確認しようそうしよう
「知らない天井だ…」
言ってみたは良いがこりゃ恥ずかしい
何年もサラリーマン人生を過ごしていれば、知らない天井見上げながら起きるなんて日常茶飯事…
とまでは言わないが
滅多に無いというほどでもない
深酒の末どっかの空家で目が覚めたこともあるし
睡眠不足のまま車の運転しちゃって派手な事故
そのまま病室で起きたことだってある
まぁ、そんな話はどうでもいい
現状俺は微妙に硬くて寝心地のあまりよろしくないベットで寝ているようなのだが
その俺に上半身を預けて寝こけている美女?
鼻からちょうちんが出ているが
美女には違いない
男だという可能性も無きにしも非ずではあるが
この際美女だということにしておこう
というか、鼻ちょうちんとか初めて見た
しみじみとその鼻ちょうちん美女を眺めていると
「ふがっ!」
情けない第一声とともに美女が起き上がる
「付添のつもりが寝こけてしまうとは!このメリアイーダ・フォン・ポルチオ一生の不覚!」
「状況報告及び自己紹介どうもありがとう」
「ゴトウ殿!無事でありましたか!吾輩心配しましたぞ~!」
そう言って、鼻ちょうちん美女は泣きながら俺にしがみつく
起きぬけによくもこれだけ騒ぐわ泣くわ鼻水すするわと逆に関心した
小一時間ほど泣き続けた鼻ちょうちんの背中を擦っていると
ようやく泣き止んでくれたようだ
シーツで鼻をかむ姿に辟易しながら
俺は現状の把握に努めることにした




