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平凡なメイドの私が王子様に求婚されました  作者: つきはな ゆめ
番外編
18/23

ミリーナ様の恋愛事情

番外編4弾です!!

今回の主人公はミリーナちゃんです。

屋敷の庭で仲が良いメイド長のアズサさんとお茶会をしていました。


「はあ~・・・やだなー・・・」


当然のため息にアズサさんに心配され、話を掛けられました。


「どうしたのですか? ミリーナ様」

「んーちょっと鬱なのねー。私の悩み事を聞いてくれるかしら?」

「ええ、勿論です」


悩み事があると、一番信頼が出来るアズサさんに相談をしています。

私は深い溜息をしてから、話しました。


「アズサさんなら知ってると思うんだけど・・・

私、隣の国にいるロアン王子と婚約の約束があるでしょう? それが嫌で・・・」

「あーそうでしたね。 ですが、ミリーナ様の立場だと仕方がないと思います」

「だよねー・・・はぁ~、なんでロアン王子なのよ・・・

私は兄の方ではなく、弟のアランさんと婚約したいのに・・・」


そう呟くと、アズサさんが驚いた目で私を見ていました。


「えっ? 今何と仰いました?」


尋ねられたので、私はもう一度言いました。


「アランさんと婚約したいって言ったのよ」

「何で弟さんの方と?」


アズサさんは不思議そうに頭を傾げていたので、私は語りました。


「だってロアン王子よりもアランさんの方が可愛いじゃない!

ロアン王子は釣り目だけど、弟さんの方が目がパッチリとして可愛いもん!

私、一年前に開いた舞踏会で逢ってから恋をしてしまったのよ。

可愛らしい男性って頬っておけないといいますか守ってあげたいといいますか、

母性本能が疼くと言いますか、もう一目惚れだわ」


こんなに早口なミリーナ様を見たのは初めてなので驚きましたが、

よっぽど好きなんですね。

確かにそんなに好きな人がいるのであれば、

好きでもない方と結婚するのは嫌ですよね。


ミリーナ様の願いが届くといいのですが・・・そう思ってしまいました。

そんな事を考えた日の翌日の事でした。


神様のいたずらなのか分かりませんが、ミリーナ様にとっては朗報が流れてきました。


◯


私が清掃道具の確認をしようと思って廊下を歩いていると、偶々ミリーナ様と会って嬉しそうに話しをされました。


「アズサさん。聴いて下さい!

今日、ロアン王子に結婚を破棄されてたわ!! 良かったわ!!」

「・・・え?」


結婚を破棄された? 聞き間違いかなと思いましたが、間違いではありませんでした。


それだけでも驚いたのですがロアン王子が身分を破棄し、

王子を辞めて弟のアランさんが代わりに王子を務める事になったみたいなんです。


えーと、それはどういう状況なんですかね?


普通でしたらうちの国の王様と王女もカンカンに怒りそうですが、

ミリーナ様の想いをご両親は知っていたので、

「弟さんが王子になったのか・・・まぁ、問題ないか」と言い、

2人の婚約の話が進んでるみたいです。


「あん! アランさんにどのような恋文を書けばいいのかしら・・・

んー想像しただけで恥ずかしくなってしまうわ」


それはまるで、ミリーナ様が子供みたいに嬉しそうに私に話してくれたので、

私も心から祝福をしてあげる事が出来ました。

また、新たにお話を投稿するかもしれません。

その時はよろしくお願いします!

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