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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
3部ジルベール幼少期2

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3.12 王都へ

折角転移が使えるようになったが、一度行かないと使えない。

王都への転移是非とも欲しい場所です。

何時行くか計画しているところに、ちょうどメルミーナ様からの依頼で王都に行けるチャンスがめぐってきました。


今回は、転移で2名まで移動できるようなので、料理長と私が行くことになりました。


用事が終了したら王都に不動産物件を買い込み、そこに転移装置をセットする予定です。

初めての王都。楽しみです。


2名が先に王都でやる予定の内容が多く、人出が足りません。

王都での出店については、従業員が必要なので、馬車にて移動してもらい、王都で集合することにしていました。


予定日


王都に移動してきました。


初めての転移魔法は感動でした。

家から馬車で1時間ほど離れた教会に設置された転移ゲートを使っての移動です。


指定時間になると、ゲートがひかり、

扉が開いたら中をくぐると一瞬にして王都側の教会のゲートに到着しました。

到着したところには、5名の魔術師がいました。

魔術師5人が数時間魔力を投げ込むと転移できるそうです。

移動の感じは、自分の転移魔法での移動と一緒でした。


王都に着いたのは、王城での食事を用意する前日です。


まずは、料理長と他メンバーとの合流も必要なので、宿泊場所に向かいます。

宿泊の手配をしたら、料理長はメルミーナ様や、王城の関係者に挨拶に行きました。


私は、勝手に動き回られると危ないから、おとなしくしておいて欲しいと、

宿泊施設に閉じ込められました。


おとなしくしてるわけないんですけどね。


料理長が出かけた後に大手を振って町を回るのは気が引けたので、とりあえず浮遊魔法を使って空へ。

空から王都を観察しました。

そらから、繁華街の場所や王城の確認しました。

王城は白色を基本としてとても綺麗な建物です。


高い塀の中に、城、教会、訓練場に幾つかの塔が建ってます。

観光地図によると、兵舎、魔導師本部、政治塔、図書館などがあります。

他にも役割不明の建物が幾つか。


ひととおり町を確認し、部屋でおとなしく待っていました。

程なく料理長が帰ってきたので、さきほど確認した繁華街へ出かけました。

そして大量のお土産を購入。

マイボックスにしまっておきました。

昼には、王都で人気の食事も食べましたが、領地で食べるいつものご飯の方がおいしく、

夜は、結局宿泊所の調理場を借りてで料理長が作ってくれました。

あまったご飯を宿泊所の人に譲ったら、料理方法を教えて欲しいと料理長が捕まってました。

私は、明日に備えて、早めに就寝。

初めての王都は、何事もなく静かな夜をすごしました。

次の日、料理長と一緒に王城の調理場へ。

ジャガイモの皮むきなどちゃんと手伝います。

ちなみに、服もそれなりではありますが、貴族向けの服では無く、

仕事着の様な格好にしてます。


料理長がハーブが足りないと、お城の人に相談したら、庭にあるそうで、

私が取ってくることにしました。

場所を聞いて、散歩ついでに出かけました。

偉い人が庭に出ていることがあるから、綺麗な服を来た人には近づかないように注意されました。


目的の場所はすぐに分かり、必要な分のハーブを摘み取り、調理場へ戻ろうとしましたが、

少し離れたところで、綺麗な服を着た女の子が、木の上に向かって何事が叫んでいました。


少し気になり、近づいてみると、どうやら子猫が木に上り降りられなくなったようだ。


女の子は困った顔をしていたので、本当はダメなんでしょうが、近づいて声をかける。

「お困りですか?」と。

少女はおどいた表情を見せるも、

「はい。私の子猫があそこに。侍女が人を呼びに行ったのですが、なかなか帰ってこなくて。

私はもう教会に祈りに行く準備を始めなければならないのですが、

あの子を置いて、ここを離れる事もできなくて」と。


少女は、金髪で、茶色の目のかわいい美少女。

とてもあいらしく、可憐な少女でした。

「時間が無いなら、私が降ろしますよ。

すいませんが、このハーブを持って、もう少し後ろに下がってください」とハーブを渡して持ってもらう。

そして後ろに下がってもらったのを確認後、魔法で浮遊魔法を使おうとしたら、魔力が散らされました。


全く使えないわけではないけど、飛び上がる程にはならないようです。

さすが王城。魔法禁止の防御陣が組まれているようです。

しょうがないので、第2案。全身に魔力をまとい、身体強化を行い、ジャンプ。

見事4m上の子猫をキャッチ。着地寸前に浮遊魔法を全力で放ち、多少ショックを吸収し、無事着地。

少女に「怪我はしてないと思いますよ。

どうぞ」と子猫を渡し、代わりに先ほどのハーブを受け取りました。

少女は、とてもかわいい微笑で、「ありがとう」と言ってくれました。

「どういたしまして。

では、ほんとは近づくなと言われているので、さっさと退散しますね。

できれば内緒でお願いします」と伝え、さっさと調理場に向かって走り去りました。



調理場に戻ると、何事も無かったか聞かれ、大丈夫と答えておきました。


下ごしらえが開始されたので、お手伝い開始です。

ここで、私の索敵に、近くにとても大きな魔力を感知。

知っている魔力。いや種類が違う気がする。

これは神力。解った、メリーナ様だ。


それに無意識に反応してしまい、思わずキラキラモードを発動、そして「メリーナ様」と声を出してしまった。


「まあ、びっくり、降臨中に他から繋がると思わなかったわ」

「なんですか?今のは?」


「あー、大丈夫ですよ。

あなたとは別の転生者です。

ちょっと加護が強すぎたのか、神との会話に割り込めるほど成長しているとは思っても見ませんでしたが、そちらは後で確認するとして、

まずはマリア、あなたのことを進めましょう。

それでは、約束どおり封印を解除して、聖属性の力を解放します。

それに伴って、両目の色が紫になりますが、

世界を見る色が変わったりすることはありませんから大丈夫ですよ。では行きます」


私とも会話が繋がったまま、メリーナ様は気にする事なく作業を続けます。

会話している相手は、マリアと言う名前で、聖属性魔法が使えるようになる事が解る。

数十秒後、会話が再び始った。


「はい、これで転生前に希望していた聖属性魔法が使えます。

でも気をつけてください。

結界などの魔法はまだしも、あまり大きな回復魔法は使ってはいけません。

回復魔法は体への負担が大きいので、体が成熟していないうちは注意してください。


ここに気にせずに大きな回復魔法を使って、無くなった足を元に戻した馬鹿がいますから、

彼は、その時は数日魔法が使えない程度でなんとか済みましたが、あなたは魔力も未発達ですからほんとに気をつけてくださいね」

「はい、解りました」


「馬鹿って、ひどいな。気をつけろってはじめて聞きました。

そういうのは、私にも最初に言っておいて欲しかったです」


「普通、無茶しても使えませんよ。

なんで習ってないのにあんな回復魔法が使えるんですかね。

信じられないほんとに」


「そういわれても、なんだかんだ、魔法は習わなくても使えるんですから。才能かな?」

「はいはい、もう少ししたらお説教に行きますから黙ってて」

「はい」

「さあ、これであなたは聖女です。

これから、少し大変になるかも知れませんが、無理せず、ゆっくりと成長してくださいね」

「ありがとう、ございます。メリーナ様。ここまで大きくなれたことを感謝します」

「では、また機会があれば、お話しましょうね。ばいばい」

と言った直後。メリーナ様は私の前にいた。


!!!


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新作 始めました。異世界恋愛?物語です。
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