第33話 永禄5年、始めました
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第33話 永禄5年、始めました
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永禄5年1月。
南蛮船が南回りで豊後に寄港しているらしい。
大友は南蛮から鉄砲や硝石を購入し、その代わりに奴隷を売っている。
大友義鎮はやはりクズだ。
そして伴天連も南蛮人もクズだ。
大友のことを考えると、腹が立つ。
だから今年は確実に大友を潰す。
さて、昨年の収支だ。
銭の造り直しは130,000貫。
鐚銭の集まりは悪いが、以前から進めていた造り直しではなく、生産で額を埋めているどころか伸ばした。
つまり、普通に一からの鋳造に移行しているということだ。
比率は造り直しが70,000貫、鋳造は60,000貫だ。
今後は造り直しではなく、銭の鋳造とするべきだろう。
椎茸は25,000貫。
玻璃は41,000貫。
鉄砲は1,000挺の生産、10,000貫の支出。
走破船は0隻。
疾風船は2隻を建造し、2,800貫の支出。
韋駄天船は12隻を建造し、9,600貫の支出。
硝石は400斗を生産し、8,000貫の支出。
交易(博多商人)は4回に増え、120,000貫。
交易の手間賃2割で、24,000貫の支出。
硝石購入(博多商人)は5,000貫の支出。
木砲や大筒が武器として増えていることから、購入量を増やしている。
水あめ菓子(新製品)は2,800貫。
飴ちゃんは0。
常備兵は10,000人で250,000貫の支出。
シャボンは18,000貫。
遠賀川の水路工事は5,000貫の支出。
俵物三品(鮑、海鼠、フカヒレ)は24,000貫。
生産分配(鉄砲生産、硝石生産、造船、農業振興、大筒生産、石炭採掘、蒸留酒醸造、鉱山開発3カ所)は20,000貫の支出。
余剰米販売は50,000石で、80,000貫。
米でも雑穀でも相場に左右されるため、安定はしていない。
余剰雑穀販売は10,000石で、10,000貫。
津料などの税は180,000貫。
戦費は木砲生産などに1,000貫の支出。
領内の整備に10,000貫を支出。
綿布は500貫の支出。
綿布は1反1貫で、全て宗像が購入している。
蒸留酒(2種類)は10,000斗で、7,000貫。
こちらは宗像神社の少宮司市丸守種が商人に直で販売している。
大筒は1門を1,200貫で購入。
結果、91,240貫のプラス。
皆から新年の挨拶を受け終わると、今年最初の評定を行う。
「皆、よく集まってくれた」
今年は5,000石以上の領地を持つ者を全て集めた。
譜代も外様も全てだ。
昔は宗像全体で5万石もない領地だった。
それが今では140万石を超える大名になった。
おかげで、5,000石以上の領地を持つ家臣の多い。
「昨年は内政に力を入れた」
儂はゆっくりと口を開いた。
「今年は……」
家臣らの顔を見渡す。
「大攻勢をかける」
「「「おおおおおおおおっ!」」」
皆の興奮が冷めるまで待つ。
「2月に豊後、筑後、そして肥後を攻める。皆の奮闘に期待する」
「「「おおおおおおおおっ!」」」
さきほどよりも大盛り上がり。
こいつら、どんだけ戦がしたいんだよ?
「吉田弾正忠兼致」
「はっ!」
「豊前、豊後勢を率いて大友を攻めよ」
豊前と豊後で徴兵すると、8,000人くらい集まるだろう。
あまり無茶な徴兵はしない。
「お任せあれ!」
「許斐三河守氏任」
「はっ!」
「三河は豊後攻めの副将として弾正を支えよ」
「はっ!」
「吉原源内左衛門貞安」
「ここに」
「お主は天草を平らげろ」
「はっ!」
天草は島だから、貞安に任せる。
「儂は筑前と肥前勢を率いて筑後、肥後に進む。占部右馬助氏時には副将を命じる」
「応!」
筑前と肥前では30,000人くらい徴兵できる。
ただ、今回は20,000人に留める。
もし何かあれば、残りの10,000人を動員することになる。
あと、常備兵も10,000人いるので、こちらは立花山城の守りに2,000ほどおいて残りは全員連れていく。
「皆の者。準備を怠るな」
「「「おおおおおおおおっ!」」」
永禄5年2月。
豊前勢6,000人、豊後勢2,000人。
吉田兼致が率いるのは総勢8,000人。
筑前勢5,000人、肥前勢15,000人、常備兵8,000人。
儂が率いるのは総勢28,000人。
今回は合計で36,000人を動員した。
最初に豊前、豊後勢が南下を始めた。
大友は豊後で5,000を徴兵した。
昨年内政に注力した宗像と違い、大友は内政を疎かにしたせいで兵の集まりが悪い。
筑後にかんしては、筑後十五城のうち10家(西牟田・問註所・星野・黒木・河崎・草野・高橋・三原・溝口・三池)が宗像についている。
土橋氏康に肥前勢10,000を率いらせ筑後に入れると、これらの10家が呼応して13,000になった。
土橋氏康は次から次に筑後の城を落としていきく。
すると、蒲池(上蒲池と下蒲池)は、蒲池城に兵7,000と共に籠城した。
土橋氏康の肥前勢が蒲池城を囲むと、儂も筑後に入る。
2月20日に肥前勢に合流し、蒲池城を囲んだ。
「殿。総攻めの下知を」
土橋氏康がいきり立つが、儂は手でそれを制す。
「無理に攻めれば、こちらにも被害が出る。よって、木砲を使え。木砲で城を破壊し、敵兵の士気を下げてより総攻めを行う」
「はっ! では、直ちに木砲隊に命じます」
「うむ。木砲隊の護衛として鉄砲隊を忘れるでないぞ」
「承知しております!」
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