↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
九州の覇王  作者: 大野半兵衛


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
33/43

第33話 永禄5年、始めました

 +・+・+・+・+・+

 第33話 永禄5年、始めました

 +・+・+・+・+・+


 永禄5年1月。

 南蛮船が南回りで豊後に寄港しているらしい。

 大友は南蛮から鉄砲や硝石を購入し、その代わりに奴隷を売っている。

 大友義鎮はやはりクズだ。

 そして伴天連も南蛮人もクズだ。


 大友のことを考えると、腹が立つ。

 だから今年は確実に大友を潰す。


 さて、昨年の収支だ。


 銭の造り直しは130,000貫。

 鐚銭の集まりは悪いが、以前から進めていた造り直しではなく、生産で額を埋めているどころか伸ばした。

 つまり、普通に一からの鋳造に移行しているということだ。

 比率は造り直しが70,000貫、鋳造は60,000貫だ。

 今後は造り直しではなく、銭の鋳造とするべきだろう。


 椎茸は25,000貫。


 玻璃は41,000貫。


 鉄砲は1,000挺の生産、10,000貫の支出。


 走破船は0隻。


 疾風船は2隻を建造し、2,800貫の支出。


 韋駄天船は12隻を建造し、9,600貫の支出。


 硝石は400斗を生産し、8,000貫の支出。


 交易(博多商人)は4回に増え、120,000貫。


 交易の手間賃2割で、24,000貫の支出。


 硝石購入(博多商人)は5,000貫の支出。

 木砲や大筒が武器として増えていることから、購入量を増やしている。


 水あめ菓子(新製品)は2,800貫。


 飴ちゃんは0。


 常備兵は10,000人で250,000貫の支出。


 シャボンは18,000貫。


 遠賀川の水路工事は5,000貫の支出。


 俵物三品(鮑、海鼠、フカヒレ)は24,000貫。


 生産分配(鉄砲生産、硝石生産、造船、農業振興、大筒生産、石炭採掘、蒸留酒醸造、鉱山開発3カ所)は20,000貫の支出。


 余剰米販売は50,000石で、80,000貫。

 米でも雑穀でも相場に左右されるため、安定はしていない。


 余剰雑穀販売は10,000石で、10,000貫。


 津料などの税は180,000貫。


 戦費は木砲生産などに1,000貫の支出。


 領内の整備に10,000貫を支出。


 綿布は500貫の支出。

 綿布は1反1貫で、全て宗像が購入している。


 蒸留酒(2種類)は10,000斗で、7,000貫。

 こちらは宗像神社の少宮司市丸守種が商人に直で販売している。


 大筒は1門を1,200貫で購入。


 結果、91,240貫のプラス。




 皆から新年の挨拶を受け終わると、今年最初の評定を行う。


「皆、よく集まってくれた」


 今年は5,000石以上の領地を持つ者を全て集めた。

 譜代も外様も全てだ。

 昔は宗像全体で5万石もない領地だった。

 それが今では140万石を超える大名になった。

 おかげで、5,000石以上の領地を持つ家臣の多い。


「昨年は内政に力を入れた」


 儂はゆっくりと口を開いた。


「今年は……」


 家臣らの顔を見渡す。


「大攻勢をかける」

「「「おおおおおおおおっ!」」」


 皆の興奮が冷めるまで待つ。


「2月に豊後、筑後、そして肥後を攻める。皆の奮闘に期待する」

「「「おおおおおおおおっ!」」」


 さきほどよりも大盛り上がり。

 こいつら、どんだけ戦がしたいんだよ?


「吉田弾正忠兼致」

「はっ!」

「豊前、豊後勢を率いて大友を攻めよ」


 豊前と豊後で徴兵すると、8,000人くらい集まるだろう。

 あまり無茶な徴兵はしない。


「お任せあれ!」

「許斐三河守氏任」

「はっ!」

「三河は豊後攻めの副将として弾正を支えよ」

「はっ!」

「吉原源内左衛門貞安」

「ここに」

「お主は天草を平らげろ」

「はっ!」


 天草は島だから、貞安に任せる。


「儂は筑前と肥前勢を率いて筑後、肥後に進む。占部右馬助氏時には副将を命じる」

「応!」


 筑前と肥前では30,000人くらい徴兵できる。

 ただ、今回は20,000人に留める。

 もし何かあれば、残りの10,000人を動員することになる。

 あと、常備兵も10,000人いるので、こちらは立花山城の守りに2,000ほどおいて残りは全員連れていく。


「皆の者。準備を怠るな」

「「「おおおおおおおおっ!」」」




 永禄5年2月。

 豊前勢6,000人、豊後勢2,000人。

 吉田兼致が率いるのは総勢8,000人。


 筑前勢5,000人、肥前勢15,000人、常備兵8,000人。

 儂が率いるのは総勢28,000人。


 今回は合計で36,000人を動員した。


 最初に豊前、豊後勢が南下を始めた。

 大友は豊後で5,000を徴兵した。

 昨年内政に注力した宗像と違い、大友は内政を疎かにしたせいで兵の集まりが悪い。


 筑後にかんしては、筑後十五城のうち10家(西牟田・問註所・星野・黒木・河崎・草野・高橋・三原・溝口・三池)が宗像についている。

 土橋氏康に肥前勢10,000を率いらせ筑後に入れると、これらの10家が呼応して13,000になった。

 土橋氏康は次から次に筑後の城を落としていきく。

 すると、蒲池(上蒲池と下蒲池)は、蒲池城に兵7,000と共に籠城した。


 土橋氏康の肥前勢が蒲池城を囲むと、儂も筑後に入る。

 2月20日に肥前勢に合流し、蒲池城を囲んだ。


「殿。総攻めの下知を」


 土橋氏康がいきり立つが、儂は手でそれを制す。


「無理に攻めれば、こちらにも被害が出る。よって、木砲を使え。木砲で城を破壊し、敵兵の士気を下げてより総攻めを行う」

「はっ! では、直ちに木砲隊に命じます」

「うむ。木砲隊の護衛として鉄砲隊を忘れるでないぞ」

「承知しております!」



ご愛読ありがとうございます。

これからも本作品をよろしくお願いします。


気に入った! もっと読みたい! と思いましたら評価してください。

『ブックマーク』『いいね』『評価』『レビュー』をよろしくです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。