法を”もらった”と言う事をしばらく忘れている。)
周りを見ると、確かに料理人全員がひれ伏していたが、徐々に立ち上がり、何があったのか不思議に思っているようだが、特に何を言うでもなく作業に戻った。
さて、それから暫くは皆作業を継続。
料理長が、アイスクリームを準備していたら、どうも上手くできないとぼやく。
冷やす魔道具が上手く発動しないようです。
魔石を新品にしても駄目なようです。
料理長が私の魔法でできるか聞いてきましたが、私の魔法は料理をするほど繊細な調整はできず、使うとドライアイスができるぐらい冷えてしまうので、アイス作りは無理と答えました。
どうしようと言うことで、悩んだ結果、
転移魔法装置を設置して、一旦家に戻ることに。
アイスを作る魔道具の予備と、念のために作りおきしてあるアイスをマイボックスに入れて持ってくることになりました。
先ほどの庭は魔法が使えませんが、教会が魔法の使用が許可されているらしい。
教会からはすでに人が全員出た後だった誰もいなかった。
床に土魔法で魔法陣をこっそり埋め込み、家に転移。
家のものに状況を伝え、予備のアイス作り魔道具と、念のために家でアイスを完成させ、マイボックスにしまいこみ、転移で戻る。
予備の魔道具側でアイスを作ったら完成した。
なぜか前の魔道具が正しく動作しなかったようだ。
魔法禁止でも、魔道具は使えるはずなのですが、結局理由は解らない。
とりあえず、故障だったみたいで、そういうこともあるのか。
これからは、不良率とか考えないといけないなーとあらためて考えさせられました。
もしかしたら神格化の影響?
いや神様が来たせいか?
故障については今後の検証が必要だ。
ちなみに、夜の食事会はスムーズに終わり、
無事終了です。




