第3話 白煙の新しい牙
残ったのは十人ほどだった。
ルーカス。
シャノン。
ベルノ。
元冒険者らしい男。
下部組織の力自慢。
商家出身の真面目そうな青年。
黒牙入りを狙っているらしいゴロツキ。
妙に目つきの悪い男。
それから、ここまで何とか残った数名。
最初は百人以上いた。
それが壁登りと特徴記憶で、ここまで減った。
試験としては、かなり順調だ。
ただし、残った連中を見ていると、順調というより、濃いものだけが煮詰まった気もする。
「次は実務試験です」
セリカが告げると、残った候補者たちの顔に少しだけ安堵が浮かんだ。
壁登り。
観察と報告。
そこまで来て、ようやく普通の試験らしいものが来たと思ったのだろう。
だが、黒牙の実務は普通ではない。
「内容は、筆記、簡単な計算、帳簿整理、地図読み、連絡伝達、報告書作成、平和税の分類、黒牙刻印の管理、そして裏稼業の基礎知識です」
「多くね?」
俺が思わず言うと、セリカは冷たくこちらを見た。
「ハルト様が普段避けている仕事です」
「言い方」
「事実です」
何も言い返せなかった。
候補者たちには紙と筆が配られる。
机の上には、簡単な帳簿。
平和税の加入申請書。
地図。
複数の連絡文。
黒牙刻印の管理表。
偽の報告書。
わざと数字を間違えた帳簿。
見ているだけで頭が痛くなる。
セリカはそれを毎日やっている。
そりゃ補佐も必要になるわけだ。
「制限時間は半刻です。始めてください」
候補者たちが一斉に筆を取った。
まず目立ったのは、当然ベルノだった。
黒髪眼鏡の男は、紙を見た瞬間に手を動かし始める。
迷いがない。
帳簿の数字を追い、誤記を見つけ、平和税の分類を整え、黒牙刻印の管理表と地図を照合していく。
書き方も綺麗だ。
読みやすい。
無駄がない。
「……あいつだけ、本当に補佐試験を受けに来てるな」
「はい」
セリカは珍しく素直に頷いた。
「ベルノは実務に関しては相当優秀です。オルガン様の推薦枠というだけはあります」
「他二人は?」
セリカは少しだけ目を細めた。
「見れば分かります」
まず、シャノン。
猫目の少女は、筆を持ったまま固まっていた。
目は真剣だ。
姿勢もいい。
一見すると、かなり集中しているように見える。
だが、筆がほとんど動いていない。
「……何してんだ、あいつ」
「考えているようですね」
「考えてるだけか?」
「おそらく」
しばらくして、シャノンがようやく書いた。
俺は少し期待して、横からのぞく。
問いは、契約書に書かれた項目の意味を答える問題だった。
シャノンの答え。
『破ればいい』
俺は黙った。
セリカも黙った。
「……破るなよ」
「まだ言っていません」
「顔が言ってた」
その後もシャノンの答えはひどかった。
帳簿の空欄には、たぶん多い、たぶん少ない、と書く。
平和税の分類には、金持ち、普通、弱そう、と書く。
地図読みでは、危なそうな路地だけは正確に避けているのに、肝心の通りの名前が書けない。
だが、まったく駄目というわけでもなかった。
危険な場所。
逃げ道。
人が隠れそうな裏道。
屋根へ上がれる場所。
水場の匂い。
そういうものだけは、やけに鋭く拾っている。
「実務は壊滅だな」
「はい」
「でも現場なら使えそうだな」
「はい。それが厄介です」
次に、ルーカス。
こいつもまた変だった。
黒髪の高身長少年は、ぼーっとした目で問題を見ていた。
筆の動きは遅い。
だが、答えは妙に合っている。
計算は正しい。
地図読みも正しい。
安全な経路選択も正しい。
帳簿の数字の間違いも見つけている。
ただし、報告欄の文章がまた小学生みたいだった。
『この道は暗そうなので、夜は危ないと思います。
でも、右の道はもっと危ないです。
なぜなら、角が多いからです。
あと、猫がいそうです。』
「猫いるか?」
「いません」
セリカが即答した。
「ならなんで書いたんだよ」
「分かりません」
別の問題ではこう書いていた。
『このお店は、小コースでいいと思います。
お金があまりなさそうだからです。
でも、店の人はまじめそうでした。
困ったら助けた方がいいと思います。』
俺は少し黙った。
「……間違ってるのか?」
「分類としては正しいです」
「じゃあいいじゃねぇか」
「報告書としては不適切です」
「内容は?」
「合っています」
「こいつ、毎回それだな」
ルーカスは顔を上げ、首を傾げた。
自分が何を言われているのか、よく分かっていないらしい。
やがて、実務試験が終わった。
採点結果は分かりやすかった。
ベルノ、満点。
ルーカス、八十点ほど。
シャノン、三十点ほど。
「三十点で残すのか?」
俺が聞くと、セリカは書類を揃えながら答えた。
「残します。身体能力と観察能力が突出していますので」
「筆記三十点だけどな」
「そこは教育します」
「できるのか?」
「やるしかありません」
セリカの声に、少しだけ覚悟が混じっていた。
シャノンが遠くで胸を張っている。
たぶん、自分がかなり低い点数を取ったことを分かっていない。
ベルノは静かに結果を受け止めていた。
ただ、目の奥に少しだけ悔しさがある。
ルーカスは、結果を見てぼんやりしていた。
「お前、自分の点数見たか?」
「はい」
「どう思った?」
「八十は、多いと思いました」
「そうか」
「よかったです」
「よかったな」
こいつは本当に、何を考えているんだろう。
◇
実務試験の後、残った十人に面接を行うことになった。
全員を見る必要はない。
すでにある程度、点数で差はついている。
だが、補佐見習いとして採る以上、最低限、何を考えてここに来たのかは聞いておきたい。
最初の数人は、すぐに終わった。
元冒険者の男は、経験は悪くなかった。
だが、黒牙の裏仕事に踏み込む覚悟が足りなかった。
下部組織の力自慢は、身体能力はある。
だが、補佐というよりただの兵隊だった。
商家出身の青年は、真面目だった。
しかし白煙の噂に憧れて来ただけで、危険に対する理解が甘い。
ゴロツキは、態度が悪かった。
終わり。
妙に目つきの悪い男は、セリカが質問を二つ投げただけで汗をかき始めた。
シャノンが鼻を鳴らす。
「そいつ、嘘ついてる」
「何が分かる」
「匂い」
「また匂いか」
「汗の匂いが変だ」
セリカが目を細める。
少し調べると、男は他所の組織が入れた探りだった。
その場で別室に連れて行かれた。
たぶん、二度と面接には戻ってこない。
「……便利だな、匂い」
「便利だぞ」
シャノンは真面目な顔で言った。
「でも報告書には使いにくいですね」
「なんでだ」
「臭い、とだけ書かれても困るからです」
「臭いもんは臭い」
セリカが、早くも頭を抱え始めていた。
そして、残った三人。
ルーカス。
シャノン。
ベルノ。
まずは、ベルノからだった。
黒髪眼鏡の男は、背筋を伸ばして椅子に座る。
姿勢がいい。
俺よりよほど幹部っぽい。
「ベルノ。お前はオルガンの推薦だったな」
「はい」
「なんでうちに来た?」
「オルガン様より、ハルト様の下で実力を示してこいと命じられました」
「左遷か?」
「いいえ。昇進前の配置転換と認識しています」
「前向きだな」
「実務上、オルガン様の補佐枠はすでに厚く、私が上へ進む余地は限られていました」
「へぇ」
「私の担当していた仕事は、すでに部下へ引き継いでおります。第六席は現在、平和税、黒牙刻印、外縁区管理、銀翼領の再編など、未整備の実務が多い」
「未整備って言うな」
「事実です」
セリカが小さく頷いた。
頷くな。
「ですので、第六席で実績を作ることは、私にとって好機です」
はっきりしている。
出世したい。
実力を示したい。
オルガンの下で鍛えられた実務型の人材。
俺のところに足りないものを、かなり持っている。
「分かった。次、シャノン」
「おう」
シャノンは椅子に座った。
姿勢はいい。
見た目だけなら真面目そうだ。
褐色肌に、顎までの白髪ショートボブ。
黄色い猫目。
縦長の瞳孔。
人間登録らしいが、見た目も動きも、かなり猫だ。
「シャノン。お前はなんで応募した?」
「家族に飯を食わせるためだ」
即答だった。
思ったより、まともな答えが来た。
「家族?」
「親と、兄弟がたくさんいる。下のやつらがよく食う」
「普通の仕事は?」
「落ちた」
「なんで」
「猫っぽいから」
シャノンは不満そうに腕を組んだ。
「王都では、獣人に対する偏見があります」
セリカが横から説明した。
「獣人は、人間より知能が低いと見られています。また、本能的な行動が多く、犯罪率も高いとされているため、一般職では採用されにくい傾向があります」
「されてる?」
「統計として高い部分もあります。ただ、それだけで全員を同じ扱いにするのは偏見です」
「で、シャノンは獣人じゃないんだよな?」
「登録上は人間です」
「登録上ってなんだ。人間だぞ」
シャノンが少しむっとした顔をする。
俺は頷いた。
「でも、お前、筆記……」
「それは、元からだにゃ!」
俺は黙った。
セリカも黙った。
「にゃって言ってるじゃねぇか」
「感情が高ぶると出るんだよ!」
「人間なんだよな?」
「人間だ!」
「でも猫だよな?」
「人間だ!」
面倒くさい。
だが、家族を食わせるために来たという理由は悪くない。
「冒険者は考えなかったのか?」
「考えた。でも、初めから稼げるわけじゃない。装備もいる。危ない。安定しない」
「黒牙の方が安定するか?」
「幹部補佐になれれば、早い」
「補佐見習いだけどな」
「見習いからでも、飯は出るだろ?」
シャノンの目が真剣だった。
そこかよ。
だが、そこが大事なのかもしれない。
「ユニークスキルは、猫又だったな」
「ああ」
「いつ発現した?」
シャノンは一瞬だけ、目を伏せた。
「タマが死んだ時だ」
「タマ?」
「昔、一緒にいた猫だ」
「ふーん……」
猫を飼っていたのか。
それくらいに思った。
シャノンはそれ以上、話さなかった。
俺も深く聞かなかった。
次に、ルーカス。
黒髪の高身長少年は、椅子に座ってもぼーっとしていた。
色白で、目の下に小さなホクロがある。
見た目だけなら、黒牙よりも貴族の使用人見習いとか、どこかの本屋の息子みたいだ。
だが、壁をふた飛びで登った。
意味が分からない。
「名前は」
「ルーカスです。ルカでいいです」
「志望動機は」
「親に働きなさいって言われました」
沈黙が落ちた。
「……それで黒牙に来たのか?」
「はい」
「なんで黒牙なんだよ」
「最初に見た広告が、これだったので」
「……」
「……」
セリカがこめかみを押さえた。
「お前、店の皿洗い募集とかを先に見てたら、そっちに行ってたのか?」
「たぶん」
「たぶんなのかよ」
「はい」
「ここがどこか分かってるか?」
「黒牙ですよね」
「分かってて来たのか」
「はい。たぶん」
「たぶんをやめろ」
こいつ、本当に大丈夫か。
「親は何してるんだ?」
「冒険者です」
「冒険者って何するんだ?」
俺が聞くと、セリカが少し考えた。
「人によりますね。護衛、魔物討伐、遺跡探索、素材回収、要人警護、危険地帯の調査などです」
「うちの両親は、去年ドラゴンを倒してました」
「……は?」
「英雄祭の主賓になってました。よく分かんないですけど」
よく分かんないのかよ。
「親のこと、尊敬してないのか?」
「好きです」
「尊敬は?」
「……親なので」
「答えになってねぇ」
ルーカスにとって、両親は英雄ではないらしい。
ドラゴンを倒した人間でもない。
ただの親。
家庭内の普通。
だから感覚がズレている。
「夢とか、出世したいとかは?」
「特には」
「強くなりたいとか」
「痛そうなので」
「……」
セリカが小さく息を吐いた。
「ハルト様」
「なんだ」
「この子、別の意味で危険です」
「分かる」
だが、能力はある。
高い身体能力。
優れた観察眼。
頭脳も悪くない。
本人にやる気はないが、使えないわけではない。
むしろ、どう育つのか分からない。
俺は椅子にもたれた。
「分かった。面接はここまでだ」
候補者たちが息を吐く。
だが、試験はまだ終わっていない。
「最後に、もう一つだけ見る」
俺がそう言うと、セリカが候補者たちを見た。
「全員、席を立ってください」
残った候補者たちは、戸惑いながら立ち上がる。
「何をするんだ?」
元冒険者の男が、警戒したように聞いた。
セリカは淡々と答える。
「立っていてください」
「それだけか?」
「はい。それだけです」
候補者たちの顔に、困惑が広がる。
ベルノは背筋を伸ばした。
シャノンは目を細めた。
ルーカスは、ぼーっとしていた。
俺は候補者たちの前に立つ。
「第六席の補佐見習いに必要なのは、能力だけじゃない」
俺は息を吐いた。
「俺の近くで、立っていられるかだ」
候補者たちは意味が分かっていないようだった。
まあ、分からなくていい。
俺は右目の奥に意識を向けた。
黒い鎖の奥。
堕落の王。
その奥で、心臓のように何かが脈打つ。
深く、冷たく。
俺はそれを、ほんの少しだけ鳴らした。
深淵鼓動。
白い冷気が、足元を這った。
空気が沈む。
温度が下がる。
理由のない恐怖が、訓練場に広がった。
最大出力ではない。
ほんの少し。
試験用に、薄く流しただけだ。
それでも、候補者たちは耐えられなかった。
「ひっ……」
一人が泣いた。
別の一人が膝から崩れ落ちる。
元冒険者の男が歯を食いしばったが、額に汗を浮かべて後ろへ下がった。
下部組織の力自慢は、武器を取り落とした。
商家の青年は顔を真っ青にして祈り始めた。
ゴロツキは逃げようとして、足がもつれて倒れた。
残っていた数人も、次々に腰を抜かす。
この程度で駄目なら、俺の近くでは働けない。
悪いが、そういうことだ。
その中で、三人だけが残った。
ベルノは膝をついていた。
逃げてはいない。
気絶もしていない。
意識もある。
だが、膝をついた。
拳を握り、悔しそうに奥歯を噛んでいる。
「申し訳、ありません……」
セリカが板に書き込む。
「ベルノ。恐怖耐性、四十点」
「低くねぇか?」
「膝をつきました」
「逃げなかっただけマシじゃねぇか?」
「だから失格にはしていません。ですが、減点は大きいです」
厳しい。
だが、セリカの言うことも分かる。
第六席直属として動くなら、俺の近くで膝をつくのは危ない。
次に、シャノン。
こいつは膝をついていなかった。
気絶もしていない。
泣いてもいない。
ただ、一瞬で俺から距離を取っていた。
猫のように身を低くし、背中を丸め、黄色い目を細める。
「シャーッ……!」
「威嚇すんな」
「本能だ!」
セリカが淡々と書き込む。
「シャノン。恐怖耐性、九十点」
「十点引くのか?」
「距離を取りましたので」
「生き物として正しい反応だろ!」
「第六席直属としては減点です」
シャノンが不満そうに唸った。
だが、膝をつかなかったのは大きい。
そして、最後。
ルーカス。
こいつは、何も変わっていなかった。
ぼーっと立っている。
白い冷気の中で、少しだけ首を傾げている。
「……お前、何も感じねぇのか?」
俺が聞くと、ルーカスは少し考えた。
「少し寒いです」
「寒いだけかよ」
「はい」
「怖くなかったのか?」
「怖い、ですか?」
「今のだ」
ルーカスはまた少し考えた。
「母が怒った時の方が怖いです」
俺は思わず笑った。
「ははっ。お前の家庭環境、どうなってんだよ」
「普通です」
「普通の家庭は、俺の恐怖を母親以下で処理しねぇよ」
セリカが板に書き込む。
「ルーカス。恐怖耐性、百点」
「理由が嫌だな」
「結果は結果です」
その通りだった。
結果だけ見れば、ルーカスは俺の深淵鼓動を受けても平然としていた。
気づいていないだけかもしれない。
だが、気づいていないなら、それはそれで異常だ。
最終結果は、こうなった。
首席、ルーカス。
身体能力百点。
特徴記憶百点。
実務八十点。
恐怖耐性百点。
二席、シャノン。
身体能力百点。
特徴記憶百点。
実務三十点。
恐怖耐性九十点。
三席、ベルノ。
身体能力八十点。
特徴記憶九十点。
実務百点。
恐怖耐性四十点。
「……実務満点で三席ですか」
ベルノが静かに呟いた。
声は落ち着いているが、少し悔しそうだった。
「上二人が事故だった」
「採点基準に事故を含めないでください」
「でも事故だろ」
「否定はできません」
シャノンが胸を張る。
「私は二席か」
「実務三十点だけどな」
「でも二席だ」
「実務三十点だけどな」
「二回言うな!」
ルーカスは、自分の名前が首席にあるのを見て首を傾げていた。
「俺ですか?」
「お前だ」
「なんでですか?」
「こっちが聞きてぇよ」
俺は三人を見た。
ルーカス。
シャノン。
ベルノ。
どれか一人だけを選ぶなら、かなり悩む。
ルーカスは意味不明だが、能力は異常。
シャノンは実務が壊滅的だが、現場能力が高すぎる。
ベルノは恐怖耐性に難があるが、実務では一番必要な人材だ。
一人を選べば、別の穴が残る。
「……じゃあ、全員採用で」
セリカが俺を見る。
「全員、ですか?」
「正式補佐じゃなくて、見習いだ。使えなきゃ落とせばいい」
「私の下につけるのですよね」
「ああ」
「私の仕事が増えますね」
「最初だけだ」
「その言葉、覚えておきます」
怖い。
ベルノは深く頭を下げた。
「ご期待に沿えるよう努めます」
シャノンは手を上げた。
「飯は出るのか?」
「出る」
「ならいい」
ルーカスは、ぼーっとした顔で言った。
「働くことになったんですね」
「お前、働きに来たんだろ」
「はい。たぶん」
「たぶんをやめろ」
こうして、白煙のハルトの下に、三人の補佐見習いが加わった。
一人は、何も考えていないようで、壁をふた飛びで越える少年。
一人は、猫のように壁を駆け、危険の匂いを嗅ぎ分ける少女。
一人は、誰よりまともに書類を整え、誰よりまともに頭を抱える青年。
この時はまだ、誰も知らない。
彼らがのちに、王都ルヴェリアでこう呼ばれることを。
白煙三牙。
白煙の下に立つ、三つの新しい牙として。
あとがき
第4章「白煙と新しい牙」第3話でした。
補佐見習い試験、後半です。
今回は実務試験、面接、そして白煙の近くに立てるかを見る恐怖耐性試験でした。
ルーカスは身体能力と観察眼だけでなく、恐怖耐性まで異常。
シャノンは実務がかなり怪しいですが、現場能力と感覚は抜群。
ベルノは実務面では文句なしに優秀ですが、白煙の恐怖には膝をついてしまいました。
結果、首席ルーカス、二席シャノン、三席ベルノとして、三人とも補佐見習いに採用です。
まだ正式な補佐ではありませんが、ここからハルトの周りに新しい人材が増えていきます。
この三人が今後どう成長していくのか、そしてセリカの胃は無事なのか。
次回もよろしくお願いします。




