5話 お仕事の後は
昼寝をしたら気分が良くなり、遅めの昼ごはんを食べてから廊下のモップ掛けをしました。
うーん、これは今も変わらずにやらさせているんだよねー。まぁいいけど。
リズはお裁縫の部門でお仕事をしているので、今回は寂しく一人です。
なので、頑張ってお仕事を終わらせ、
外が暗くなる前にモップ掛けを済ませました。
「おつかれ様、マリー。モップ掛けをさせたら、貴方の右に出るものはいないわ」
「ありがとうございます! お疲れ様でしたー」
メイド長のメリッサさんに物凄く褒められました。やったです。
さて、お仕事が終わったので食堂に行きましょうか。
仕事が終わったらリズと食堂に集まると約束したので、急いでそちらの方に向かいました。
城の中を歩るいていると、廊下の置くからロアン王子の姿が見えました。
ロアン王子もこちらに気が付くと、手を軽く上げて微笑んでくれました。
私は周りに人がいないかを確認し、話しかけに行きました。
「ロアン、こんにちは」
「ああ、こんにちはマリー。今日も君は可愛いね」
ロアンにお世辞を言われ、いつものように返事をしました。
「もーだから恥ずかしいからやめてよー」
「ふふっ、君の困っている顔が面白いからつい冷やかしたくなるんだ」
「むっーなにそれー」
「じゃ、またな。書類が残っているから失礼するぞ」
そう言って廊下を歩いて行かれました。
ロアン王子とは初日以来こういう関係が続いています。
本当にあの人は何なんだろう?
何で私にだけあんなフレンドリーに接するのかな?
「おっと、いけない! 早く食堂に行かないと!」
少しだけ早めに歩き、急いで待ち合わせの場所に行きました。
「マリー遅いー」
「ご、ごめんね! リズ!」
やっぱりリズの方が早く待ち合わせしてました。
「ううん、私もさっき来たばかりだから大丈夫よ!」
「そうなの? ふふっ、良かったー」
リズといるとやっぱり楽しいですね。
この日の夜はペペロンチーノとオレンジジュースを注文し、二人で乾杯しました、
「今日もお仕事おつかれー。かんぱーい!」
「かんぱーい!」
夜ご飯を食べた私達は部屋に戻り、
少し寛いでからシャワーを浴びに行きました。
脱衣所でメイド服と下着を脱いでカゴの中に入れ、
シャワールームで汗を流しました。
「んー・・・気持ちがいいわ・・・」
やっぱりシャワーに入っている時間は至福ですね。
いつも通りに石鹸で身体を洗い、
シャンプーを付けて髪を洗おうとした時でした。
ドアが開き、リズが衣類を付けずにシャワールームに入って来ました。
「おじゃましますー」
「えっ!? リズ!!」
突然の出来事で少し驚いてしまいましたが、
リズは顔色一つも変えずにいつも通りでした。
「今日は私も早めに寝たいから、私もシャワー浴びに来たー」
「えー狭くない?」
「大丈夫、大丈夫ー。気にしないよ」
結局二人でシャワーを浴びる事になりました。
まぁ、偶にはこういうのをありかな?
先にシャワールームを出た私は新しい下着を身につけ、
いつもの白いネグリジェに着替えてからハーブティーを用意し、
ソファに座って寛ぎました。
シャワーを浴び終えたリズが私を見て、
「あー、マリーずるい! 私もハーブティー飲みたいー!!」
と言われたので私は応えました。
「リズの分も用意しているわよ」
「本当! やったー、さすがマリーだね!」
「でしょう?」
二人でソファの上に座り、寛ぎながらハーブティーを楽しみました。
二人で面白おかしい話をしていると時間はあっという間にすぎ、
寝る時間帯になったのでそれぞれのベッドに入って寝ました。
「おやすみ、リズ」
「うん。マリーもおやすみー」
今日も充実したメイド生活を送れました。




