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43話 庶子の専属侍女は傭兵隊長の娘

 魔力紋の検査によって、レオディーナとアルベルトの血縁はつつがなく確認された。これで、彼女は伯爵家の隠し子(私生児)から正式な庶子になったわけだ。

 普通なら庶子はそれほど高い身分ではない。扱いは家によって変わり、使用人の子と同様に扱われることも多い。

 前オルフェ伯爵のクラハドールの少年時代や、トーラスの親やサイラスの祖父母がそうだ。


 逆に、嫡子やそれに準ずる待遇で育てられる場合もある。その場合は家を継ぐ権利は認められないものの、家名を名乗ることを許可される。専属の使用人を付け高い教育を施し、令嬢令息同様にデビュタントもさせる。

 多くの場合は政略結婚に使うための付加価値をつけるため、もしくは庶子本人が優秀かだ。


(そう考えると、あたしって恵まれてるなー)

 レオディーナは自分が後者であるのに加え、アルベルトからの愛情があるのを疑っていない。

 目指している王立学園への入学も、ただの平民よりは庶子の方がずっと叶いやすいそうだ。


(デビュタントは予想外だったけど)

 来年を予定している異母姉ルナリアのデビュタント。レオディーナもそれに協力するつもりだった。

 王立学園入学後に、そして貴族を顧客にする魔道士として必要な教養として、彼女はマナーやダンスの授業に取り組んでいた。それを活かして異母姉の助けとなるのだ。


 しかし、自分自身もデビュタントすることになるとは想定外である。

 この国の庶子の扱いを聞いて、「なんだ、貴族令嬢になる訳じゃないのか」と思ったら、「結局貴族令嬢と同じ立場になるの!?」と驚くことになった。


「本日よりレオディーナお嬢様付きの侍女になりました、ロミリアと申します。よろしくお願いいたします」

 さらに、専任の侍女はやり過ぎではないだろうか?


「あたしの? お義姉様やママのじゃなくて?」

「レオディーナお嬢様の、です。まだ成人していないので、正確には侍女見習いですが」

 空耳かと思って聞き返すレオディーナに、彼女より一つか二つ年上の少女はそう繰り返した。


 しかし、疑問はある。人手不足で新しい侍女を雇うにしても、跡取り娘のルナリアや後妻とはいえ伯爵夫人のナタリーの方を優先するべきでは? そう思ったのが顔に出ていたのだろう。ロミリアを紹介したアルベルトが口を開いた。


「ルナリアやナタリー付きの侍女は、他の職種の使用人同様に募集中だ。当てがあるから、今年中には揃うだろう。ただ、ロミリアは去年からディーナ付きになる予定だった。今年になって色々あったが、本人の意志と適性からも適任だ」

「去年、父の目と脚を治していただいてからお嬢様の侍女になるために勉学に励んでおりました」

「父って、トーラスさん!?」


 なんと、目の前の黒髪の美少女はトーラスの娘だった。改めて彼女を見るが、父親の面影は全く感じない。しいて言うなら、長身であることぐらいだろうか。


「はい、傭兵のトーラスの娘です。去年の春までピッタリア商会に雇われた傭兵団の見習いで、将来は傭兵になるしかないかと思っていました」

「恩義を感じてくれるのは嬉しいけど、あたしの立場ってお義姉さまがカルナス様と結婚するまでよ」


 庶子の扱いは当主次第。その当主の座がアルベルトからカルナスに引き継がれたら、レオディーナはオルフェ伯爵家の姓を名乗れなくなるかもしれない。少なくとも、侍女を雇える立場ではなくなるだろう。

それにトーラスの目と脚を治した代金は、釣り合う額かは別だが貰っている。


「それで十分です。お嬢様がただの平民になったとしても、有望な魔道士の専属なら下手な騎士様より稼げます。傭兵の方がより稼げるかもしれませんが、そんな荒んだ生活は御免です」

 恩義を感じられても気後れする。そんなレオディーナの胸の内を読み取ったロミリアは、現実的な利益と彼女自身の都合を説明した。


「それに、ロミリアならディーナが魔力の偏在地に行くときも護衛を果たせる。同性だから、サイラスに任せられないことも出来る。将来学院に入学したときにも連れていけるぞ」

「なるほど。サイラスさんの負担軽減にもなるのね。それに森の奥に行くときにも……よろしくお願いね、ロミリアさん……ロミリア」

「はい、よろしくお願いします、レオディーナお嬢様」


 こうしてレオディーナには専属の侍女が付くこととなった。


「でも部屋はどうするの? あたしとお義姉さまと同じでいい?」

「隣のお屋敷の使用人用の部屋がもう使えるそうなので、そこから通います」

 侍女が付いた途端、レオディーナの生活や言動が貴族のご令嬢らしいものに切り替わるという訳ではない。やはり、生活しているのが屋敷ではなく、今までと同じ家であるのが大きい。


 そうして対面を終えたレオディーナの姿は、家のキッチンにあった。

「ジャガイモの皮むき用の魔法があるなんて、生活魔法って面白いわね」

「唱える者は少ないのがね。ナイフ一本あれば出来ることを、態々魔力を消費してまでする魔道士は滅多にいない。私も、ルナリア嬢への練習でなければ教えようとは思わなかった」

「なかなか難しいです。皮が厚くなってしまって……」


 食事の下準備を、魔法の練習がてら手伝うオルフェ伯爵家の女性陣。

「どうすれば皆のように薄く剝けるでしょうか?」

「私の場合は慣れだが……」

「一度ナイフで剝いてみたらイメージを掴めるかもしれないわ。やってみる?」

「は、はいっ! やってみたいです」

 ナタリーの提案に、やや躊躇ったが好奇心から頷くルナリア。


「ちょっと待ってお義姉さま、弱いけど防御魔法かけるから。これで痛みは感じるけど、怪我はしないわ」

「ルナリアお嬢様、ナイフはこのように持ってください。ナイフの刃を指に向けないよう気を付けて、芋を転がすように」


 なお、アルベルト達と新規に雇う使用人の面接に同席していたライオットとケイティは、夕食に出たシチューの具の皮をルナリアも剥いたと知って絶句していた。


 勉強では、ルナリアを加えた三人で授業を受ける。マナーやダンスではルナリアが二人について行くが、それ以外ではすぐに追いつき、数学に至っては家庭教師が驚くほどの知識を見せた。

「お義姉さま、本当にすごいわ。『想起』の魔法を使ってないのに、全部覚えてる」

「暗記は得意なの。数学も、お仕事に必要だったから。お母様も褒めてくれたわ。でも体を動かすのは苦手だし、指も不器用みたい」

「そこは慣れよ。私達も慣れで上手くなっただけだもの」


 勉強と仕事漬けの生活に耐えられただけあってルナリアの頭はとても良く、レオディーナにとってもいい刺激になっていた。


 ただ魔法ではやや苦戦していた。そのためルナリアとナタリーがバンクレットの授業を受けている間、レオディーナは自由研究に取り組んでいる。

「ジャガイモの皮むき魔法って、正確には『根菜の皮むき』専用の魔法なのね。ニンジンやダイコンの皮は剥けても、リンゴの皮は剥けない」

「剝いているように見えますが?」


 魔法で皮を剥いたリンゴを切り分けて、レオディーナは指摘したロミリアに答えた。

「これはあたしがアレンジした、『皮剥き』の魔法。バンクレット先生に教わった、『根菜の皮むき』の魔法式の、対象を限定する部分を弄ったから果物にも使えるの」


「弄ったということは、もしかして生き物にもかけられるようになったんですか?」

「なってないわよ。対象を限定する魔法式は弄ったけど、それでもこの魔法の対象は植物だけ。動物は無理よ。多分、魔物化した植物もダメだと思う」


「対象を限定する魔法式を弄ったのにですか?」

「うん。例えると、水を操る魔法を弄って油を操る魔法にすることは出来ても、砂を操る魔法には出来ないみたいな感じ?」

「なるほど?」


 魔法とはそんな物なのかと、雑な理解を示すロミリア。

「って、言うかロミリアも魔法を使えるんじゃないの?」

「使えます。私も父と同じくらいの魔力がありますから。ですが、使えるだけです」

 魔法の素質は遺伝する。そのためロミリアもトーラスのようにいくつか魔法が使えるが、専門知識を持ち合わせているかは別の話だ。


「私は教わった通り呪文を唱え、魔法式を描けるだけです。お嬢様のようにアレンジや、自ら編み出すことは出来ません。

 例えるならそうですね……暗記した通り歌を歌えても、作詞作曲は出来ないと言えば、分かりますか?」

「なるほど」


ロミリアの説明に納得したレオディーナは、説明を続けた。

「対象限定って、魔法では効率化だけじゃなくて必要魔力の軽減効果もあるの。この魔法だと、果物に対象を広げただけで、難易度と魔力の消費量が生活魔法の枠から余裕ではみ出ちゃうのよ。

 果物だけでこれなのに、対象限定を完全に取っ払って人間……生き物にもかけられるようにしたら、難易度と必要魔力量の割に、威力の低い攻撃魔法になっちゃうわ。だからやらない」


 そのまま放てば猛牛も消し飛ばせる魔力を使い、神経をすり減らしながら生き物の生皮を剥ぐ。攻撃魔法としても普通に非効率だ。


「何より怖いよ。生きたまま皮を剥ぐって拷問じゃない」

「それは良かったです。出来ると言われたら、奥様とギュスタン様に報告しなければならないところでした」

「そっか。ロミリアってお目付け役も兼ねてるのね。……じゃあ、止められるまでは安心して研究出来るわね!」

 ブレーキ役がいるなら、ブレーキをかけられるまでは無茶じゃない。そんなことを言い出した主人に、ロミリアは軽く眩暈を覚えた。


「お嬢様、信頼してくださるのは光栄ですが私も十二の子供であることをお忘れなく」

「は~い。まあ、攻撃魔法とか禁術指定されている魔法にはまだ手を出さないから安心してよ」

「まだ?」

「うん、まだ。許可を取ったらね」

 魔道士ギルドの禁術指定は、半分以上は許可があれば使用や研究が許される。


「とりあえず、魚のウロコとか絞めた鶏の羽毛とか、そうした物専用の魔法なら割とすぐ作れそう。今度、メアリーに魚や鶏の処理の仕方を教わって、やってみましょう。

 あっ、でも生活魔法にもうあるかも。バンクレット先生に聞いておけばよかった。いや、ピーラーやウロコ取り器があればそもそも必要ないかな?」


 しかし、レオディーナはこの世界に転生してから、ピーラーを見たことがなかった。ウロコ取り器もだ。この家だけでなく、オルフェ伯爵家の厨房にもなかった。皆、包丁やナイフで皮を剥き、鱗を取っていた。

 もしかして、この世界にはまだ存在しないのだろうか? いや、単に自分がまだ見ていないだけかもしれない。特に、ウロコ取り器は漁村や港町の飲食店にならあるのかも。

 これもその内、覚えていたら確認してみよう。


「ともかく、そろそろ予定を消化しましょうか」

 ロミリアに手伝ってもらい、剥いた野菜やリンゴを塩や砂糖に漬けていく。そしてそれぞれ魔法を唱える。

「これで漬物やお酒になっていたら成功。失敗したら、また魔法式を変えてやり直し。

 結果が出るまでの間に、果樹のとぐろ巻き栽培も試してみよう」


「木にとぐろを巻かせるのですか?」

「うん、背の高い木を天井のある地下でも栽培できるようにしたいのよ」

 カルナスの執事ワイアットの質問から思いついたアイディアを、レオディーナはこの地下室で試そうとしていた。


「ロミリアはどう思う?」

「私としては、そもそも地下室で木が育てられること自体が驚きです」

 地面には土が敷かれ、花や作物、そして低木がすくすくと育っている。しかし、程良い晴れの日のように輝いているのは天井で、風は魔法で空気を循環させて起こしている。

 ふとすると、ここが屋内であることを忘れそうだ。


「しいて言うなら、木を曲げるのではなく、全体的に小さく剪定するのではダメなのですか?」

 富裕層の庭園では、庭師が樹木の大きさを調整するために剪定している。

「なるほど。そっちも試してみましょう。品種改良して低木化できれば、観賞用の需要があるかも」


「品種改良? 剪定ではなく?」

「うん、剪定の生活魔法はもう作ってあるから」

 ちゃんと対象を植物に絞った魔法式を使っているので、攻撃魔法ではない。


「では、論文に纏められてはどうですか? ギュスタン様が勧めていたはずですよ」

「論文かぁ……ううん、読むのは好きだけど書くのは難しそうなんだよね」

 身分が伯爵の隠し子から晴れて庶子になったので、ギルドに論文を提出し研究成果を報告することが可能になった。もちろん、回復魔法等の目立ち過ぎる成果は止められているが、生活魔法の開発なら問題ない。


 しかし、魔法式を描くのと文章を書くのでは色々違うのだ。


「習うより慣れよという言葉があります。私も、型の稽古以外は全て実戦形式で修めてきました。とりあえず書いてみて、ギュスタン様に意見を伺ってみてはいかがですか?」

「んー、そうね。魔道士になるなら避けては通れないし、代わりに論文を書いてくれる魔法を開発するよりは楽だろうし」

「お嬢様はよくぶっ飛んだ……突拍子もないことを言い出しますね」

「まあねー」


 だが、論文の制作よりもレオディーナが苦戦しているのが、ギルバートへの手紙だった。

「便箋が言い訳だけで埋まっちゃう……もう一言『ゴメン!』って書いて終わらせようかな」

「ディーナ、それじゃあ何も伝わらないわ。後ろめたくても頑張って!」

「うん……そうだ、便箋に魔法を付与して手紙を開いたらあたしの姿が投影されるようにするのは? そして、『こういう事でした、ごめんなさい』って」


「ディーナ、それが可能なら凄いけど、誠意が足りないと思うの」

「お嬢様、そんな事をしたら魔力を検知されて不審物扱いされるかもしれませんよ」







 ロミリアにとって、レオディーナの侍女見習いになるのは人生の転機であり、渡り船だった。

 思い出すのは約二年前、ロミリアが十歳の頃。


「ロミリアなら腕利きの傭兵になれますよ」

「サイラス兄さん、私は傭兵になんかなりたくない」

 傭兵団の中で比較的歳の近い、兄代わりのサイラスの言葉にロミリアはため息を吐いた。

 親父は好きだ。誇りに思っている。体を動かすのも、剣も槍も好きだ。馬も弓矢も、自分に向いているとも思う。魔法も不得意じゃない。


 だから子供の内から傭兵団に出入りして、大人から色々と教わっている。今も、サイラスに訓練を見てもらっていた。

 しかし、傭兵になるのは気が進まなかった。


「重たい防具を付けて、血と泥と埃に塗れる毎日なんて絶対に嫌」

 今はまだいい。戦争もなく、雇用主も馴染みのピッタリア商会だ。無体なことは言われないし、主な仕事は警備でやる事は主に賊や獣への警戒。実際に戦うのは、命のやり取りをするのは年に何度かだけで済んでいる。


 しかし、戦争が起きたらそうはいかない。


「まあ、気持ちは分かりますけど、稼げますよ?」

「稼げても嫌なものは嫌なの」

「じゃあ、勉強してピッタリア商会で事務員でもします?」

「……それもちょっと」

 事務員の仕事は気乗りしない。一日中事務所で書類仕事をする毎日を、何年も続けている自分が想像できない。かといって、商売に向いているとも思えない。


「なら、適当な旦那に嫁入りとか。ロミリアなら、あと五年もすればたいていの男は誑し込める器量になると思いますよ。愛想さえあれば」

「兄さん、親父に言いつけるよ」

「それだけは勘弁してください、お嬢様」


 軽口を兄貴分と叩き合った後、頬杖をついて本音を零す。

「普段は危険の無いほどよく体を動かす仕事で、時々冒険に出て獣や魔物を狩るような、そんな職場があればいいのに。上司と気が合って稼げれば最高」

「そんな職場があったら俺が転職してますよ」


 将来について悩めるだけ幸運で、これは才能に恵まれ選択肢があるが故の贅沢なモラトリアム期間。


 それから約一年後だった。

「ロミリア! 使用人をやらないか!? って、おいおい身構えるな!」

「……本物の親父?」

 隻眼のはずの父が、両の瞳を輝かせて帰って来たのだ。何者かの変装を疑い、反射的に身構えるロミリア。


「本物だ。おい、皆も言ってやれ」

「ああ、この人は本物のトーラス隊長だぜ。回復魔法で治してもらったんだよ」

「俺も驚いたけど、本人だ。賭けても良いぜ」

 同じ傭兵団の部下達の言葉に、驚きながらも構えを解くロミリア。信じ難い話だが、トーラスを含めて三人も本物そっくりな偽者を用意するのは現実的ではない。


「使用人ってどういうこと? オルフェ伯爵家に潜り込んで、跡取り娘を監視しろって?」

「いや、そっちじゃない。アルベルトの旦那は知ってるな? 旦那の隠し子のお嬢さんがいるんだが、そのお付きにならないか?」

 隠し子の使用人。そんな提案をするということは――。


「親父の目を治したのはその隠し子の親、旦那の愛人ってこと?」

 回復魔法で潰れた目を治せるなんて、聖女か大魔道士ぐらいだ。施術どころか、会うだけで大金が必要になる相手だ。

 そんな回復魔法の使い手が、入り婿伯爵の愛人なんて信じ難い。だが、現実に父の目は治っている。現実は認めなければ。


「いや、隠し子のお嬢さん本人だ」

「そっち? お嬢さんって何歳?」

「お前より二つ年下だ」

「聖女を遣わすなら、神様も生まれるところを選べばいいのに」


 しかし、現実はロミリアの想定を超えていた。


「余り失礼なことを言うなよ。愛人、奥様の方も良い方だ」

「それに、お嬢がやんごとなきお方の元に生まれになっていたら、俺達なんかじゃ関われねぇぜ」

「それもそうね。それで、どんな子なの?」


「頭は良くて素直で快活、優しくてぶっ飛んだことをなさる。そして魔法が大好きで、魔物の住処にも興味をお持ちだ。

 だから魔力の偏在地にお供出来る腕利きで、出来れば同性の使用人がいる」

「分かった。サイラス兄さんが女装する前に、私がそのお嬢さんの使用人になる」


 まさに望んでいた就職先だと、ロミリアは飛びついた。


「よしっ! パウルさんに話は付けてある。あのお嬢は、どうせ将来は大成するからお前もただのメイドじゃ足りねぇ。侍女になるつもりで勉強しろ!」

「メイドより難しそう。でもやるわ」


 こうしてロミリアはパウルの紹介で侍女になるための勉強に励んだ。荒っぽかった言動を改め、教養を深め、社交界でも供が出来るようマナーも修める。

 さらに、並行して腕を磨く訓練も続ける。剣や槍よりナイフや格闘術に重きを置き、馬の扱いを覚え。魔法の研鑽も積む。


 そろそろ形になって来たと思った頃にお嬢の立場が変わったが、父の勧め通り最初から侍女を目指していたお陰で問題無し。


 こうしてロミリアはアルベルトの先妻との一人娘の監視役ではなく、その異母妹の侍女になったのだった。


もし面白いなと思っていただけたら、ブクマや評価、いいねで応援していただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。
















誤字報告ありがとうございます。

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ダンジョンマスターに成れそう
ピーラーって用途が狭くて言うほど便利じゃないし慣れた人が包丁やナイフを使うより絶対厚剝きになるから時代がかなり進まないと需要がないかと
皮剥き魔法の話がいきなり生皮剥がせるかってなって引いた〜 発想が怖いからw
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